あおいろ濃縮還元

虎視眈々、日々のあれこれ

2019-01-01から1年間の記事一覧

2019年総集編

2019年に読んだ本・観た映画・行ったライブをまとめました。毎年1月1日からブログの下書き欄にちまちま書き始めるこの総括、今年で3年目です。では。 2018年→(2018年総集編 - あおいろ濃縮還元) 2017年→(明けまして、2018 - あおいろ濃縮還元) 【本】→45…

2019年ベスト5トラック

私的・2019年リリースされた楽曲ベスト5を発表します。笑っちゃうぐらい偏りがすごいんだけど、一興ということで。 なんも関係ない写真 5位 イマジネーション/フレデリック 性感帯直撃イントロを聴いてくれ。いままでのフレデリックでは聴いたことがないひ…

はちみつゆずと納豆焼酎

バイト終わり、バスが来るまでのあいだ、キオスクはもう閉まっているので駅の自販機でホットはちみつゆずを買う。パッケージが和風だからしばらく気づかなかったけれど、ミニッツメイドらしい。道理で美味しい。タイムラインを眺めながら半分ほど大切に飲ん…

VISION編

11月16日、フレデリックを観た。観た、というより、目撃してしまったというニュアンスのほうが近いかもしれない。あの公演を目の当たりにしてから1ヶ月近くが経ったいまでも、私はあのとき何を見せられたのだろうと怖くなる。暴力的で鮮烈な夢を、みていた気…

ボロボロと涙が止まらないのは

右手にボイガルのフライヤー、左手にカイロを握り締めてライブハウスから駅までの道を歩く。来場特典でもらったポスターカレンダーの先っぽがビニールから飛び出していた。熱いライブの余韻で寒さなんて気にならない、と言いたいところだけど、氷点下の北海…

机上に踊る

グラスのなかの梅と目が合う。比喩でもなんでもなく、ソーダの底に沈めた酒浸しの梅と目が合う。梅酒ソーダと筆の捗る、夜でも朝でもない気だるい時間。そんな時間に学問がことさら捗るのはタイムラインが動かないからだと性根の腐ったツイ廃は思う。モダニ…

とりあえず

気付け代わりに啜るコーヒーの湯気が眼鏡のレンズを曇らせて、普段から眼鏡のひとは大変だろうなと思う。卒論を書くときだけ、ブルーライトカットする眼鏡を掛けるようにしている。目の疲れ具合がすこしは違う気がする。一生裸眼でいるためにPC眼鏡を掛ける…

人伝いに、あまり関わったことのない後輩が私のことを尊敬しているのだと聞いた。生き方に感銘を受けているのだと言ってくれていたらしいその子のほうが、圧倒的に格好良く生きていると私は思うのだけれど(高校生のうちからあちこち留学に飛び回るようなア…

作品まとめ

レビューや小説など、ブログ以外のところに掲載された作品を一挙にまとめます。 随時更新していくのでお楽しみに。 【目次】 「スーパースターになっても ーback numberの東名阪ドームツアーに寄せて」(2017/12/20) 「ミッドナイトグライダー」(2019/6/10…

ミトコンドリア

親友を久々に部屋に呼んだ。家は近いのに、大学生になるとじゃあ実家で遊ぼうかという話にはあまりならなくなる。高校生のころは学校帰りにそのまま招いて、親友の門限ギリギリまで遊んでいたことを思い出した。 旅行の計画を練ったり、スピッツのバンド名の…

長いトンネルを抜けて

ハンブレッダーズを観たいがために行った4バンド合同のイベント。結局彼らのステージしか観なかったのだけど、あの泥臭く煌めく40分にだって2500円のチケット代じゃ安すぎた。 HTB主催の夢チカライブvol.140。140回も続いてきたこのライブイベントは、12月に…

脇役たちに最大級の

UNISON SQUARE GARDENがどうしようもなく好きだな、と最高だったライブの余韻を握りしめながら思う。「来年もどうせツアーやるだろうし」って何気なく言ってくれたひとことがどれだけの灯りになりうるかなんて、あなたたちは知らなくていい。ただステージ上…

レッサーパンダじゃない

私じゃなきゃダメ、じゃなきゃヤダ。誰にでも紡げる量産型の言葉なら私じゃなくて工場ででも作っちゃえばいい、誰でもいいからとりあえず私の手を掴んだのなら今すぐ振りほどいて他を当たってくれ、オンリーワンもナンバーワンもどっちも欲しいからまた脳味…

ブレンドホット

「コーヒーを美味しく飲めるようになったら大人」なんて昔は思っていたけど、「コーヒーを純粋に楽しむためでなく、時間潰しのために頼むようになったら大人」なのではないかと大人に差し掛かったいまは思う。そんなことを言っているいまだって、クリスピー…

邂逅譚

初対面は雷門、お互いの顔も知らなかった。 北海道とは違い、東京はそこかしこで金木犀の香りがする。用事を済ませた私は都営浅草線に飛び乗った。少し暑いのも気にならなかった。知り合って半年ほども経つフォロワーにようやく会えるのだ。便宜上フォロワー…

終日どこにも出掛ける予定がなかったので朝っぱらから餃子を食べた。柚子胡椒もつけた。課題図書に飽きたら小説を読んで、それにも飽きるとノートをつくって、またまた飽きのサイクルがくると小説を読んだ。普段聴かない音楽を取り込みたいと思ってサカナク…

ローリング

クラフトボスの甘いほうとイヤホンから流れるTHE BOYS&GIRLSをお供にしてキーボードをひたすら叩く、生まれてこのかた視力は良いけれどブルーライトをカットする丸眼鏡を掛けているから、たまに画面にオーガニックとチルミュージックを好んでいそうな女が映…

UMIMOYASU in 仙台 ~後編~

フレデリックがゲストにキュウソネコカミを迎えた対バン「UMIMOYASU」in 仙台。 (前編、キュウソのレポはこちら→UMIMOYASU in 仙台 ~前編~ - あおいろ濃縮還元) キュウソの出番が終わるとあっという間に楽器が撤収され、フレデリックの機材が続々設置さ…

UMIMOYASU in 仙台 ~前編~

10月18日、フレデリックとキュウソネコカミを観た。 SEASON3にあたる今回の対バンツアー「UMIMOYASU編」、仙台のゲストはキュウソネコカミ。 ちなみに「UMIMOYASU」とは「海燃やす」のローマ字読みで「海を燃やす、っていう有り得ない事を現実に変えるイベン…

果肉

果肉という言葉の響き、なんだか艶っぽいなあと、苺がふんだんに入ったアイスを食べながら思う。ところでアイスって最初は美味しくて有難いけど、中盤からもうただ平らげる作業として無心で口に運んでしまうというか、早々に賢者タイム来ないですか。しょう…

#フレデリックVISION

フレデリックのニューEP 「VISION」。 3曲に加え、アコースティックバージョンのライブ音源2曲(初回盤は+ライブ音源1曲)と、フレデリックの良さをこれでもかといろんな角度から魅せてくるCDの良さを、140字では語り尽くせないからこうして書こうと思う。 と…

墨、無尽蔵

自分で書いておきながらこの文章は自分のものではないというかよそいきの顔をしているな、と思いながらそのまま提出したらまんまと見抜かれて、「使い古された言葉じゃなくて、もっと砕いたあなたの言葉で読みたい」 と言われたときの、目の覚めるような衝撃。…

温度

朝、寝ぼけまなこで止めたアラーム、枕元に外れて落ちたホットアイマスク、窓を開けると案外寒くて着ようと思っていたワンピースはベンチに降格、今季初めて袖を通した薄手のリブニット、引いた口紅からはバニラの香りがして、外の空気はすっかり秋だけれど…

サバイブホームランツアー

10/4、Zepp SapporoにてMy Hair is Badを観た。 ※言い回しなどは私の記憶に基づくため、正確ではないのでご了承ください。 【セットリスト】 君が海 青 グッバイ・マイマリー 虜 浮気のとなりで ドラマみたいだ 彼氏として 観覧車 戦争を知らない大人たち 化…

5

本日、フレデリックがメジャーデビュー5周年を迎えた。5年。生まれたばかりの子どもが歩くことを覚え、言葉を覚え、物心も淡い恋心をも覚えるようになるぐらいの月日である、5年というのは。 大好きでたまらない彼らのことを、5年なんて言わずこれからも愛し…

無敵

ライブのあとにラーメン屋へ行く、というのを、ずっとやってみたかったわりに初めて遂行した。ライブの感想を語り合うのもそこそこに啜った熱い味噌ラーメンと、ずしりとのしかかる満腹感がなんだか心地よかった。心も腹も満たされているとこんなにも無敵な…

歌詞で白飯が食える曲・5選

音楽を聴くとき、私はメロディーや声より、歌詞をなにより重視する。 個人的に 「この曲の歌詞カードを眺めるだけで白飯何杯でもいけちゃう」 という曲を5つ(厳密には6曲)集めました。 「ワンドリンク別」 マカロニえんぴつ 「エイプリル」 mol-74 「西藤公園」 ba…

いつか清流

お察しのとおり私は自分の紡ぐ言葉が大好きでしょうがないんだけど、それと同時にどうしようもなく納得がいかない。魔法みたいなフレーズを仕込めたって何千の言葉の濁流のまえでは打ち砕かれるだけだ。こんなんじゃ全然足りない、からっぽの盆地をまばゆい…

フレームアウト

昨日はちょっと嫌な酔い方をした。疲労が抜け切っていなかったせいか、大して飲んでもいないアルコールが知らぬ間に駆け巡って、立ち上がったときに視界が白く歪んだ。あ、これはまずい、と一面フラッシュを焚かれたような世界を見ながら思った。冷静に対処…

ライジングサン2019 ⑦

1:30、フレデリック。 本来0時スタートのはずが、タイムテーブル変更によりさらに深夜へ。UVERworldの真裏になってしまったけれど、逆境すら演出に変える、よりディープな夜のフレデリックを観られる期待に胸は高鳴った。 マイヘアを途中離脱し、ROTTENGRAFF…