あおいろ濃縮還元

虎視眈々、日々のあれこれ

雑記

青いストロー

私にとっては大きな仕事の区切りがようやくついて、ご褒美にコメダへ行くことにする。このところ、仕事中はパソコンにかぶりつき、帰ってからは22時に寝支度を終えられるように計画的に家事をこなす日々で、充実はしても疲れは溜まる一方であった。私は自分…

引力

うわっ、この人、私のこと好きになりそう。 今の彼氏と初めて会った瞬間、ほんとうにそう思った。「私、この人のこと好きになるかも♡」ではなくて。「この人みたいな系列の顔の男、大抵私のこと好きになるんだよな……」と一ミリも好かれてないのにげんなりす…

大雨のあとで

川が程近いせいか、大雨が降ったあとの街は、駅に着いた瞬間から硫黄のような匂いがした。電車で数駅のこの街へは数ヶ月に一度、婦人科へ漢方薬をもらいに行くときだけ降り立つ。私の住んでいるところよりもほんの少しだけ栄えていて、道行く高校生も心なし…

赤い糸

バチェロレッテ2にハマっている。見る前は、1があまりにも良すぎたから2はどうかなーとか散々言っていたけど、1は殿堂入りしたものとしてもう旅番組として見ようと思った。そうしたらまんまとこの有り様である。バチェロレッテは、男同士の友情が見れるから…

死んでもいいと思いながら踊った

踊るつもりはなかった。6月29日、代々木第一体育館、大好きなバンドのライブ。最高気温は41度にものぼるという暴力的な猛暑にくわえて、花粉症とPMSであんまり体調も万全じゃない。そろそろ無茶がまかり通る年齢でもない。徹夜明けでモッシュピットに突っ込…

甘い水

充実した休日を過ごした。31日お試し加入しているU-NEXTで、ずっと気になっていた「レディバード」を観る。私はこういう、ナード系主人公のティーンものが大好き。背伸びして煙草を吸ってみたり、初めての恋人に浮かれまくって痛い目を見てしまったり、パー…

天津飯の夢を見ない

サービス業なので、世間でいうゴールデンウィークは連休がひとつもなかった。代わりに平日のライブに難なく行けるからそれはいいんだけど、遠方から来てゴールデンウィークを満喫しているお客さんたちを毎日毎日相手にしていると、私もどこか出掛けたくなっ…

萌芽

この間ゴッホ展に行った。そこでずっと見てみたかった「ジャガイモを食べる人々」を鑑賞した。自ら育てて収穫したジャガイモを食べている農民たちの絵。すばらしい作品ができたとゴッホは大歓喜したが、画家のラッパルトはリアリティに乏しい描写やひたすら…

Good night

様々な体調不良に耐え抜いているご褒美に5000円のファンデーションを買うつもりだったけど、その代わりにずっとほしかった3000円のリップと、2000円の募金をすることにした。私とそう歳の変わらない女性たちですら銃を手にし、火炎瓶を作っているというのに…

交わらない街

10年も前に片想いをしていた初恋の人が夢に出てきた。真剣な将来の話を彼氏としたちょうどその夜に。 中学2年生の、宿泊研修に行ったときとまったく同じ班構成だった。私と、初恋の人と、私の恋路をやかましく冷やかしていた女友達と、あと男子ふたり。ダサ…

上々

最推しのライブを諦め、別の推しのチケットにあっけなく落選し、いじけて買ったスカルプブラシとパクチー栽培キットが届いた。 スカルプブラシは今流行っているukaのものと迷った末にETVOSにした。ukaはバリカタやソフトめなものなど硬さや色が選べ、ETVOSは…

ふやけた落花生

季節の行事を祝うのって大事だからと彼氏がスーパーの恵方巻きを予約してくれたのだけど、節分を2月2日だと勘違いしていたらしく、予約客で全く賑わっていないサービスカウンターにて悠々と受け取ったのが昨日のこと。ついでに落花生も買った。北海道の節分…

雪のち晴れ

休日、食洗機のまわる水音をぼんやり聞いている。あとで洗濯機もまわして職場で重宝しているブランケットも洗ってあげるつもり。昨日は4時間睡眠のせいでパフォーマンスが最悪だった。今日はゴミ出しをしてミニクロワッサンをかじったあと昼まで二度寝をし、…

からだを改造している

からだを改造している。整形だとかゴリゴリのボディービルドとかではない。具体的にいうと、①生理、②肌 のふたつを改善している。けっこう長々と赤裸々に書く。 ① 生理について 特にPMSが重く、診断こそされていないけどむしろPMDDに近かったと思う。長けれ…

月明かり一筋

会場の外ではなぜかイルミネーションが煌々と灯っている。綺麗だと思う感情に、逸る気持ちが遥かに勝って、素通りして入場列に加わる。ライブを観るのは8ヶ月ぶりだった。去年の5月、ユニゾンを観にきたのと同じ会場にまた彼らを目撃しに来た。ライブに行く…

瑞々しいルビー

果物を綺麗に剥いて食べさせてあげたい、と思うことってかなり分かりやすい愛の指標だと、自分のために雑に剥いたルビーグレープフルーツを貪りながら思う。ふたつあったグレープフルーツを本当は昨日の食後に出そうと思っていたけど、満腹すぎて結局剥かな…

スターダスト

採血の痕が消えないうちに別件でまた採血をする。ずっと健康そのもので予防接種以外の注射はほぼ打ったことがなかったのに、今年の夏に差し掛かってからは数えきれないほど打っている。24歳、おそらく完全にガタがきていて、いつまでも若いような気でいた慢…

思考を換気する

夕方の日差しを含んだ川面はモネが塗ったみたいな優しい緑色に光っている。雲をたたえて淡いピンクに輝く空の作画もモネだろう。10日ぶりの出勤、からの帰り道。印象派みたいな夕方だった。しばらく外に出ていない間に日が短くなっている。野菜の直営所に玉…

生還

先月ワクチンを打って、冗談じゃなく死ぬかと思った。脅しとかじゃなくて自分の記録のために書いておく。 県の実施する集団接種を受けた。会場まで車で1時間ほど。一緒に接種する彼氏に送ってもらったのが今思うと運命の分かれ道だったかもしれない。生理中…

湯水

大学受験ぶりに英語の文法を勉強している。文法の勉強、大嫌いなのに他のどれより気持ちよくて困る。英語の勉強において、単語の暗記は、知識がこつこつ積み重なっていく実感があってしんどいけど楽しい。スポーツをし終えた時みたいな心地いい疲労と充足感…

夕立

職場が臨時で閉まることになった。デルタ株の猛威がこんな田舎にまで潜り込んできたら本当に大変なことになる。行政として適切な英断であるとは思うけれど、それはそれとして悲しくてやるせない。私は芸術を不要不急だと思わない人たちのためにこの仕事を頑…

まぼろしゆれる

憧れのライブハウスは幕を閉じてついに憧れのまま終わる。告白せず閉じた片想いみたいに、散ることなくただ小さくなって消えた線香花火みたいに、きっと未練は消えないまま胸に残り続ける。不在として在り続ける。終わらないままなくなったものはいつまでも…

ネイビーレイニー

昨日の朝早く、祖父が亡くなった。葬儀には出ないことにして仕事へ行った。形だけでも喪に服そうと思って黒い服を探したけれど、仕事着にできるいい感じのものがなくって全身ネイビーになった。ネイビーのシャツとズボンとで果たして喪に服せるのだろうかと…

ピンスポットに照らされて

愛するロックバンドが近場に来るというのでチケットを応募した。なんともあっけなく外れたが、リセールで行けることになった。3階席、前のほう。 最初に観た彼らのワンマンも上階の前列だった。初めて目撃したライジングサンでのアクトが非常にかっこよかっ…

なんとなくわかった気がしてきて

暮らし向きを整えている、最近は。 生まれてこのかた自堕落な実家暮らしを送ってきたものだから、いちから自分の手でつくりあげていく生活が楽しくて仕方ない。水仕事で手が荒れてきたし、日曜日の「最近の幸せといえば美味しいものを食べる事で 確か前はも…

海沿いをあるく

ひとりで海をみにいった。砂浜で走るでもなく、膝までじゃぶじゃぶ浸かるでもなく、ただ潮風に髪をなびかせながら海をみるのが好きだ。海にちなんだ名前を与えられて生まれた私は、きっと海を好きになると初めから決まっていた。 もうマフラーのいらない季節…

グリッター

運転免許を取得した。通っていた自動車学校には卒業を間近に控えた高校生ばかりがいて、まだ染めていない黒髪や、あるいは染めたての明るい茶髪の群れのことをいつも眩しいと思っていたけれど、免許センターの年齢層の中では、大学をとっくに卒業した私はそ…

山椒のかおり

あと10日で生まれ育った街を出る実感がどうもない。はじめて実家を出て、親元を離れて生活をするということ。同棲をはじめるということ。はじめて正社員として社会に出るということ。「初めて」のビックバンが重なりに重なって、もう不安なんて通り越してど…

手繰る

運命を手繰り寄せるようにここへ来た。そう思った。すべての試練は縒り合わさってこの道へ繋がっていたと思える地を、あのとき、まだ履き慣れないパンプスの踵で確かに踏みしめた。 動き出した瞬間からすべてが奇跡だった。これから住む街に、僥倖のように転…

ノンフィクションをやきつけて

無駄に見えるものに宿る情熱を信じたい。 流行病が広まったことで私の愛した音楽は、ライブハウスという場所は、忌むべき不用品のように蹂躙された。愛してやまないライブハウスへ久々に足を運べることを、私は誰にも言えなかった。誰が悪いわけでもなかった…