終日どこにも出掛ける予定がなかったので朝っぱらから餃子を食べた。柚子胡椒もつけた。課題図書に飽きたら小説を読んで、それにも飽きるとノートをつくって、またまた飽きのサイクルがくると小説を読んだ。普段聴かない音楽を取り込みたいと思ってサカナクションとCreepy Nutsを流してみた。フォーマルな学問とEDM、牧歌的な小説とラップ、ちぐはぐな無秩序さが妙に良かった。いまは途方もないインプットのタームにどっぷり浸かっているのだと思う、聴いたことのない音楽と読んだことのない本と行ったことのない場所と、どんどんどんどん、余すことなく吸収して私の血肉になればいい。なんでもかんでも丸ごと飲み込んで下す人間にはなりたくないの、好きも嫌いも咀嚼して味わったうえで星を付けたいといまは思ってる。こうやって地面の下に潜って、すべてのものを取り込もうとしている期間がないと羽ばたけもしないわけで、必死でこさえた踏切板にも気づかないで高く跳べていいねなんて指くわえてるのなら一生見物席で見ときなって思ってるよ。きっと沸々とした気持ちでいるのはホルモンバランスのせいだから、温めた豆乳でも飲んだら湯船に浸かることにする。