バイト終わり、バスが来るまでのあいだ、キオスクはもう閉まっているので駅の自販機でホットはちみつゆずを買う。パッケージが和風だからしばらく気づかなかったけれど、ミニッツメイドらしい。道理で美味しい。タイムラインを眺めながら半分ほど大切に飲んだところで時間が来る。帰ってから温めなおして飲もうとかばんに忍ばせて立ち上がるまでが、最近のルーティンである。
夢を見た。姿形などは現在のままで、中学校の教室を掃除していた。当時好きだった男の子がほうきを動かしながら、「ねえ、納豆焼酎ってなに?」と私に尋ねてきた。それだけの夢だった。起きてから検索してみても、そのようなものはなかった。納豆焼酎。納豆焼酎?なんなんだよ納豆焼酎って。こっちが聞きたい。水戸あたりの道の駅に、お湯割りを推奨するポップとともにひっそりと売られていそうだ。そんなものがあるとすれば。
今日はバイトはないけれど、はちみつゆずで喉を温めながら、納豆焼酎ってなんなんだろうなあって設定もキャスティングも謎だった夢のことを思い返している。