あおいろ濃縮還元

虎視眈々、日々のあれこれ

スペイン旅行記④1日目 成田ーパリーバルセロナ

新婚旅行、スペイン8泊10日の記録。1日目は完全に移動日である。

(前回→スペイン旅行記・持ち物&服装編 - あおいろ濃縮還元

 

出発の前日、夫が残業から帰ってきたのが22時。そこから夕飯を食べて風呂に入り、1~2時間ほど仮眠して、家を出たのは1時40分。

 

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この時点で旅のワクワクよりも、体力大丈夫か……?という不安がアラサーふたりに重くのしかかっている


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キレートレモンで疲労感を軽減していく


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成田空港まで車で6時間。ペーパードライバーの私はナビをしたり、眠そうな夫にリポD男梅グミを与えたり、平成ヒットソングDJをしたりと、助手席のプロに務める。


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なんだこの手

 

 

7:30、成田空港に到着。はやくも足が痛い。助手席に座っていただけのくせに。第5駐車場に車を停め、第1ターミナルまでは歩いて6分ほど。とにかく大量の野菜が食べたくて、朝ごはんはサブウェイに決めた。アボカドベジーのみずみずしさが身に染みる。

 

インストール済みのeSIMをここでアクティベートしておく。スペインだけでなくトランジット先のフランス・オランダでも使えるよう、Nomadのヨーロッパ5GBプラン(30日14ドル)を選んだ。手続きが面倒でやや手間取る。やり方調べておけばよかったね。

 

AnkerのEufy Smart Track Linkというスマートタグもここで開けた。ところが、4個セットのうち2個が電池切れのようで、アラーム音が鳴らない。まあ各スーツケースに1つずつつけられればいいか……となったところで更に、Bluetoothが通じる範囲内じゃないと使えないことに気付いた。ロストバゲージ対策のつもりで買ったのに。アホすぎる。

 

空港内のみずほ銀行にて日本円をユーロに替える。市場やバルで現金しか使えない場合や、クレジットカードを止められたり盗まれたりして使えなくなる場合を想定し、念には念をいれて10万円分を両替した(実際は半分も使わなかった)

 

無印良品に寄り、私は折りたたみスリッパ、夫はネックピローを買う。空港にある無印良品ユニクロって、後光が差すほどありがたく見える。痒いところにどこにでも手が届く存在。マイオアシス。

 

10:05が荷物を預けるリミットで、確か9時~9時半くらいには荷物を預けて保安検査も済ませていた気がする。自販機で水を買うか迷い、日本茶が恋しくなるかもしれないと思い直してお茶を買った(現に夫は、機上で伊右衛門にめちゃくちゃ感謝していた)。

 

10:20、搭乗開始。混雑しており、搭乗締切時刻を過ぎたくらいでようやく乗れた。

 

11:05に成田空港を出発。パリまで14時間のフライトで、なんと合計1時間半しか眠れなかった。変に仮眠をとったりしたから、自律神経がいきなり大バグリしたのかもしれない。夫も似たようなもので、出発時から積み重ねてきた疲労がいっそう濃くなっていく。30分おきに「ああ…あと○時間もある……」と死んだ目で呟くアラサー夫婦。新婚旅行とは思えぬ苦行。眠くなるタイプの酔い止め飲めばよかった。

 

機内食はチキンかフィッシュを選べた。どうやらチキンが洋食、フィッシュが和食のよう。夫の選んだ和食も悪くなかったけれど、やはり海外の航空会社だけあって洋食がピカイチにうまい。ソースのかかったチキンと、付け合わせのじゃがいもがすごく美味しかった。


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右上の、ドーナツ型のシュー生地にナッツ入りカスタードが挟まったお菓子がものすごく美味しかったんだけど、これなに??お初にお目にかかった

 

足の痛みと戦いながらエッセイを読んだり、スペイン語のおさらいをしたり。とりあえずジュースはスーモ、カフェオレはカフェコンレチェ、バゲットのサンドイッチをボカディージョというのは覚えた。夫は大好きな「リメンバー・ミー」をまず英語で、そのあとスペイン語で計2回見ていた。

 

エールフランスの機内では、最後尾のトイレの前あたりに飲み物ワゴンとコップが置いてあって、自由に飲んでもいいようになっていた。スプライトとトマトジュースをありがたくいただく。


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軽食。カツサンドのさらに上位互換のような、なんかとんでもなくうまいカツサンド。十勝ヨーグルトもありがたい

 

 

パリで約 3時間のトランジット。ターミナル間の移動方法や乗り継ぎ時におこなう手続きなど、空港内での流れをあまり調べておらず、ふたりして慌てて検索した。eSIMをヨーロッパプランにしておいてよかったと思う。

 

わずかに残った時間の中で、急いでラデュレのマカロン、PAULのパンを買う。深夜に到着するバルセロナで食料調達できるとは思えないため、これはお土産ではなく今夜の小腹を満たす要員である。

 

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クロワッサンふつうだった 夫が買った洋梨のタルトみたいなやつは激ウマ タルトおすすめ

 

 

搭乗待機中、疲労のピークにあった私たちは、号泣するほどの大喧嘩をした。成田離婚という言葉がどどん!と頭をよぎる。なにかネガティブな状況に置かれたときの性格の相性、知ってたけどめっっちゃ悪い。先が思いやられるが、どうにかこうにか話し合いをして、飛行機に乗ったときには和解した。もうこれ以上喧嘩しないように、お互い本気で眠る。

 

バルセロナに到着し、預けていたスーツケースをピックアップし終えたのが23:22。今夜飲む水がほしかったが、空港の自販機はものすごく高く、ホテル近くの24時間スーパーに賭けることにした。

 

こんな遅い時間でも、空港からカタルーニャ広場までの連絡バスはまだ運行している。本当にありがたい。券売機で片道(One way)のチケットを2枚買う。券売機の言語は英語を選択できたが、クレジットカードを決済する機械はスペイン語だった。いきなり全然わからなくて大困惑。なんとなくで乗り切った。

 

※クレジット決済の機械に「JPY(日本円)」か「EUR(ユーロ)」の選択肢があったら、迷わずユーロを選ぶこと。日本円にすると、好きなだけ手数料を上乗せして請求される可能性があるため。

 

バスは5分~10分間隔ですぐに来る。23:48、アエロバス乗車。スーツケースを置けるスペースもあって助かる。終点・カタルーニャ広場までの所要時間は35分となっていたけれど、夜間で車通りが少なかったからか、やや早く着いた気がする。

 

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建物きれ~!!!外国に来たのだという実感が湧いてきた(いま?)

 

ホテルまでは15~20分ほど歩く。深夜だし治安が悪かったらタクシーを呼ぼうと話していたが、私たちの歩いた道はわりかし良治安だった。

 

24時間スーパー(こじんまりしていて、スーパーというより価格帯的にも日本のコンビニという感じ)に入る。だいたいの商品に値札がついておらず、なんか怪しい。まあ、空港の自販機よりはマシかも……と水を買ったら、案の定ぼったくり価格だった。値札がついていない店で買い物はするのはやめよう、と早々に教訓を得る。

 

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こちら噂のぼったくり水

 

1時頃ホテルに到着。英語が通じるホテルはまず挨拶して「Can I Check in?」と言えばオッケー。先にオンラインチェックイン済みだったので、住所を書いたりすることもなく、パスポートで本人確認をしてカードキーをもらうのみ。4泊お世話になるユーロパークは真新しくて綺麗だった。珍しいことにバスタブもついている。

 

シャワーを浴び、リュックの中で潰れていたラズベリーカロンを食べ、限界までむくんだ足に休足時間を貼りつけて就寝。

 

 

翌日はダリ美術館へ。

(次回→スペイン旅行記⑤2日目 ダリ美術館 - あおいろ濃縮還元

スペイン旅行記③持ち物&服装編

新婚旅行の持ち物、および2月前半のバルセロナサン・セバスチャンにおける服装について。覚え書き。

 

(前回→スペイン旅行記・予約編 - あおいろ濃縮還元

 

行きの成田→パリ→バルセロナ間ではエールフランス、帰りのバルセロナアムステルダム→成田はKLMオランダ航空の飛行機に乗る。料金プランは3つあるうち中間のStandardというもので、1人あたり受託手荷物1個23kg、手荷物&身の回り品1個ずつを計12kgを持ち込める。

 

私と夫はそれぞれ、このように荷物を分けた。

・受託手荷物→スーツケース

・手荷物→リュック

・身の回り品→飛行機で使うアイテムをいれたサコッシュ

 

 

スーツケース(受託荷物)

スーツケース→66L(4~7泊用)のもの。8泊でちょうどよかった。

ラゲッジタグ→目印としてミッフィーの顔型タグを。

Anker Eufy Smart Track Link→位置情報がわかるスマートタグ。スーツケースに入れてロストバゲージや置き引きの対策をしようと思ったが、Bluetoothが通じる範囲内じゃないと使えないことに購入してから気付いた。

ラゲッジスケール→スーツケースの重さをはかる用。

服、インナー、下着、靴下、ハンカチ→洗濯して着回すことを想定して4日ぶんくらい。後述。

パジャマ→海外のホテルにはパジャマがないことが多いため、必須。

手袋→思ったより寒くなくて使わなかった。

カイロ→上に同じ。

AWATシャカシャカウォッシュバッグ 6L→衣類と水を入れて振ると洗濯ができるというもの。

洗濯洗剤→アタックZEROのワンパックタイプ(液体)。

ハンガー→洗った服とインナーを干す用。

ピンチハンガー→洗った下着と靴下を干す用。折り畳める小さめのもの。

化粧ポーチ→必要最低限の編成で。

洗顔用具→ヘアバンド、泡立てネット、手鏡、アイクリーム、ボディクリームのパウチ、ミニマウスウォッシュ、ヘアコーム、化粧水などの試供品を吊り下げ式ポーチに。

ヘアブラシ→前髪を乾かすときに使うくるくるブラシ。

ヘアオイル→エリップス(粒みたいになってる小分けのやつ)を日数分。

シャンプー、リンス、ボディソープ→普段使いのものを、旅行用ビニールパウチに詰め替え。

洗い流さないトリートメント→ミニボトルのもの。硬水で髪がきしむため、普段使いのシャンプーとリンスだけでは足りず、とても重宝した。

フェイスパック→7枚入の。面倒で使わなかった。

洗顔料、化粧水、乳液→旅行用の小分けセット。

アクセサリーケース→ネックレス、イヤリングを入れた。

香水→試供品のちっちゃいやつ。

汗ふきシート→無香料。

→軟水のミネラルウォーターをひとり1本。スペインの硬水に撃沈した夫が有難がっていた。

ブタメン→ひとり1個。寝落ちして夕飯をスキップしてしまったときに夫が有難がっていた。

野菜ジュース→ひとり1本。外食で野菜不足が続いたとき、これも夫が有難がって飲んでいた。

ゼリードリンク→ひとり1つ。「一日分のビタミン」というやつ。栄養不足のときに飲んだ。

割り箸→ひとり2膳。部屋でテイクアウトしたお惣菜や買った生ハムやブタメンを食べるのに使った。もっとあってもよかった。

常備薬→イブ、バファリン、胃薬、酔い止め(普通の&眠くならないタイプ1箱ずつ)、咳止め薬、ヘパリーゼ、目薬、絆創膏、湿布、休足時間、ビタミンサプリ、鉄サプリ。

ポケットティッシュ→普通の&水に流せるタイプ。後者はトイレットペーパーのない公衆トイレでお世話になった。

ソフトパックティッシュ→ホテルにティッシュの備え付けがないことがあるため。実際助かった。

ウェットティッシュ食べ歩きなどで手を拭く用。

おりものシート→汚い話ですが、うっかり洗濯を忘れて同じ下着を履かなきゃいけなくなった時、おりものシートを取り替えることでパンツ本体を汚さずに凌いだ。

ソフィ デリケートウェットシート→名前の通りデリケートゾーンを拭く用。トイレにそのまま流すことができるので、汚い話、ウォシュレットがなくてトイレットペーパーだけじゃいまいちスッキリしない時に重宝した。

緩衝材→プチプチ。お土産のワインやオリーブオイルを包むのに使った。

エコバッグ→買い物時にとにかく使うから多ければ多いほどいい。持っていったけど現地で買い足した。

ジップロック、ビニール袋の予備→買ったボディクリームが液漏れしないようジップロックに入れたり、洗濯前の下着をビニールに入れたり、まあまあ重宝した。
マスクの予備→スペインはノーマスク主流だったため、行き帰りの空港でしか使わなかった。

 

 

 

手荷物(リュック)

ロストバゲージに備えて1泊分の洗顔用品や化粧品、入国審査で引っかかった時のために現地で泊まるホテルやアクティビティの予約情報を印刷して持っておくのがおすすめ。

 

ちなみにリュックは隙間から手入れたりチャック開けたりしてスられるというので、小さいポケットはティッシュなどどうでもいいものだけ入れ、中身はすべてトートバッグに入れてチャックを開けても盗れないようにした。のちにリュックごとスられますが……。

 

リュック→とにかくデカいやつ。

トートバッグ→リュックの中身を入れるバッグインバッグの役割。

ボディバッグ→現地での街歩き用。ユニクロのラウンドミニショルダーバッグがちょうどよかった。

薄いウエストポーチ→現地にて、服の下に忍ばせておく用。パスポート、クレジットカード、ルームキーなど絶対スられたくない貴重品入れ。

日本円用の財布→空港で使う。旅行中はホテルのセーフティボックスに。

ユーロ用の財布→盗まれてもいいようになるべくどうでもいいやつ。百均の財布にした。(いつもの財布でいいじゃんと言われたけど実際この財布をリュックごとスられたので、どうでもいいやつにして本当によかった!!!!

でかめのフラットポーチ→両替したユーロ札をまとめて入れ、旅行中はホテルのセーフティボックスに。

スライダーポーチ→レシートまとめてぶち込む用。

エコバッグ→お土産など買ったもの入れる用。

ペンケース→メモってガイドブックに貼ったりできるようにペンと付箋。

時計→飛行機に乗ったら目的地の時刻に合わせるようにしてる。

スマホショルダー→これ今回めちゃくちゃ役に立った。机に置きっぱなしにしたりポケットに入れてるとスられるらしいので、絶対紐で繋いでおくべき。カッターで切られないように紐が太いのだとなおいい。

帽子→冬用のバケットハットにしたけど、意外と暑かったからキャップでよかったかも。

折りたたみ傘→軽量のやつ。

ポケットティッシュ普通の&水に流せるやつ。

歯ブラシ、歯間ブラシ、ブレスケア→歯のケアアイテム。ただし歯磨き粉は液体物のため別でジップロック等に入れること(後述)。

制汗剤→デオナチュレのクリームタイプがおすすめ。

汗ふきシート→無香料の。

最低限の化粧品→リップモンスター、クリームアイシャドウ、アイブロウ、クレンジングシート、シェーバー、リップスクラブ。

最低限の常備薬→イブ、酔い止め、胃薬、絆創膏、ビタミンサプリを1回分ずつ。

液体物→100ml以下の個々の容器を1ℓ以下のジッパー付き透明プラスチック袋に入れること。歯磨き粉、目薬、マスカラ、日焼け止め、ワセリン、アルコールスプレー

大事な書類→パスポートのコピー、6ヶ月以内の戸籍抄本、パスポート用の証明写真の余り、アクティビティの予約情報、家族の連絡先。

 

戸籍抄本はパスポートの再発行時に使うらしいので、万が一パスポートを紛失した時のために証明写真と併せて持っていった。アクティビティの予約情報というのは、サグラダ・ファミリアや列車の予約の控えを印刷したもの。不法入国を疑われた場合、観光しに行くと証明できるかなと思って。泊まるホテルの名前と泊数、家族の連絡先も日本語と英語で書いておいた。

 

 

※念のため書いておくと、この「リュック」というのは、飛行機に乗る際の手荷物の話である。ふつうに街歩きをするときは、こんなに大事な荷物ばっかり入れちゃいけない。

 

 

 

身の回り品(サコッシュ

パスポート→必須!

ペットボトルホルダーつきカラビナZeppでもらえるやつ。サコッシュにつけておいて、飲み物と折り畳んだダウンを引っ掛けた。

ダウンユニクロの折りたためるやつ。

イヤホンスマホにダウンロードした動画を見るのに使った。機内の映画観るだけなら不要。

充電器、ケーブル、モバイルバッテリーリチウム電池内蔵のバッテリーはスーツケース不可のため、必ず機内持ち込み。

ネックピロー→手で押して膨らませるタイプのもの。

折り畳みスリッパ→搭乗前に無印で買った。機内とホテルで大重宝。

気圧耳栓ダイソーの。今回は使わなかった。

ホットアイマス→無香料めぐりズム1回分。

リップ→色つきのと、保湿に特化したナイトリップ。

e-maのど飴飛行機で耳の調子が悪いときは唾を飲み込むといいので、こまめに飴を食べるようにしてる。個包装じゃないため袋のゴミが出なくていい。

カリカリ梅→乗り物酔いのときに食べるとさっぱりすると聞いて。早くも日本食を恋しがった夫が大喜びで食べていた。

カロリーメイト→小腹が空くのを凌ぐため。機内食じゃ足りなかった夫が有難がっていた。

→スペインのガイドブック&スペイン語の本&暇なときに読む文庫本。

酔い止め→行きは眠くならないタイプのトラベルミンを持参したけど、逆に全然眠れなくて、帰りは眠くなるやつを飲んでめちゃくちゃ寝た。

 

 

 

服装

2月前半のバルセロナサン・セバスチャンは、思っていたよりも寒くなかった(2024年現在)。日本の秋ぐらいかな。寒いときは10度ほど、暑いときには20度近くもあった。昼間は16度くらいになることが多かった。サン・セバスチャンでは小雨が降っていたが、バルセロナは年間300日が晴れだといわれるほど天気がよく、日差しも強い。

 

ダウンと手袋も持っていったけれど、暑がりの私は春秋用の薄手ニットか薄手のシャツに、たまに夏用ジャケットを羽織るくらいで事足りた。やや寒がりの夫は、冬用ジャケット+薄手のセーターといった感じ。

 

私の持っていった服は以下。

 

【アウター】

ユニクロのダウン

・夏用ジャケット

 

【トップス】

・薄手のニット×2

・薄手のシャツ×2

 

【ズボン】

・厚手のジャンパースカート

・夏用ワイドパンツ

・冬用ワイドパンツ

 

【その他】

ヒートテック×3

・キャミソール

・タンクトップ

・下着(飛行機で移動する日はノンワイヤーのもの)×4セット

・靴下×4

・着圧ソックス(機内用)

・黒タイツ

・ハンカチ×4

・パジャマ(ワンピースタイプ)

・スニーカー

 

ちゃんとしたレストランに行く場合はここにきちんとしたドレスやパンプス、クラッチバッグなどあるといいと思う。

 

ちなみに寒い日は夏用ジャケット+薄手ニット+ジャンパースカート+タイツ、暑い日はタンクトップにシャツを羽織ってまだ暑いくらいだった。ただしこれはめちゃくちゃ暑がりな元道民の例なので、鵜呑みにせずもうちょっと防寒してもいいかもしれない。本州育ちの夫は冬用ジャケット+ニットだったから、そっちのほうが一般的な格好なのかもしれない。

 

街歩きの際には、これにボディバッグ(現金が少し入った財布、ティッシュ、リップ)と、服の下に薄いウエストポーチ(貴重品)という装備。夫はこれにリュック(ふたりぶんのミネラルウォーターと上着、ガイドブック、エコバッグ)を背負っていた。

 

ここまでが「スペイン旅行記」の第ゼロ章で、次からは旅行中の話を1日ずつこまかく書いていく。おたのしみに。

(次回→スペイン旅行記④1日目 成田ーパリーバルセロナ - あおいろ濃縮還元

 

スペイン旅行記②予約編

新婚旅行は、個人手配でスペインへ行くことになった。2/3~12の10日間、バルセロナサン・セバスチャンの2都市をめぐる旅。

(前回→スペイン旅行記・計画編 - あおいろ濃縮還元

 

飛行機やホテル、観光名所の予約について書いておく。サグラダ・ファミリアグエル公園カサ・バトリョカサ・ミラピカソ美術館など、スペインの観光名所は予約必須なところが多い。当日券だとものすごい行列だったり、そもそも売り切れて買えないことすらあるそう。実際どこのチケット売り場も行列で、予約しておいてよかった……と何度も胸を撫で下ろした。

 

それと、カード支払いの際は日本円ではなくユーロで支払うこと。日本円払いにすると、販売元が好きなだけ手数料を上乗せできるらしい。

 

 

飛行機

Trip.comで航空券の内容を比較検討したのち、KLMオランダ航空の公式サイトで購入。航空会社はエティハド航空(2名26万)と迷った末、エールフランス&KLMオランダ空港(2名36万)に決めた。比較した点は以下。

 

 

 

普通に考えればエティハド航空を選ぶべきだが、私はヨーロッパに強い憧れがある。オランダもフランスも行ったことがないし、こんな機会でもないと行かないだろう。元々予定していたツアーに比べれば安いということで後者にした。なんせ新婚旅行だし。高級ホテルや高級レストランには行かないぶん、飛行機に費やす方針。

 

3つある料金プランのうち、中間のStandardというのを選ぶ。手荷物&身の回り品1個ずつで計12kg、受託手荷物1個23kgを持ち込める。座席指定はチェックイン後のみ可能で、チェックイン前だと有料。

 

パリ→バルセロナバルセロナアムステルダムのフライトは2時間ほどで、最悪離れてもいいけれど、成田から10時間以上乗る飛行機はさすがに課金してでも確実に並びがいい。成田→パリの15時間弱のフライト、アムステルダム→成田の13時間のフライトはそれぞれ有料の座席指定をした。1便につきひとり4000円ちょっとで、合計16000円くらい。これを含めて36万くらいになった。

 

カードでの支払いを何度か拒否されて困った。結局どうしたのか覚えてないけど、カード会社に連絡したんだったかな。海外の航空券を買うときは、事前にカード会社に連絡しておいたりするのがいい。

 

 

ホテル

ホテルはBooking.comで予約。条件は三ツ星以上、アクセスと治安がいいこと。現地の生ハムやビールを買って部屋飲みしたいから、冷蔵庫も必須。贅沢をするつもりはないが、ホテル代をケチってセキュリティボックスが使えなかったり、アジア人差別にあったり(調べているとそのような口コミが書かれたホテルもあった)したくない。予約したのは以下。

 

バルセロナ4泊→Europark

・サンセバスチャン2泊→Axel Hotel San Sebastian

バルセロナ2泊→Cosmo Apartments Passing de  Gracia

 

予約サイトは適当に選んだのだけど、アプリからホテルと直接チャットできるのがよかった(※英語)。一応すべてのホテルにハネムーン利用の旨を伝えておく。

 

23時の飛行機で到着したあと泊まるEuroparkは、24時間対応フロントと書いてはいたが、予約時に選べるチェックイン希望時間は翌日2時までだった。事前に「24時頃ホテルに着く予定だけど、飛行機が遅延したらもっと遅れるかも。何時までチェックインできる?」的な問い合わせをしたら「24時間空いてるからいつでもOK!」と返ってきた。安心。

 

ホテルを予約するうえでチャット機能はかなり助かった。後ほどAxel Hotelにチェックイン時間変更を申し出たり、Cosmo Apartmentsに椅子のネジが外れていた旨を伝えるのに大いに役立った。英語でのやり取りになる点のみ注意。

 

 

 

空港駐車場

家から成田空港までは車で行く。夫が事前に成田空港の駐車場(第5)を予約していた。第5だとターミナル1まで徒歩6分くらいかかるが、もっと近い駐車場だと+4000円くらいかかるから第5にした、とのこと。

 

 

 

バルセロナ⇔サンセバスチャン往復列車

バルセロナサン・セバスチャン間の移動は、レンフェというスペイン国鉄を利用する。

 

レンフェでの所要時間は6時間ほど。飛行機も検討したが、ブエリング航空というLCCでは荷物を預けるのに追加料金がかかったりする。移動時間は早くても、結局は早めに空港に着いてなきゃいけなかったりするし、トータルで見るとちょっとめんどくさい。

 

のんびり風景を楽しみながらの列車旅もよかろう、ということで、Omioというアプリでレンフェのチケットを購入。レンフェの公式サイトで買うほうが手数料かからなくて安いんだけど、日本語で予約できるOmioを試しに使ってみた。ここでもカードの支払いを何度か拒否されたが、4回入力し直したら突然いけた。

 

数日前に買ったため、ちょっと高い一等車のチケットしか残っていなかった。チケットはアプリで表示すればOKとのこと。

 

 

 

カタルーニャ音楽堂

GetYourGuideというアプリで、日本語で予約。ツアーガイド(日本語対応なし)つきの見学と自由見学があり、自由見学を選んだ。カタルーニャ音楽堂の内部を歩いて見て回る見学チケットのほかに、実際におこなわれるコンサートを鑑賞できるチケットもある。

 

 

 

グエル公園

公式サイトで予約。ただし公式そっくりの詐欺サイトも存在するらしく、予約の際は注意が必要。時間帯は朝イチにした。メールでチケットのPDFが送られてきて、念のため印刷しておいた。

 

 

 

サグラダ・ファミリア

公式サイトから予約。検索すると予約方法について丁寧に教えてくれるブログがいくつか見つかり、照らし合わせながら英語で予約する。4種類あるチケットのうち、Sagrada Familia con Torres(36ユーロ)というのを選んだ。サグラダ・ファミリアの入場、塔への入場、音声ガイド(スマホにダウンロード)がセットになっている。

 

チケット購入の際、生誕のファサードか受難のファサードのどちらかを選び、好きなほうの塔を上ることができる。ガウディが生前に手がけたという生誕のファサードを選んだ。行きはエレベーターで直通、帰りは階段で下りる。チケットはメールにてPDFで送られてきて、念のため印刷。 

 

 

最初は日本語で予約できるkkday‪で買ったが、ゴタゴタしてキャンセルした。アプリでの購入が完了したあと「2月のチケットは販売が開始しておりません。手配開始までお待ち下さい」という旨の連絡がきた。販売開始前?支払い完了してるのに????

 

チャットで問い合わせると、現地業者がチケットの販売を開始→そのチケットをkkdayが手配して斡旋する、という流れをとっており、どうやら現地の販売開始前にもかかわらずkkdayが先にチケットの斡旋をしたらしい。どういうこと。しかも現地業者の販売が開始されたのち、必ずチケットを確保できる訳ではなく、あくまで優先的に手配をするのみ。キャンセル&返金を打診されたのでそうした。

 

 

 

ダリ美術館&バルセロナ⇔フィゲラス往復列車

どちらも公式サイト(英語)で購入。ダリ美術館のチケットはApple Walletに追加できた。

レンフェのチケットはサン・セバスチャンで一度取っていて要領がわかったので、公式サイトで予約してみた。AVEという1時間ほどで着く新幹線みたいな列車で、二等車。チケットはPDFで、念のため印刷しておく。

 

 

 

ピカソ美術館

公式サイトで予約(英語)。特別展&常設展どちらも見れるチケットにした。

特別展では、同じくバルセロナにあるミロ美術館と提携して「ミロ・ピカソ展」を開催しており、ミロ美術館のチケットを同時に購入できるものもあった。ミロ美術館に行く余裕は無さそうなので、私はピカソ美術館のみに。

 

 

 

カサ・バトリョ

公式サイトで購入(英語)。チケットはApple Walletに追加できた。

ネットでの事前購入は当日の朝でも間に合った。窓口で当日券を買うとなると、めちゃくちゃ並ぶし高いしで、ダメもとでサイトを覗いてみてよかった。ゴールド・シルバー・ブルーの3種類のチケットがあるうち、一番安いブルーにした。

 

 

 

タクシー

FREENOWという配車アプリ(英語)をインストールし、カード情報をあらかじめ入力しておいた。アプリで配車地点&目的地を入力でき、支払いもアプリで完結できる(現金やカード払いも可)。運転手さんと話さなくてもよくて、たいへん助かる。

 

FREENOWはタクシーの予約もできる。帰りの飛行機に乗る際、ホテルを夜中3時に出発しないといけなかったのだが、アプリですぐに予約が取れて助かった。

 

ただし、バルセロナでは使えたけれど、サン・セバスチャンでは利用できなかった(※あらかじめ調べて知っていた)。旅行前に利用可能エリアを見ておくこと。FREENOWのほかにも、CabifyやUberなど他のアプリもある。ひとつインストールしておくと便利だと思う。

 

次回は、旅行の持ち物&服装について。

スペイン旅行記・持ち物&服装編 - あおいろ濃縮還元

スペイン旅行記①計画編

先日、新婚旅行でスペインへ行った。備忘録のためにこまか~い旅行記をのこしておく。

 

新婚旅行をおこなうにあたってまず最初に検討したのは、行き先、回るエリア、個人手配とツアーのどちらにするか。

 

 

行き先

せっかくだから海外に行きたい、というのが夫婦共通の思い。ふたりとも家族としか海外に行ったことがなく、自分たちだけで行く海外というものに憧れがある。

 

数年前、新婚旅行に行くならどこ?という会話をしたとき「スペイン」で合致した。ごはんが美味しそうで、建築や美術館も充実しており、ふたりとも行ったことがない国なのもいい。食い道楽の私たちにとって、美味しいごはんは最重要事項である。

 

さらにサグラダ・ファミリアは2026年に完成する(※これは多分2026年に出来たらいいね~というレベルの話であって、実際にすべて完成するのは10年後くらいらしい)という。生きているうちに完成することはないと思っていたサグラダ・ファミリアの、未完の姿をむしろ今のうちに見ておきたい!という私の熱い希望で、行き先はスペインに本決定。

 

 

 

回るエリア

スペインといえども広い。 そのうち絶対行きたいのは以下の2都市。

 

バルセロナ

サン・セバスチャン

 

バルセロナは、サグラダ・ファミリアをはじめとするガウディ建築の宝庫。建築巡りをしつつ、市場で食べ歩きもしたい。サン・セバスチャンは、石原さとみがすっぴん旅というテレビ番組で訪れていたバスク地方の都市で、世界一の美食の街といわれる。観光というより、バルを巡ってのんびり飲み歩きたい。

 

芸術の街・ビルバオも気になる。首都マドリードイスラム建築のあるグラナダは、魅力的だけど今回はいいかな、という感じ。せかせか観光を詰めまくらずに、ゆったり食べ歩きがしたいので、2都市を1週間くらいかけて回るのがよかろう。

 

 

 

個人手配とツアー、どっち?

結婚式が終わり、生活が落ち着いた10月後半から本格的に探し始めた。希望時期はオフシーズンの1、2月のうち最も安そうなところ。

 

最初に言ったように、ふたりとも自分たちで行く海外旅行は初めてで、できれば完全個人手配は避けたい。法外に高くさえなければ、ツアー(飛行機とホテルを取ってくれてあとは自由なもの)を利用したい。

 

しかし、超有名なバルセロナはともかく、マイナー気味なサン・セバスチャンにも行くツアーが全然ない。それこそ法外に高いツアーぐらい。ツアーは早々に諦め、個人手配を頑張ろうということになった。

 

練ったプランは以下。新幹線か車で東京まで行き、そこからバルセロナへ飛ぶ。2泊ほど楽しんだら列車か飛行機でサン・セバスチャンに行き、2泊飲み歩く。またバルセロナに戻って1、2泊ゆっくりして、日本に戻る。

 

アラブのアブダビ空港を経由するエティハド航空を用いると、羽田~バルセロナをエコノミーで往復して、2名で26万ほど。2/3か2/4に飛び、2/11か2/12に帰ってくる便がよいだろうと踏んだ。2/11(日)は祝日なので、2/12(月)は振替休日となる。夫のことを考えると、11に帰国→12ゆっくり休む→13から仕事がベスト。

 

「個人手配でいこう。でも申し込む前にとりあえずもう1回だけツアーを調べておこう」という方向性で決まった。と思われたが、なんとここで「バルセロナ・サンセバスチャン・ビルバオ」の3都市フリープランツアーが出てきた。しかも法外に高いというわけでもない。7泊9日、飛行機とホテル(朝食付)と都市間を移動するバスや飛行機込みでひとり28万程度。羽田発着、経由地はパリかアムステルダム

 

当初のプランで飛行機、ホテル、移動にかかる費用を概算してみると、差額は15万ほど。とはいえ飛行機は最も安いエティハド航空ではなく、乗ってみたかったエールフランスかKLMオランダ航空。気になっていたビルバオにも行ける。ホテルを取ったつもりが日付が違ったとか、飛行機の発着を間違えたとか、そういう不安からも解放される。

 

第2希望の2/4~2/12で仮予約が取れた。ただこのツアーでは、ビルバオサン・セバスチャンのホテルが三つ星相当なのに対し、バルセロナのホテルは二つ星である。 三つ星にグレードアップする場合いくらかかるか問い合わせると、3泊1人18000円で三つ星ホテルの手配が可能とのことだった。また、帰りの飛行機は6時か15時発。午前中に少し観光できそうな15時発をリクエストすると、15時発の場合は1名6万の追加料金がかかると。

 

そういう商売だということは百も承知だが、後出しばかりでめちゃくちゃ萎えてきた。重箱の隅をつつくようにいちいち質問しないといけないのもダルい。こんなにストレスかかるなら自分で取ったほうがよくない?となり、今度こそ個人手配をする決意を固める。結局……。

 

 

 

最終的に決まったのは以下。

 

・2/3(土)~2/12(月)の10日間

バルセロナサン・セバスチャンの2都市

・個人手配

 

初めて自分で手配する海外旅行、個人手配で大丈夫か?????という気持ちは拭えないでもないが、やるっきゃない。仕事が忙しすぎる夫に任せてられないので、私がやるしかない。こういう試練を乗り越えていくことで夫婦の絆って深まっていくのかもしれない。新婚旅行ってそういう側面もあるのかも。

 

次回は、飛行機やホテルなどの予約について。

スペイン旅行記・予約編 - あおいろ濃縮還元

 

さなぎ、芽吹き

羽化し始めてようやく、あ、私ってさなぎだったんだと気づく。表面上は停滞していた人生の歯車が、ゆっくりと動き始めたのがわかる。心地いい振動は心音のようでもある。この一年、インプットに次ぐインプットをしてきた。貪欲に蓄えてきた力が、いま、めりめりと音を立てて芽吹く。ウォーミングアップの年だったのだと、過ぎ去ってからわかる。春は案外近い。

 

菜の花を焼いて食べた。一月にとれるものなんだと不思議に思う、なんとなく春のイメージがあるから。いつもは肉料理と野菜入りの汁物の二品にしがちだけど、今日は野菜のおかずだけで三品も作った。菜の花と温泉卵に粉チーズをふりかけたサラダ、香味だれをかけたアボカド、レンジでチンして白だしをかけたピーマン、それに夫が作り置きしてくれたスペアリブ。いろいろな野菜を食べるのは気持ちいい。ビタミンサプリで済ませるときよりもはっきりと充足感がある。

 

早寝早起きをして、バランスのいいごはんを食べて、運動もして、規則正しく生きるのが一番難しいから、少しずつそれになりたい。早起きはまだ難しいからなるべく早寝をして、起きたら少しでも陽の光を浴びたりストレッチをしたりして体内時計を少しずつ戻している。凝った朝食を用意しようとすると面倒になるから、ヨーグルトなりグラノーラなりなんでもいいから何か食べる。運動は嫌いだからまだ課題だけれど、室内トレーニングをしたり、散歩がてらこまめに買い物に行ったり、亀の歩みでがんばっている。自律神経を正すのも今年の目標。春はきっと案外近い、はず。

 

PEEK A BOOに関する考察

配信リリースされたばかりの、フレデリックの「PEEK A BOO」という曲には、今までのフレデリックの曲に出てくる歌詞がたくさん散りばめられている。FCツアーで初めて完成前のこの曲を聴いたときは、手癖で書いたら偶然そうなったものだと思ったのだが、聞けば聞くほどそうではない気がした。わざとだとしたら、意図的だとしたら。それを前提に置いた、怖い仮説をどうか聞いていって。

 

PEEK A BOO

PEEK A BOO

 

 

まず「PEEK A BOO」は、英語でいないいないばあという意味。一般的には親が子どもにやる微笑ましいジェスチャーのことだけど、この曲はお化けがテーマの歌であり、お化けが「ばあ!」って脅かしてくるあれの方を指していると思われる。

 

また、お化けといえば、フレデリックには「峠の幽霊」という曲がある。「恨めしや 恨めしや」から始まるあたりのメロディの感じとか、そもそも曲の雰囲気とか、似ていると思う(似ているというかわざと寄せたのかもしれないと思っている。この記事はそういう前提の話だ)。

 

前述の通り、歌詞も似通っている。私が思いつく限りの箇所をまとめた。

 

 

  • 一生戯れあっていこうぜ→midnight creative drive「じゃれあってハイウェイ」+「洒落きってこうぜ」

 

  • にっちもさっちもどうにもこうにもなんねーわ→愛の迷惑「にっちもさっちもどうにもこうにもいかない噂にバイバイ」、どうにもこうにも「どうにもこうにもなりません」

 

  • ちゃんちゃらちゃんちゃらおかしい話よ→熱帯夜「ちゃんちゃらおかしいや」

 

  • 散々化かしあっちゃって→ジャンキー「なぜ化かしあってんだ」、スパークルダンサー「この気持ち化かしていけ」

 

 

おわかりいただけただろうか。似てる歌詞が異様に多い。意図的に似せたのか。三原康司さんの意図はわからないけど、意図的だということで仮説を進める。

 

人の声を真似して誘う化け物、というのはホラーでよくある。愛する人の声に誘われてついていったら、声真似をしているだけの化け物がいて……というやつ。

 

こうやって、馴染みのある歌詞がいくつもあることで、「PEEK A BOO」自体が "人の声を真似る化け物がフレデリックを取り込んで作った、人間をいざなうための曲" という感じがして、ゾクゾクする。

 

つまり、「PEEK A BOO」とは "化け物がフレデリックをサンプリングして作った罠の曲" なのでは。というのが私の思いついた恐ろしい仮説。

 

 

フレデリックっぽい歌詞、というものはある。三原康司さんの辞書からいかにも出てきそうな言葉というか。それでも、こんなに多くの表現が被っているのは、偶然というよりは狙ってやっているような気がしてならない。そういうことをわざとしかねない人だと思う。(本当にただの偶然ならすみません)

 

初めてこれを聴いたとき、過去のフレデリックのごった煮を現在のフレデリックが味付けしたような歌だな、と思ったのを覚えている。手癖全開なのかなと。でもこうして一つひとつ取り出して見ると、すべて意図的なのではないか、という気すらしてくる。フレデリックを取り込んだ怪異が、峠の幽霊をベースに作った曲、のように聞こえてくる。

 

フレデリックの4人に導かれるようについていったら、人の姿を真似した怪異がにっこりと裂けた口を開けて待っているのかもしれない。私やあなたのことを。

 

狙われているのかもしれない、私もあなたも。

 

常勝

元旦から2週間強、風邪をこじらせて寝込んでいた。ちょうど元旦に引いたおみくじの、病の欄にはきっぱり「長引く」とあった。義父からもらった喉風邪は、最初は少し咳が出るぐらいだったのが、もうどうにも咳き込んで眠れないほど酷くなり、抗生剤を飲みきってやっと治った。ぶり返さないよう慎重に暮らし、いまは趣味のジェルネイルができるほど復活している。

 

今年の目標は例年と変わらず、本30冊を読み、映画50本を観ること。それと例年以上に「やったことのないこと」に手を出したい、貪欲に。とりあえずやりたいのは、ハンドドリップ、ミニシアターに行くこと、裁判の傍聴もしてみたいし、劇場でお笑いライブも見てみたい。劇団四季とかも見たい。ネットカフェに行ったこともそういえばないし、香水づくりや陶芸など体験系もしたい。カラーチョコスプレーを買ってご機嫌なアイスやクッキーを作りまくりたい。あこがれの「ap bank fes」に義家族と行く約束もした。としまえん跡地にできたハリーポッターの施設(ポタツアと略されてるのをよく聞く)も絶対行きたい。刺繍、酒造見学、桃パフェを食べる、ひとりで立ち飲みをする、Staubのばかでかいグラタン皿で巨大プリンを作る、フェリー旅行、ひとりで鎌倉のaiaoiというお宿に泊まってみたいし、本を作って文学フリマに出店したい。夢は口に出すほうが叶いやすい。

 

その他の目標としては、春は「森、道、市場」、冬は「MERRY ROCK PARADE」に行くこと。去年行ってみてすごく良かったので。夫とディズニーに行きたい。セルフジェルネイル上達したい。京都に行くことがあったら、中学の修学旅行で感銘を受けた龍安寺の石庭をまた見に行きたい。あと、来月の新婚旅行をめちゃくちゃ楽しむ!せっかくだから旅行の様子もブログにまとめるつもり。

 

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けっこう散々なのに「争ひごと」だけ「勝なり」となっている負けん気だけは強いおみくじと、パールのついた可愛いつめを見せてあげます