あおいろ濃縮還元

虎視眈々、日々のあれこれ

ナプキンスタンドと息継ぎ

IKEAに行く。ジャムをつけてたべるミートボールが恋しい&ゆるい絵柄のフリーザーバッグを補充したいな、という漠然とした動機で。1時間ほどの距離にあるIKEAへは、目当ての家具でもないとなんとなく行きづらく、訪れるのは1年ぶりぐらい。

 

IKEAのドリンクバーにおいて、冷たいのみものではアイスレモンティー、温かいのではカプチーノが最も好きだな、という結論に至る。私がドリンクバーの飲み比べをして勝手にうなったり、シナモンロールの中でも特にシナモンが密集している部分を食べてよろこんでいる一方、夫は天井のつくりや換気システムについて考察したり、付き合ってるか付き合ってないか微妙なラインのふたり組を見つけては嬉しそうにしていた。着眼点がちがう相手と一緒にいるとおもしろい。

 

深緑がすてきなナプキンスタンド、それに似合うカラフルな紙ナプキン、椅子のようなかたちをしたスマホスタンド、紙製のドキュメントボックス、サメ柄のフリーザーバッグなどをこまごまと買う。

 

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かわいいナプキンスタンド。スペインで買った破砕タイル柄の塩胡椒入れと並べると、ぐっとカラフルで海外のお店っぽい食卓になった。

 

海外のカラフルな紙ナプキンが好きで、ナプキンスタンドにも憧れがあったものの、食卓に立てておいたところで別にそんなに頻繁には使わない。まったくもって必要ではない。でも昔からずっとほしいな~と思ってたんだったら、もう買っちゃえばいいじゃんね。安いんだし。かわいいからいいんだ。ナプキンもなんでもない日だって使っちゃえばいいんだ。ストロープワッフルを皿の代わりにナプキンへ置いたらすごくお洒落で、夫にも好評で鼻が高かった。

 

 

 

このところ、居場所を作る、ということについて考えている。最近は開業準備をしており、私はどんな思いでやっていきたいんだろうかと、芯の部分についてずっと考えている。居場所を作りたくて店をはじめる人もたくさんいるが、私は多分そうじゃない気がする。

 

「たくさん人が集まる文化的コミュニティ」のような、アットホームないわゆる「居場所」は私には作れないと思う。そういう場所でこそうまく息ができなくなる私には向いていないし、向いている人がやればいい。だからこそ、生きづらさを感じている私のような人のための「息継ぎがちょっとだけうまくできる場所」にならなれるかもしれない。止まり木というほど大袈裟でなくていい。ほんの一瞬、それでいい。

 

 

春、気温差のせいかメンタルがすこぶる不調ではあるけれど、休めるチャンスと捉えて積極的にからだを休めていきたい。