新婚旅行は、個人手配でスペインへ行くことになった。2/3~12の10日間、バルセロナとサン・セバスチャンの2都市をめぐる旅。
飛行機やホテル、観光名所の予約について書いておく。サグラダ・ファミリア、グエル公園、カサ・バトリョやカサ・ミラ、ピカソ美術館など、スペインの観光名所は予約必須なところが多い。当日券だとものすごい行列だったり、そもそも売り切れて買えないことすらあるそう。実際どこのチケット売り場も行列で、予約しておいてよかった……と何度も胸を撫で下ろした。
それと、カード支払いの際は日本円ではなくユーロで支払うこと。日本円払いにすると、販売元が好きなだけ手数料を上乗せできるらしい。
飛行機
Trip.comで航空券の内容を比較検討したのち、KLMオランダ航空の公式サイトで購入。航空会社はエティハド航空(2名26万)と迷った末、エールフランス&KLMオランダ空港(2名36万)に決めた。比較した点は以下。
- エールフランス&KLMオランダ航空→高い。現地到着時刻が23時、出発時刻が6時で微妙。行きはフランスのシャルル・ド・ゴール空港、帰りはオランダのアムステルダム空港を経由。
普通に考えればエティハド航空を選ぶべきだが、私はヨーロッパに強い憧れがある。オランダもフランスも行ったことがないし、こんな機会でもないと行かないだろう。元々予定していたツアーに比べれば安いということで後者にした。なんせ新婚旅行だし。高級ホテルや高級レストランには行かないぶん、飛行機に費やす方針。
3つある料金プランのうち、中間のStandardというのを選ぶ。手荷物&身の回り品1個ずつで計12kg、受託手荷物1個23kgを持ち込める。座席指定はチェックイン後のみ可能で、チェックイン前だと有料。
パリ→バルセロナ/バルセロナ→アムステルダムのフライトは2時間ほどで、最悪離れてもいいけれど、成田から10時間以上乗る飛行機はさすがに課金してでも確実に並びがいい。成田→パリの15時間弱のフライト、アムステルダム→成田の13時間のフライトはそれぞれ有料の座席指定をした。1便につきひとり4000円ちょっとで、合計16000円くらい。これを含めて36万くらいになった。
カードでの支払いを何度か拒否されて困った。結局どうしたのか覚えてないけど、カード会社に連絡したんだったかな。海外の航空券を買うときは、事前にカード会社に連絡しておいたりするのがいい。
ホテル
ホテルはBooking.comで予約。条件は三ツ星以上、アクセスと治安がいいこと。現地の生ハムやビールを買って部屋飲みしたいから、冷蔵庫も必須。贅沢をするつもりはないが、ホテル代をケチってセキュリティボックスが使えなかったり、アジア人差別にあったり(調べているとそのような口コミが書かれたホテルもあった)したくない。予約したのは以下。
・バルセロナ4泊→Europark
・サンセバスチャン2泊→Axel Hotel San Sebastian
・バルセロナ2泊→Cosmo Apartments Passing de Gracia
予約サイトは適当に選んだのだけど、アプリからホテルと直接チャットできるのがよかった(※英語)。一応すべてのホテルにハネムーン利用の旨を伝えておく。
23時の飛行機で到着したあと泊まるEuroparkは、24時間対応フロントと書いてはいたが、予約時に選べるチェックイン希望時間は翌日2時までだった。事前に「24時頃ホテルに着く予定だけど、飛行機が遅延したらもっと遅れるかも。何時までチェックインできる?」的な問い合わせをしたら「24時間空いてるからいつでもOK!」と返ってきた。安心。
ホテルを予約するうえでチャット機能はかなり助かった。後ほどAxel Hotelにチェックイン時間変更を申し出たり、Cosmo Apartmentsに椅子のネジが外れていた旨を伝えるのに大いに役立った。英語でのやり取りになる点のみ注意。
空港駐車場
家から成田空港までは車で行く。夫が事前に成田空港の駐車場(第5)を予約していた。第5だとターミナル1まで徒歩6分くらいかかるが、もっと近い駐車場だと+4000円くらいかかるから第5にした、とのこと。
バルセロナ⇔サンセバスチャン往復列車
バルセロナとサン・セバスチャン間の移動は、レンフェというスペイン国鉄を利用する。
レンフェでの所要時間は6時間ほど。飛行機も検討したが、ブエリング航空というLCCでは荷物を預けるのに追加料金がかかったりする。移動時間は早くても、結局は早めに空港に着いてなきゃいけなかったりするし、トータルで見るとちょっとめんどくさい。
のんびり風景を楽しみながらの列車旅もよかろう、ということで、Omioというアプリでレンフェのチケットを購入。レンフェの公式サイトで買うほうが手数料かからなくて安いんだけど、日本語で予約できるOmioを試しに使ってみた。ここでもカードの支払いを何度か拒否されたが、4回入力し直したら突然いけた。
数日前に買ったため、ちょっと高い一等車のチケットしか残っていなかった。チケットはアプリで表示すればOKとのこと。
GetYourGuideというアプリで、日本語で予約。ツアーガイド(日本語対応なし)つきの見学と自由見学があり、自由見学を選んだ。カタルーニャ音楽堂の内部を歩いて見て回る見学チケットのほかに、実際におこなわれるコンサートを鑑賞できるチケットもある。
公式サイトで予約。ただし公式そっくりの詐欺サイトも存在するらしく、予約の際は注意が必要。時間帯は朝イチにした。メールでチケットのPDFが送られてきて、念のため印刷しておいた。
公式サイトから予約。検索すると予約方法について丁寧に教えてくれるブログがいくつか見つかり、照らし合わせながら英語で予約する。4種類あるチケットのうち、Sagrada Familia con Torres(36ユーロ)というのを選んだ。サグラダ・ファミリアの入場、塔への入場、音声ガイド(スマホにダウンロード)がセットになっている。
チケット購入の際、生誕のファサードか受難のファサードのどちらかを選び、好きなほうの塔を上ることができる。ガウディが生前に手がけたという生誕のファサードを選んだ。行きはエレベーターで直通、帰りは階段で下りる。チケットはメールにてPDFで送られてきて、念のため印刷。
最初は日本語で予約できるkkdayで買ったが、ゴタゴタしてキャンセルした。アプリでの購入が完了したあと「2月のチケットは販売が開始しておりません。手配開始までお待ち下さい」という旨の連絡がきた。販売開始前?支払い完了してるのに????
チャットで問い合わせると、現地業者がチケットの販売を開始→そのチケットをkkdayが手配して斡旋する、という流れをとっており、どうやら現地の販売開始前にもかかわらずkkdayが先にチケットの斡旋をしたらしい。どういうこと。しかも現地業者の販売が開始されたのち、必ずチケットを確保できる訳ではなく、あくまで優先的に手配をするのみ。キャンセル&返金を打診されたのでそうした。
ダリ美術館&バルセロナ⇔フィゲラス往復列車
どちらも公式サイト(英語)で購入。ダリ美術館のチケットはApple Walletに追加できた。
レンフェのチケットはサン・セバスチャンで一度取っていて要領がわかったので、公式サイトで予約してみた。AVEという1時間ほどで着く新幹線みたいな列車で、二等車。チケットはPDFで、念のため印刷しておく。
ピカソ美術館
公式サイトで予約(英語)。特別展&常設展どちらも見れるチケットにした。
特別展では、同じくバルセロナにあるミロ美術館と提携して「ミロ・ピカソ展」を開催しており、ミロ美術館のチケットを同時に購入できるものもあった。ミロ美術館に行く余裕は無さそうなので、私はピカソ美術館のみに。
公式サイトで購入(英語)。チケットはApple Walletに追加できた。
ネットでの事前購入は当日の朝でも間に合った。窓口で当日券を買うとなると、めちゃくちゃ並ぶし高いしで、ダメもとでサイトを覗いてみてよかった。ゴールド・シルバー・ブルーの3種類のチケットがあるうち、一番安いブルーにした。
タクシー
FREENOWという配車アプリ(英語)をインストールし、カード情報をあらかじめ入力しておいた。アプリで配車地点&目的地を入力でき、支払いもアプリで完結できる(現金やカード払いも可)。運転手さんと話さなくてもよくて、たいへん助かる。
FREENOWはタクシーの予約もできる。帰りの飛行機に乗る際、ホテルを夜中3時に出発しないといけなかったのだが、アプリですぐに予約が取れて助かった。
ただし、バルセロナでは使えたけれど、サン・セバスチャンでは利用できなかった(※あらかじめ調べて知っていた)。旅行前に利用可能エリアを見ておくこと。FREENOWのほかにも、CabifyやUberなど他のアプリもある。ひとつインストールしておくと便利だと思う。
次回は、旅行の持ち物&服装について。