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虎視眈々、日々のあれこれ

スペイン旅行記④1日目 成田ーパリーバルセロナ

新婚旅行、スペイン8泊10日の記録。1日目は完全に移動日である。

(前回→スペイン旅行記・持ち物&服装編 - あおいろ濃縮還元

 

出発の前日、夫が残業から帰ってきたのが22時。そこから夕飯を食べて風呂に入り、1~2時間ほど仮眠して、家を出たのは1時40分。

 

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この時点で旅のワクワクよりも、体力大丈夫か……?という不安がアラサーふたりに重くのしかかっている


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キレートレモンで疲労感を軽減していく


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成田空港まで車で6時間。ペーパードライバーの私はナビをしたり、眠そうな夫にリポD男梅グミを与えたり、平成ヒットソングDJをしたりと、助手席のプロに務める。


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なんだこの手

 

 

7:30、成田空港に到着。はやくも足が痛い。助手席に座っていただけのくせに。第5駐車場に車を停め、第1ターミナルまでは歩いて6分ほど。とにかく大量の野菜が食べたくて、朝ごはんはサブウェイに決めた。アボカドベジーのみずみずしさが身に染みる。

 

インストール済みのeSIMをここでアクティベートしておく。スペインだけでなくトランジット先のフランス・オランダでも使えるよう、Nomadのヨーロッパ5GBプラン(30日14ドル)を選んだ。手続きが面倒でやや手間取る。やり方調べておけばよかったね。

 

AnkerのEufy Smart Track Linkというスマートタグもここで開けた。ところが、4個セットのうち2個が電池切れのようで、アラーム音が鳴らない。まあ各スーツケースに1つずつつけられればいいか……となったところで更に、Bluetoothが通じる範囲内じゃないと使えないことに気付いた。ロストバゲージ対策のつもりで買ったのに。アホすぎる。

 

空港内のみずほ銀行にて日本円をユーロに替える。市場やバルで現金しか使えない場合や、クレジットカードを止められたり盗まれたりして使えなくなる場合を想定し、念には念をいれて10万円分を両替した(実際は半分も使わなかった)

 

無印良品に寄り、私は折りたたみスリッパ、夫はネックピローを買う。空港にある無印良品ユニクロって、後光が差すほどありがたく見える。痒いところにどこにでも手が届く存在。マイオアシス。

 

10:05が荷物を預けるリミットで、確か9時~9時半くらいには荷物を預けて保安検査も済ませていた気がする。自販機で水を買うか迷い、日本茶が恋しくなるかもしれないと思い直してお茶を買った(現に夫は、機上で伊右衛門にめちゃくちゃ感謝していた)。

 

10:20、搭乗開始。混雑しており、搭乗締切時刻を過ぎたくらいでようやく乗れた。

 

11:05に成田空港を出発。パリまで14時間のフライトで、なんと合計1時間半しか眠れなかった。変に仮眠をとったりしたから、自律神経がいきなり大バグリしたのかもしれない。夫も似たようなもので、出発時から積み重ねてきた疲労がいっそう濃くなっていく。30分おきに「ああ…あと○時間もある……」と死んだ目で呟くアラサー夫婦。新婚旅行とは思えぬ苦行。眠くなるタイプの酔い止め飲めばよかった。

 

機内食はチキンかフィッシュを選べた。どうやらチキンが洋食、フィッシュが和食のよう。夫の選んだ和食も悪くなかったけれど、やはり海外の航空会社だけあって洋食がピカイチにうまい。ソースのかかったチキンと、付け合わせのじゃがいもがすごく美味しかった。


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右上の、ドーナツ型のシュー生地にナッツ入りカスタードが挟まったお菓子がものすごく美味しかったんだけど、これなに??お初にお目にかかった

 

足の痛みと戦いながらエッセイを読んだり、スペイン語のおさらいをしたり。とりあえずジュースはスーモ、カフェオレはカフェコンレチェ、バゲットのサンドイッチをボカディージョというのは覚えた。夫は大好きな「リメンバー・ミー」をまず英語で、そのあとスペイン語で計2回見ていた。

 

エールフランスの機内では、最後尾のトイレの前あたりに飲み物ワゴンとコップが置いてあって、自由に飲んでもいいようになっていた。スプライトとトマトジュースをありがたくいただく。


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軽食。カツサンドのさらに上位互換のような、なんかとんでもなくうまいカツサンド。十勝ヨーグルトもありがたい

 

 

パリで約 3時間のトランジット。ターミナル間の移動方法や乗り継ぎ時におこなう手続きなど、空港内での流れをあまり調べておらず、ふたりして慌てて検索した。eSIMをヨーロッパプランにしておいてよかったと思う。

 

わずかに残った時間の中で、急いでラデュレのマカロン、PAULのパンを買う。深夜に到着するバルセロナで食料調達できるとは思えないため、これはお土産ではなく今夜の小腹を満たす要員である。

 

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クロワッサンふつうだった 夫が買った洋梨のタルトみたいなやつは激ウマ タルトおすすめ

 

 

搭乗待機中、疲労のピークにあった私たちは、号泣するほどの大喧嘩をした。成田離婚という言葉がどどん!と頭をよぎる。なにかネガティブな状況に置かれたときの性格の相性、知ってたけどめっっちゃ悪い。先が思いやられるが、どうにかこうにか話し合いをして、飛行機に乗ったときには和解した。もうこれ以上喧嘩しないように、お互い本気で眠る。

 

バルセロナに到着し、預けていたスーツケースをピックアップし終えたのが23:22。今夜飲む水がほしかったが、空港の自販機はものすごく高く、ホテル近くの24時間スーパーに賭けることにした。

 

こんな遅い時間でも、空港からカタルーニャ広場までの連絡バスはまだ運行している。本当にありがたい。券売機で片道(One way)のチケットを2枚買う。券売機の言語は英語を選択できたが、クレジットカードを決済する機械はスペイン語だった。いきなり全然わからなくて大困惑。なんとなくで乗り切った。

 

※クレジット決済の機械に「JPY(日本円)」か「EUR(ユーロ)」の選択肢があったら、迷わずユーロを選ぶこと。日本円にすると、好きなだけ手数料を上乗せして請求される可能性があるため。

 

バスは5分~10分間隔ですぐに来る。23:48、アエロバス乗車。スーツケースを置けるスペースもあって助かる。終点・カタルーニャ広場までの所要時間は35分となっていたけれど、夜間で車通りが少なかったからか、やや早く着いた気がする。

 

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建物きれ~!!!外国に来たのだという実感が湧いてきた(いま?)

 

ホテルまでは15~20分ほど歩く。深夜だし治安が悪かったらタクシーを呼ぼうと話していたが、私たちの歩いた道はわりかし良治安だった。

 

24時間スーパー(こじんまりしていて、スーパーというより価格帯的にも日本のコンビニという感じ)に入る。だいたいの商品に値札がついておらず、なんか怪しい。まあ、空港の自販機よりはマシかも……と水を買ったら、案の定ぼったくり価格だった。値札がついていない店で買い物はするのはやめよう、と早々に教訓を得る。

 

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こちら噂のぼったくり水

 

1時頃ホテルに到着。英語が通じるホテルはまず挨拶して「Can I Check in?」と言えばオッケー。先にオンラインチェックイン済みだったので、住所を書いたりすることもなく、パスポートで本人確認をしてカードキーをもらうのみ。4泊お世話になるユーロパークは真新しくて綺麗だった。珍しいことにバスタブもついている。

 

シャワーを浴び、リュックの中で潰れていたラズベリーカロンを食べ、限界までむくんだ足に休足時間を貼りつけて就寝。

 

 

翌日はダリ美術館へ。

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