前回はペーパーアイテムについて記した。
今回はギフト編。受付&乾杯発声を引き受けてくれた友人へのお礼、友人インタビューのお礼、余興の景品、両親贈呈品、プチギフトについて。
ギフト選びで重視したのは「かさばらない」「消えもの」「私が好きなもの」の3つ。
遠方から来るゲストに荷物を気にせず帰ってもらいたいのがひとつ。また、好みではないモノをあげてお蔵入りさせたくなくて、ちょっと嬉しい気分で消費できるようなものにした。「私が好きなもの」というのは、全く使ったことのないAesopなどをお洒落だからというだけで選ぶのではなく、愛用しているおすすめの品や、使ったことはなくても気になっていたものをあげたい、という意。
受付&乾杯のお礼
「dozo」というソーシャルギフトサービスを利用。おしゃれなカタログギフトみたいなもので、TwitterのDMやLINEでリンクを送ってプレゼントすることもできるし、350円プラスすれば手渡し用のチケットとステッカーをもらえる。
テーマがいくつもある中から、酒飲みな友人にぴったりの「#36 三度の飯よりBEERでしょ!」に。お酒つながりで、乾杯発声のお礼もこれにする。瓶ビールセットのほか、ペアのビアグラス、ソーセージ詰め合わせやおつまみセット、一口餃子まである。
パッケージ、レコードみたいでかわい~!引出物バッグに入るサイズのため、手提げ袋などには入れずこのまま渡す。
友人インタビューのお礼
最近の披露宴では、友人スピーチよりもカジュアルな「友人インタビュー」というのがある。ゲスト数人にインタビュー形式でマイクを向け、新郎新婦との思い出や、結婚生活へのアドバイスなんかを話してもらう。
検索するとスピーチへのお礼の相場は出てきても、インタビューの場合はあまり出てこない。なしにする人もいるそう。何もなしというのはこちらが嫌なので、もらっても気負わないカジュアルなお礼がよい。
スタバのオリガミ(ドリップコーヒー)が3種類入ったオンラインストア限定のセットにした。白いボックスのが売り切れていて黒にしたのだが、こっちの方がかっこよくて私たちらしい。かえって良かった。
スターバックス オリガミ® アソートセット 3袋入り(ボックス黒)|スターバックス オリガミ®|スターバックス コーヒー ジャパン
余興の景品
誰に当たってもOKなものということで、マークスアンドウェブのバスソルトを。私の好きなゼラニウムと、万人受けしそうなマンダリンの分包タイプ。
ネットストアでは無料ラッピングサービスの対応をしていないため店舗で買った。ラッピングをお願いしたら、無料でこんなに素敵な個包装をしてくださった。透明だからバスソルトの種類もわかる。最高!
(景品目当てじゃないゆるゆるとした余興にしたくてガチじゃないお礼にしたつもりだったけど、意外とみんなものすごく頑張ってくれていて、あとになって思うともっと豪華にすればよかった~~~~)
両親贈呈品
両親贈呈品の定番は、出生時の体重と同じ重さのお米やぬいぐるみ、子育て感謝状、ドライフラワーで飾った写真立てなど。ただ、私たちも両親もそういうメモリアルな感じのものはあまり好きではない。実用的で嬉しいものがよくて、旅行券にした。
選んだのは「JTBトラベルギフト」というカード型のもの。商品券みたいな紙のタイプだと、旅行を申し込む際、JTBの直営店に行くか直接電話をしなければならない。カード型のものだとウェブ予約が可能。おまけにカードのデザインは自由に編集できる(1枚あたり+550円)とあって、前撮りの写真で作成した。
桐箱(500円)や水引(165円)でラッピングすることもできた。チャージ額は10万円まで自由に設定可能で、有効期限も1年か10年から好きなほうを選べる。私は3万円チャージ、有効期限10年にした。残高が中途半端に残っても逆に困るかと思い、1泊2日旅行の宿代の足しにでもなるかな、ぐらいの想定。
見栄えもいいし、中味のカードもかわいい。満足!
プチギフト
披露宴終了後、新郎新婦がゲストを見送りながらひとりずつ手渡しするギフトのこと。プチ、と名がついている通り、お菓子や飲み物など数百円のちょっとしたものにすることが多い。これは絶対「糸 -ito-」さんのアイシングクッキーをオーダーすると決めていた。
【糸 -ito-】
Twitter @ito_cookie
Instagram @marino_shark
URL Login • Instagram
↑からぜひ見てほしいんだけど、糸さんのクッキーは "アイシングクッキー" と聞いて思い浮かぶイメージよりずっと繊細なつくりで、材料にもとてもこだわっている。アイシングの色合いやラッピングまでもがおしゃれで、しかも美味しい。以前オーダーさせていただいてから夫婦ともどもファンで、もし式を挙げるならプチギフトにお願いしたいな……と密かに思っていた。
モチーフは印象派の絵画、青色を用いて3種類。それだけ決めてあとはお任せした。ウェルカムボードも友人に描いてもらったのだけど、人に頼むとやはり私の想定を超えたものが生まれる。100%思い通りのものを作ってほしいというより、私からは逆立ちしても出てこないものを、センスの信頼できる方に作っていただきたい。
目指したのは、パッと見では "結婚式でもらったクッキー" とはわからない感じ。「これどこの美術館で買ったの?」と思うような "ミュージアムショップのお土産" 感。といっても、実際ミュージアムショップにアイシングクッキーが置かれることはほぼ無いので、概念で作っていただいた。
筆を用いて(すごすぎる)作ってくださったアイシングクッキーがこちら。
左:クロード・モネ「睡蓮 朝」
右:フィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」
ラッピングもカワイイ.............
クロード・モネ「印象 日の出」
食べようとしてラッピング解いちゃってる 美味しかった
ゲストがかわいく撮ってくれた写真、うれし~
ゲストを見送りながらその人っぽいデザインを選んで渡した。プランナーさんや司会者さん、カメラマンさんも含め全員にものすごく好評でした。そうでしょう。
式場にお借りしたカゴとも雰囲気ぴったり
もともと交流があった友人(と私は思っております)なので、なんかこう次回で載せるウェルカムボードも含め、友人と総出で作った披露宴という感じがしてものすごく感慨深い.......。自分の式でこういうことができてよかったな。本当にありがとうございました。
次回⑯はウェルカムスペース編。