あおいろ濃縮還元

虎視眈々、日々のあれこれ

結婚準備記⑨食事編

前回⑧では、2度目の衣装合わせ(タキシード、小物、ブーケ)について書いた。

前回→(結婚準備記⑧ 衣装合わせ後編 - あおいろ濃縮還元

 

今回は、ウエルカムフード、ウエディングケーキ、試食会について。

 

 

ウエルカムフード

挙式終了後、披露宴が始まるまでの時間でゲストに振る舞われるフードのこと。私たち夫婦が居酒屋バイトで出会ったことをプランナーさんに話したら、バイト先の看板メニューだったフィッシュアンドチップスを提供してくれることになった。

 

より近づけるために「魚の種類はわかりますか?」「付け合わせのソースって何が入ってます?」と根掘り葉掘り聞かれて面白かった。店では特製のスパイシーなマヨネーズを使っていて、色味を似せてマスタードにするか、いっそ本場にのっとってビネガーにする?などと話し合い、最終的に食べやすさを考慮してケチャップにした。

 

こういう、"本気で遊ぶ" というか、大人になってから本気で面白いものを作ろうとして誰かと頑張る機会って少ないから、なんか文化祭みたいで楽しい。

 

 

ウエディングケーキ

ウエディングケーキには、食べることのできる生ケーキと、発砲スチロールなどで土台を作るイミテーションケーキがある。生ケーキのほうが高く、生け花など衛生上飾ることができないものもあるが、食後のデザートとして切り分けて振る舞える。イミテーションケーキは安く、制約なくいろんな飾りを施すことができるが、食べられはしない。どうせならみんなに食べてほしくて生ケーキにした。

 

秋の挙式ならではの、秋っぽい紫色のフルーツを使いたい。カットしたイチジクをメインに、ブルーベリーやローズマリーをアクセントとしてあしらう。2段になった丸いケーキで、表面はツルッとした感じではなく漆喰の壁紙のようなナッペを施してほしい。

 

打ち合わせでその旨を話し、Pinterestで見つけた最もイメージに近い画像をプランナーさんに共有する。人数的に、2段ケーキの上の段を生ケーキにすれば食べるぶんは足りそうで、下の段はイミテーションにすることに。

 

ケーキを載せる台や、ケーキ入刀をするナイフに生け花をあしらうこともできる(+8800円)そう。そんな細かいところ誰も見ないと思って無しに。その代わり、ケーキが載るテーブルに差し色としてグレーの布を掛けてもらうことにした。これはプラス1100円。

 

ちなみに生ケーキの中身はスポンジとクリームといちごらしい。契約当初は44000円の見積もりだったのが、小麦や卵の高騰を受けてなんと77000円に。これでもかなり良心的なラインだそう。値上げ、怖……。

 

 

 

試食会

普通は契約前、ブライダルフェアのときにちょっとした試食ができたりするものだが、私たちは式場の完成前に契約したため、どんな料理が出るのか未知数だった。試食会への参加代はひとり5500円。

 

フレンチのフルコースが基本11000円。そこにオプションで前菜をもうひとつ増やしたり、お肉のランクアップをしたり、デザートビュッフェを足したりして、その都度プラス料金が増えていく。試食会ではそのあたりを食べ比べ、細かいメニューをカスタマイズして決めていく。

 

 

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これはオプション(+550円)でつけられる前菜の前菜みたいなやつ。ネギのキッシュ、めっっっちゃ美味しかった。でも我々はウエルカムフードが重ためだから足さなくても充分かな。


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これもオプション(+550円)の前菜の前菜。つけたい場合はさっきのかこっちか二種類から選べますよという感じ。夕張メロンガスパチョ(冷製スープ)、飲む夕張メロンゼリーのようですごく美味しかったが、上に同じ理由で見送り。

 


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カリフラワームースにサーモンとエビのタルタルが載り、その上にイクラがあしらわれた前菜。ものすごく美味しい……。初っ端からこんなフルスロットルで美味しいごはん出てきたら披露宴の演目どうでもよくなる。

 

 

スープはゴボウのポタージュ(写真撮り忘れ)。ゴボウの土っぽい風味に、中華粥みたいな味付けがしてある。好き嫌い分かれそう。

 


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魚料理、ヒラメの白ワイン蒸しとクタクタに煮たナス。これがまた絶妙な味付けですっっごく美味しかった。ナスが苦手な父でもいけると思う。


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魚料理に+550円すると、オマール海老とホタテの栗ピュレ添えに変更できる。海老もホタテも感動的に柔らかい。見た目の派手さを取ってこっちにランクアップする?と話し合ったが、栗のピュレが魚介と思ったほど合わなかったので、さっきのヒラメに決定。

 


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メインの肉料理。道産牛ローストにシソのソース。このソースがとんでもなく美味しかったんだけど、メインディッシュにしてはお肉が薄めな気がする。


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肉料理に+1100円で、和牛のポワレにトリュフソース。+1320円にすると、横に添えられているフォアグラ入りのマッシュポテトみたいなやつもついてくる。お肉がぶ厚いのに柔らかくて、メインにするならこれがいいねとなった。

 


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デザートはリンゴのパフェ。+1320円でデザートビュッフェに変更可。このパフェも脳天ぶち抜かれるうまさだった。私たちはデザートと同時に切り分けたウエディングケーキを提供するため、ビュッフェはなしでパフェに。

 

 

とても美味しいフレンチで、私はすごく好きなんだけど、なんていうか全体的に人を選ぶような料理だ……という印象。好き嫌いの分かれる食材が多いというか、万人受けはしなそう。何回でも言うけど私はすごく好き。高砂でフルコース全部食べてもいいらしくて、今から楽しみ。

 

最終的に、フルコース11000円+1100円で和牛のポワレに変更し、ひとり12100円。牛肉に載ったトリュフは私たちの舌では風味がわからず、山わさびに変更してもらった。そして無理を言ってゴボウのポタージュを温かいじゃがいものポタージュに変更していただいた。ありがたい。

 

 

次回は、招待状DIY編。(結婚準備記⑩招待状DIY編 - あおいろ濃縮還元