あおいろ濃縮還元

虎視眈々、日々のあれこれ

雪のち晴れ

休日、食洗機のまわる水音をぼんやり聞いている。あとで洗濯機もまわして職場で重宝しているブランケットも洗ってあげるつもり。昨日は4時間睡眠のせいでパフォーマンスが最悪だった。今日はゴミ出しをしてミニクロワッサンをかじったあと昼まで二度寝をし、まだお腹がすいていなかったのでLINEだけ返してまた眠った。結局私の1日は15時から始まった。「神様のボート」を読みかけていて「クリスマス・キャロル」と「死にがいを求めて生きているの」もあとに控えているというのに「女のいない男たち」を買った。ほんとうはスクリーンで「ドライブ・マイ・カー」が観たいのだが、近隣に映画館はないし街に出られる状況ではない。これはかなしさを鎮めるためのお守りとしての本だから許してほしい。たぶん「神様のボート」は高校生か大学生の頃に読んだと思うけど、その年代の私は江國香織のよさをあまり理解していなかった気がする。大人になったいまの解像度で咀嚼したいと思っている。フリーペーパーとか雑誌みたいなものをつくるのが密かな、ちいさな夢で、きちんと叶えることができた。インド映画では「きっと、うまくいく」がお勧めなことや、カレーとチャパティのレシピはmacaroniというレシピサイトのをアレンジしたものであること、などはここでだけ言う。私はひどく胸焼けをするタチで、普通のバターチキンカレーでは3口を超えたあたりからどんどん厳しくなってくる。鶏ももではなく鶏むね肉を使い、バターを少し減らして唐辛子1本とクミンとコリアンダーを入れた。ほんとうに本格的で、これまでお店で食べたものよりずっとずっと好き。ちなみにラッシーは大さじ1の砂糖をレモン汁で溶かし、ヨーグルトと牛乳を100mlずついれてスプーンなり泡立て器なりハンドブレンダーなりで混ぜればすぐできる。氷やジャムをいれてもいい。なんとなく体に良さそうな気がするし、私は仕事から帰ってお腹がすいているとよく間食にラッシーを飲む。食洗機が仕事を終えたみたい。次はいっちょ洗濯機でもまわしてくることにする。

からだを改造している

からだを改造している。整形だとかゴリゴリのボディービルドとかではない。具体的にいうと、①生理、②肌 のふたつを改善している。けっこう長々と赤裸々に書く。

 

 

 

 

① 生理について

特にPMSが重く、診断こそされていないけどむしろPMDDに近かったと思う。長ければ生理の2週間前ぐらいから、ちょっとしたことで涙が止まらなくなる。死にたくてたまらなくなる。かなり鬱っぽかった。元来のネガティブ気質によるものかと思っていたけれど、今になって思えばPMS(あるいはPMDD)由来だったと私はみている。

 

いちばん困っていたのが、15時を過ぎたあたりから36.9度ほどの微熱が出ること。デスクワークとはいえつらいし、帰ってからご飯を作ったり皿を洗うことすらできなくて、なんでこんなに何もできないんだろう……死にたい……と泣きながら寝込んでいた。1ヶ月のうち半分もそんな有様だったから同棲している彼氏との仲にヒビが入ってきた。彼氏いわく、夕飯は惣菜で構わないけれど、残業からクタクタで帰って仕事の愚痴でもこぼしたいところに私が「ご飯つくれなくてごめん……何もできなくて死にたい……」とメソメソしていると気が滅入ると。それは本当にそうだ。私が彼の立場でもキツい。PMSの度に険悪になり、これは本当にまずい、ホルモンバランスのせいで喧嘩したり別れたりしたくない、と危機感を抱き、低用量ピルを処方してもらうことにした。

 

それまでピルに手を出さなかったのは、PMSは酷いものの経血量や生理痛は耐えられるレベルであり、なおかつ血栓症が怖かったのと、もっとも大きいネックは値段だった。1ヶ月3000円(ぐらいだと思っていたけどこれは違った!)も薬に払うのはド薄給社会人には厳しかった。でもいよいよそうも言っていられない。

 

事前にネットで調べると、避妊やPMSの治療を目的とするのではなく、生理痛が酷いなど月経困難症の治療目的だと保険が適用されるらしい。「生理痛は耐えられるレベル」と前述したけれど、ワクチンを接種した直後からなぜか生理痛が重くなり、起き上がれなくてとうとう仕事を休んだこともあって、生理痛とPMSを治したいという名目でイチかバチか受診した(ワクチン関係なく別の病気では?とも思ったけど内診の結果は異常なかったからそのへんはまだわからない)。

 

病院にもよると思うが私は保険適用が認められ、さらに超低用量のジェネリックのピルを処方してもらえたので、なんと1シート(1ヶ月ぶん)800円ほどで済んだ。めっちゃ安い。

 

"超" 低用量のためほかの低用量ピルに比べて不正出血の可能性が高く、1ヶ月目は休薬期間の1週間前から出血し続けていたものの、2ヶ月目には安定しはじめた。副作用で1ヶ月ほどずっとうっすら気持ち悪かったけれど、それも2ヶ月目に消えた。酷いときには2週間続いていたPMSもなんと3日ほどで済んだし、希死念慮も消え、経血量も明らかに少なく、生理痛もかなり和らいだ。肌荒れもおさまった。

 

個人的にめちゃくちゃ嬉しかったのが、過剰に出ていた男性ホルモンが抑えられた結果、かなりバストアップをしたうえ体毛も薄くなったこと。ずっと貧乳に悩んでパッドを詰めていたのが嘘みたいに、カップの上に溢れた胸が乗っかっている。なんなんだこれは。同じ人間の胸なのか。口元にもはやヒゲのごとく生えていた太い産毛も細くなった。元々男性ホルモンが過剰に出すぎていた人はこういうことがあるらしい。もっと早く知りたかった……。もっと早く知りたかったので私のような人のために書きました。

 

もちろん血栓症のリスクは上がるし、ピルが合わない人もいるので人によるとしか言いようがないけれど、私は低用量ピルを使い始めて本当によかった。血栓症対策で普段から着圧ソックスを履き、こまめに水を飲むようにしたことで、むくみも取れて便秘も解消した。避妊効果が高いことも精神衛生上とても良い。別に中出しはしないけど、ゴムの使い方間違えたり中で外れたりしたらどうしよう……という不安は減った。あとPMSPMDD)で鬱っぽくなることがなくなって単純に彼氏とめちゃくちゃ仲良くなった!!良いことずくめ!!!!

 

 

 

 

 

② 肌(クマ、ニキビ)について

物心ついてから「肌キレイだね」なんて言われたことがないほど万年ニキビ面だった。鼻のニキビが治ったと思ったら今度はおでこに、それが収まると今度は眉間に、という具合で、顔面のどこかにニキビが出現しない日はなかった。思春期が終われば収まるだろうと思っていたが、成人しても一向に肌荒れしたままだった。それと同時にクマもすごい。ハンブレッダーズのムツムロさんと大体同じくらい。ニキビもクマも、もう治らないのではないかと諦めてすらいた。

 

しかしピルを飲みはじめた頃から、ずっと諦めていた濃い体毛も貧乳もなんと治ってしまい、もしかしてこれも治る……?と一縷の望みを抱く。

 

話題になっていたこのアイクリームを塗り、思い出した時だけ適当に飲んでいた鉄サプリを毎日欠かさず飲むようにした。1時を過ぎてもダラダラ起きたりしていたのを、11時~12時には布団に入るようにもした。

何が効いたのか、全部効いたのかはわからないけれど、確かにクマの濃さが和らいできている。それとこのアイクリームを塗って初めて、私の目元って乾燥していたんだなと気付いた。くすみも取れたし、瞼のたるみや老化を未然に防いでおくという意味でもいいかもしれない。おすすめ。

 

 

そしてもっとも手強いニキビ。オルビスのクリアシリーズ(ニキビに効くライン)を使い始めて驚くほど良くなってはきたのだけれど、それでも "当社比" であって、世間の女性に比べたらまだまだかなり肌荒れはしていた。おそらく私は混合肌で、おでこや鼻はテカるくせに頬は粉をふく。そのへんもどうにかしたかった。小手先のスキンケアじゃなくてなんかもっと根本的解決が必要じゃないのか、と考えて至った結論が「石鹸落ちのミネラルコスメに変える&クレンジングをやめる」こと。

 

ETVOSの石鹸落ちコスメに切り替えてクレンジングを使わなくなったところ、明らかに肌がキレイになり始めた。おまけにテカらないし粉もふかない。毛穴の詰まりや黒ずみも改善した。どうやら落としきれていなかったコスメの残りや、クレンジングが負担をかけて肌荒れしていたみたい。

 

この時点でニキビが相当出来づらくなっていたので、思い切って化粧水と乳液をワセリンに切り替えた。ワセリンひとつで肌がキレイになるという噂は聞き及んでいたけれど、ニキビに効いている化粧水をやめるのが怖かった。でも今ならいけそう。

 

そしてワセリンも私の肌にめちゃくちゃ合っていた。風呂上がりか洗顔後、肌が濡れた状態でパール大ほどのワセリンを塗りこむ。それだけで、たった2日後には赤ちゃんみたいなモチモチの頬になり、4日経つとすっぴんでも肌が光沢を放ち始めた。洗顔料はオルビスのクリアラインのものを使い続けているけれど、化粧水と乳液はなくても大丈夫になった。

 

脂性肌だとワセリンが脂っぽすぎて逆に肌荒れしたり、純度の低いワセリンだと油焼けもするらしいからこれも人によるが。コスパもいいし最高。純度の高い「サンホワイト」というワセリンがおすすめ。

 

 

 

数々の格闘を経て、生理も肌もだいぶ落ち着いて、いまは心身ともに健やかである。あと数ヶ月で25歳になるけど人生でいまがいちばん綺麗だと思う。女子高生や女子大生だったころよりずっと綺麗。このまま歳を重ねて、最終的には年相応に美しいおばあさんになりたい。引き続きがんばります。次の目標は筋トレやウォーキングを習慣づけること。

 

 

 

 

石鹸落ちコスメやワセリン美容については「ふたりclip」というカップルYoutuberのしおちゃんを大いに参考にしています。透明感があって明るくて非常にかわいいので是非観て。メイク動画のほかには旅行やドライブデートのVlogも楽しそうで好き。

 

↓ ↓ ↓

 

毎日メイク)素肌感。抜け感。秋のナチュラルメイク|2021秋 - YouTube

 

【スキンケア】美肌のために2年間ワセリンだけにして後悔したこと。 - YouTube

 

全粒粉とチューリップ

全粒粉とチューリップを買った。どうしようもなく悲しかったから。最も愛するバンドのライブに行ったのは2020年が最後で、我慢して我慢してようやく手にした念願のチケットを私は直前で手放すことにした。そう決めた時にはハラハラと雪片のように涙がこぼれて、本当に行きたかったんだなと思い知った。職場には小さなお子さんを育てていたり、持病があったり、定年近い人も多くいる。なおかつ一人暮らしならまだしも彼氏と同居している。ライブハウスの収容率が100%になったことや、公共交通機関を利用して街へ出るのに不安があること、生理前で体調が優れずおそらく免疫力が一時的に低いこと、接客業ゆえ同僚だけでなくお客さんにもうつしてしまったらという不安がつきまとうこと、色々な要素が山のように積み重なって諦めるより仕方なかった。でも悲しいもんは悲しい。好きなことを好きにやってやろうと思った。普段は鮮度が落ちて200円で叩き売られているスターチスだとかを選ぶけれど、今日は美しいピンクのチューリップを400円で買った。あまり頻繁に使わないうえにコスパの悪い全粒粉も買った。身体を労わってビールはノンアルコールにしたもののそれもカゴに入れた。値段を理由に購入をためらっていたETVOSのアイブロウなんかも買ってしまおうと思う。トレードが成立してチケット代が戻ってきたらクッションファンデーションも頼んでやる。ライブへ行くために取った休みも、一日中本を読んだりNetflixを漁ったり、昼からホットワインを飲んだり長風呂をしたり、時間をたっぷりかけてバターチキンカレーなんかを作ったりして有意義に過ごそう。私は自分を幸せにする方法をちゃんとわかっている。腫れた瞼にとびきりのラメシャドウをのせて、何度でも立ち直れる。

月明かり一筋

会場の外ではなぜかイルミネーションが煌々と灯っている。綺麗だと思う感情に、逸る気持ちが遥かに勝って、素通りして入場列に加わる。ライブを観るのは8ヶ月ぶりだった。去年の5月、ユニゾンを観にきたのと同じ会場にまた彼らを目撃しに来た。ライブに行くことを「会いに来た」「参戦する」と呼ぶのは私にはどうもしっくりこなくて、「目撃する」が最も近いニュアンスであるとこの頃気付いた。ライブハウスではなくこういうホールだと特に。

 

開演前にセールになっていた服を買い、ひとりでパンケーキまで食べて満足しきっていたから、暗転するまでライブがはじまる実感は薄かった。ステージにメンバーの影が見え、いつも通りに「絵の具」が流れてやっと心臓が機能しはじめた。1曲目の、1音目が鳴った瞬間にはもう堰を切ったように泣いていて、自分でも何が自分の身に起きているのかわからなかった。8ヶ月ぶりにライブに来るまで、こんなにも一瞬で感情の針が振れたことがあっただろうか。家で音楽を聴いていては生まれることのない化学反応が、そういえばライブにはあった。思い出した。まざまざと。

 

この歳になると、転職だとか結婚だとか車を買ったとか家が欲しいとか、自分や周りのライフステージがどんどん変わっていくのを感じる。会わない間に友達は大学を辞めてそのままバイト先の店長になり、別の友達はひっそりと入籍して私の知らない苗字になっていた。私も将来の様々なことを考えれば、来年度には今の大好きな仕事を辞めて転職したほうが良かった。でも大好きだから踏ん切りがつかなかったし、別の道がある気もしていた。もし彼氏の転職やそれに伴う引っ越しやはたまた結婚が絡んでくるとまた話は違ってもきて、事態は混乱を極め、そのことで悩んで悩んで揉めたりもした。

 

そんな気持ちを抱えたまま目撃したステージは眩しくて、大好きなロックバンドの凛とした姿を見て、マスクが湿るぐらい涙が溢れて止まらなくなって、私は、これから辿るべき道筋をくっきりとそこに見た。何を諦めて何を選ぶとか、大人になるためにはこうするべきとか、そんなのは1番ダサいってわかっていたのに無視してた。私は全部が欲しかった。何も諦めたくなかった。何も迷うことなんてなかった。今までずっとそうしてきたように、ただがむしゃらに進むしかなかった。私の愛するロックバンドがそうしてきたみたいに。モノクロだった世界に色が芽吹いて私はまた息ができる。あー、生きてる、と思った。マスクの下で鼻水が垂れ、ニットの下に着たヒートテックはずっと前から汗に濡れて、どうしようもなく、私はただ生きていた。

 

2021年、買って革命が起きたもの

2021年に買って革命が起きたアイテムを紹介します。2022年はこいつらなしでは生きていけないと思う。それでは。

 

 

 

 

・アタックゼロ 洗濯洗剤 ワンハンドプッシュ


プッシュして入れるタイプの液体洗剤。これを使い始めてから、洗剤の箱を開けて、粉末に埋もれた専用のスプーンをほじくってすくって量って、という従来の方法が地味にストレスになっていたことに気がついた。ハンドル握って数プッシュするだけで済むの、非常に楽で助かっている。

 

 

 

 

 

・フジコ 眉ティント

 

自眉薄女の強い味方。同棲生活における味方でもある。私がすっぴんを人に見せたくない理由として、自眉が薄すぎるというのがある。化粧を落とすとヤンキーみたいに一気にガラが悪くなる。友達とのお泊まり会や温泉すら嫌で眉毛だけは落とさないのに、同棲なんてしたらヤンキー眉毛を毎日見られる……と脅えていたが、この眉ティントを塗って寝て翌朝剥がせばしっかりした眉が出現する。コンプレックスがひとつ消えた偉大アイテム。

 

 

 

 

 

 

・サボン ボディスクラブ

 

これも同棲生活の強い味方。トゥルッットゥル、としか形容のできない肌になる。結構ゴツゴツした粗塩のようなスクラブのため、肌が弱い人やアトピーなどで肌が荒れている人には厳しいかもしれないけど、平気なら試す価値しかない。私ってこんな肌になれるんだ……とスクラブ使うたびにしみじみ感動する。次はパチュリラベンダーバニラ(いちばん人気の香り)使ってみたい!

 

 

 

 

 

・ティス ディープオフオイルN

 

クレンジングオイルだが、私はクレンジングとしてではなく角栓を取るために使っている。角栓やファンデーションの詰まりが面白いぐらい取れる。本当に笑っちゃうぐらいボロボロ取れる。小鼻などに塗って指でクルクルし続けると、無限に角栓が落ちる。ただし根深いのには効かない。出来たてほやほやのライトな角栓は全て駆逐できます。

 

 

 

 

 

 

・ソフィ シンクロフィット

 

これなしじゃ本当に生きていけない。ナプキンにプラスアルファで使う生理用品という位置付けで、ナプキンとタンポンの間の子みたいな感じ。タンポンは入れるの怖い、っていう人に勧めたい。私がそうだから。デリケートゾーンに挟んで使うため、よっぽど自転車に乗りまくったりしない限り痛みもない。密着するから立ち上がった拍子にドバッと血が出ることもない。そのままトイレに流せるのも最高。サニタリーボックスが血に塗れたナプキンでいっぱいになって蓋を開ける時ににおうこともないから、これも同棲やお泊まり会にオススメ。薬局にないことも多いのでAmazonで定期購入している。私は月に2箱ほど使う。

 

 

 

 

 

 

無印良品 肩の負担を軽くする撥水リュックサック

通勤用の軽いリュックを探していた折、様々なフォロワーさんに勧められて買った。重い荷物を詰め込んでも、ウィンガーディアム・レビオーサでもかかっているのかと思うほど軽く感じる。

 

 

 

 

 

・ハンディファン

 

オシャレに涼みたいJKだけじゃなくて、加齢などによって汗の引かなくなってきた、もうちょっと上の年齢の人たちこそ使うべきだと思う。通勤で20分ほど歩いて夏は汗だくになるので、デスクについてから始業前までのあいだに必死で汗を乾かしている。

 

 

 

 

 

・食洗機

生活の質が変わる。

 

 

 

・ルンバ

上に同じ。床に髪の毛が落ちていない状態、最高。

 

 

 

無印良品 爪切り

 

ものすごく切りやすい。

 

 

 

 

 

 

【革命、ほどではないけど良かったもの】

革命起きた!オススメ!!というほどではないものの、かなり良かったのでまた使いたいと思うアイテムは以下参照。

 

 

 

 

キャンメイク カラフルネイルズ ネイルハードナー

ベースコートとしても、トップコートとしても万能に使える。ネイルは使わずこれだけ塗って、爪をちゅるちゅる光らせるのが好き。

 

 

 

 

資生堂 トリートメントエナメルリムーバー

爪つながり。ネイル落としにしては少し値が張るけど、このガラス瓶がなにしろ可愛くて。その辺に置いておいてもインテリアに馴染んで可愛い。使い勝手も好み。ただネイル落とし特有の匂いはあるから、それが苦手な人は無印良品のほうが柑橘のいい香りでオススメ。

 

 

 

無印良品 あったかインナー

ヒートテックは肌触りが好みでないのと、静電気が起きるのが嫌なのと、においが染みつきやすい感じがあってあまり好きではなく、その短所を全てカバーするのがこれ。七分丈もあり、トップスの裾からインナーがはみ出てダサくなることもない。オートミールみたいな色の、七分丈で丸首のが好き。

 

 

 

 

 

なんだか無印良品の回し者みたいになってしまったけれど、良品が多いから……。ここには書いてないけどルームソックスとパスポートメモも良いです。

 

2021年総括

2021年に読んだ本・漫画、観た映画・ドラマ・アニメ・ドキュメンタリー、行ったライブの総括になります。

 

f:id:bloomsky:20211231150206j:image

アンリ・マティス『待つ』。愛知県美術館で開催した「トライアローグ」という20世紀西洋美術に関する展覧会が、今年観たなかでいちばん良かった。

 

今年は本を30冊読む・映画を50本観ることを目標に掲げており、最終的に35冊の本と60本の映画を堪能しました。内訳は以下の通り。

 

 

 

 

 

【本】→35冊

朝井リョウ飛鳥井千砂越谷オサム坂木司・徳永圭・似鳥鶏三上延吉川トリコ「この部屋で君と」

阿佐ヶ谷姉妹阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」

伊坂幸太郎アイネクライネナハトムジーク」「フーガはユーガ」

江國香織スイートリトルライズ」「やわらかなレタス」「号泣する準備はできていた」

小川糸「あつあつを召し上がれ」「つるかめ助産院」「たそがれビール」「グリーンピースの秘密」

加藤シゲアキ「オルタネート」

川上弘美「おめでとう」

岸本佐知子「死ぬまでに行きたい海」

こだま「夫のちんぽが入らない」

島本理生「Red」

原田マハ「ジヴェルニーの食卓」「たゆたえども沈まず」

東野圭吾「マスカレード・ナイト」

村上春樹「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」「1973年のピンボール」「アフターダーク」「羊をめぐる冒険(上・下)」「ノルウェイの森(上 ・下)」

群ようこ姉の結婚

柚木麻子「奥様はクレイジーフルーツ

吉本ばなな「下北沢について」「とかげ」「キッチン」「デッドエンドの思い出」

トーべ・ヤンソン「小さなトロールと大きな洪水」「ムーミン谷の彗星」

J.K. RowlingHarry Potter and the Philosophy's Stone」

 

 

 

 

 

今年初めてきちんと読んだ吉本ばななさんの文章、確立されていて迷いも淀みもないと思った。縫い目がなく凛としている。『とかげ』は一生の愛読書になるだろうと思う。表題作が好き。

 

小川糸さんの『あつあつを召し上がれ』も素晴らしい短編集だった。

f:id:bloomsky:20211230220429j:image

美味しいごはんを恋人とおなかいっぱい食べたときの満腹感・幸福感のことを「恋人と一緒に小さな筏に乗って、ゆらゆらと漂いながら満天の星を見上げているような気分だった」と表す美しさ。ごはんの描写もぜんぶ見事に美味しそうで、読むたびにお腹が減ってしまう。

 

これは褒め言葉なので誤解しないで欲しいのだけど、伊坂幸太郎『フーガはユーガ』がとんでもなく最悪だった。暴力をふるう父のもとに育った双子を取り巻く環境が何から何まで最悪で、ページをめくるごとに嫌な予感がして、展開もずっと最悪で、もうこんなつらい話は読みたくないと思うのに続きが気になって仕方なかった。最悪で、最高だった。人には勧めないけど今年読んだなかでいちばん好き。

 

 

 

 

 

【漫画】

約束のネバーランド ~20巻【完結】

リビングの松永さん ~9巻

五等分の花嫁 ~14巻【完結】

ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ ~2巻

一生好きってゆったじゃん

ボールルームへようこそ ~9巻

拝啓、もしもの僕

ミュージアムの女

マイフィンランドルーティン100

 

 

 

岐阜県美術館にて監視員をしている宇佐江みつこさんの『ミュージアムの女』は、美術館のことをもっと好きになれるお仕事実録漫画。美術館の隅のほうに座っている人のこと、私もしばらく学芸員だと思っていた。学芸員資格は有しているけれど監視員というお仕事にあたるそう。ゆるく読めるので、美術館に興味はあるけど全然なにもわからないなーって人はぜひ。

 

フィンランド愛が高じて、フィンランドで寿司屋を営むべく寿司職人修行に勤しむ週末北欧部chikaさんによる『マイフィンランドルーティン100』。寿司職人修行の話は本書では出てきませんが、インスタとツイッターで読めます。フィンランドのスーパーやサウナやお酒についての話が可愛らしいフルカラーのイラストでレコメンドされている最高の本。ここに載ってるレシピでシナモンロール作るのが私の来年の目標。

 

 

 

 

【映画】→60本

かもめ食堂

マスカレード・ホテル

今夜、ロマンス劇場で

窮鼠はチーズの夢を見る

ラブ・アゲイン

おとなの恋の測り方

ビューティーインサイド

間宮兄弟

花束みたいな恋をした

破門 ふたりのヤクビョーガミ

百万円と苦虫女

ここは退屈迎えに来て

殺さない彼と死なない彼女

セザンヌと過ごした時間

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス

ソーセージ・パーティー

リリーのすべて

SCOOP!

図書館戦争

メランコリック

私をくいとめて

セトウツミ

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー

ザ・プロム

アデル、ブルーは熱い色

イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密

ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い

マイ・プレシャス・リスト

マイ・フェア・レディ

パッドマン 5億人の女性を救った男

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋

ゴッホ 真実の手紙

魔女がいっぱい

ザ・ファブル

ナチスの愛したフェルメール

世界で一番ゴッホを描いた男

ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語

マン・アップ!60億分の1のサイテーな恋のはじまり

シンデレラ

ピーターラビット

まともじゃないのは君も一緒

ノッティングヒルの恋人

永遠の門 ゴッホの見た未来

幸せのレシピ

最高の人生の見つけ方

ロンドン、人生はじめます

EMMA エマ

ミュウツーの逆襲 EVOLUTION

探偵はBARにいる

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ

9人の翻訳家 囚われたベストセラー

プール

ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密

マリッジ・ストーリー

マダム・イン・ニューヨーク

ラブ&ドラッグ

ダンプリン

シングル・オール・ザ・ウェイ

ハーフ・オブ・イット 面白いのはこれから

モキシー 私たちのムーブメント

 

 

 

ラブ・アゲイン』みたいな王道ドタバタラブコメ作品結構好き。どんでん返し系ミステリーでは『9人の翻訳家』と『ナイヴズ・アウト』が最強。2021年ベストオブムービーは『ハーフ・オブ・イット』。三角関係という設定から始まるのに、一波乱ありつつも結ばれて終わるありきたりな話ではないところが良かった。恋愛、友愛や家族愛、どれも形は違えど同じく「愛」なのだと思える一風変わった青春映画だった。

 

 

 

 

【ドラマ・アニメ・ドキュメンタリー】

カルテット

大豆田とわ子と三人の元夫

このサイテーな世界の終わり シーズン1、2

ノット・オーケー

アンナチュラ

シャーロック シーズン1~4

オッドタクシー

フリーバッグ シーズン1、2

クィア・アイ シーズン1~4

クィア・アイ in Japan!

クイーンズ・ギャンビット

 

 

日本のドラマでは『カルテット』、海外ドラマだと『このサイテーな世界の終わり』が面白かった。どちらも一筋縄ではいかないし、安易に人に勧められないという点で共通している。前者は有名ゆえ説明は省く。後者は暴力表現やレイプ描写に耐性があればぜひ見てほしい。シーズン1の終わり方が私は本当に心底好きで、いっそシーズン2は見ない方がいいかとも思った(見て良かった)。主演のアレックス・ロウザーは前述した『9人の翻訳家』のアレックス役でもある。

 

ゆるふわ絵柄の動物アニメと侮るなかれ、『オッド・タクシー』は結構エグいミステリーで、今年享受したどのエンタメより衝撃だった。YouTubeにアップされているオーディオドラマと交互に見てほしい、絶対に。この絵柄でこんなにも背筋が凍ることあるんだと思った。

 

様々な分野のセンスに富んだ4人のゲイと1人のノンバイナリーが繰り広げるビフォーアフター番組『クィア・アイ』は視聴するだけで自己肯定感がぐんぐん上がる。依頼者のインテリア、髪型、服装、料理や思考までもポジティブに変身していくさまは見ていて気持ちがいい。これを見ていらない服を捨てたり思い切った髪型にしてみたりした。

 

 

 

 

【配信ライブ】→3本

1/28 フレデリック/FREHOUSE ONLINE ~Room Party 2021~

2/23 フレデリック/FREDERHYTHM ARENA 2021 ~ぼくらのASOVIVA~

12/31 UNISON SQUARE GARDEN、女王蜂/fun time COUNTDOWN 2021-2022

 

 

【有観客ライブ】→1本

5/7 UNISON SQUARE GARDENUNISON SQUARE GARDEN Revival Tour "Spring Spring Spring"

 

 

有観客ライブに1回しか行っていない……?最低月イチはライブハウスに通い詰めていた女が……?

 

ファンタイムカウントダウンはこれから自家製レモンサワー飲みつつ観ます。それでは皆さま良いお年を。

 

 

 

瑞々しいルビー

果物を綺麗に剥いて食べさせてあげたい、と思うことってかなり分かりやすい愛の指標だと、自分のために雑に剥いたルビーグレープフルーツを貪りながら思う。ふたつあったグレープフルーツを本当は昨日の食後に出そうと思っていたけど、満腹すぎて結局剥かなかった。なのでひとつはブランチにする。彼氏に食べさせるときはきちんと綺麗にお皿に盛り付けるが、自分用だからと横着して切ったそばから直接食べる。頭と尻を切り落とし、皮と白い部分を削ぐように剥いて、薄皮から実を切り離す。実家にいた頃はこんな面倒くさい食べ方はしなかった。ふたつに切って砂糖をかけて専用のぎざぎざしたスプーンでくり抜くのが絶対的なスタンダードであった。キウイフルーツなんかもそのスタイルでいく。彼氏と暮らすようになって、わざわざ皮を剥いて薄くスライスしたキウイやら、種まで取って一口大にカットしたスイカなどを出されて衝撃を受けた。自分はりんご丸かじりするくせに。手間をかけてでも食べやすくて綺麗なものを出したい、というのはかなり愛だなと思った。見習うようにして頑張っていたら最近はごく自然にそう思うようになった。生活のなかで日々学んでいるのは、生活のスキルというより愛情だと思う。