あおいろ濃縮還元

虎視眈々、日々のあれこれ

結婚準備期⑤ 前撮り編

前回は入籍編。入籍準備、入籍日当日の動きと、苗字の変更手続きについて書いた。

(前回④→結婚準備記④ 入籍編 - あおいろ濃縮還元

 

今回は前撮り編。前撮り準備、前撮り当日の様子、アルバムについて。

 

 

前撮り準備

撮影の2ヶ月ほど前に衣装合わせをした。白無垢と袴を選んで試着し、小物を借りる場合はその相談もして、当日の持ち物やスケジュールを確認するという流れ。特に悩むことなくサクサク進み、ものの1時間で終わった。

 

プラン内の予算に収まるように白無垢と袴を選ぶ(超える場合は追加料金)ため、選択肢はあまりない。袴に至っては黒と白の二択で、すぐさま黒に決定。渡されたカタログでは白無垢の違いは全然わからなかったので、真っ白いのと少しクリームがかったのを着比べてみることに。

 

色だけで見ると真っ白のほうが似合ったけれど、ハリと厚みがありすぎて布団着てるみたいだった。クリーム色のは生地が薄く、すっきりして見える。どちらも鶴の刺繍を施してあるが、後者にはラメも織り込んであるというので、これも難なく後者に決定。ラメ大好き。

 

オプションで飾り小物を赤にしても可愛いとのことだったが、赤は似合わないため却下。ヘッドドレスは有料と無料の貸し出しがそれぞれあった。無料のつまみ細工は和風でかわいかったけど、モダンにしたいから自分で用意することに。ブーケも有料貸し出しがあったが、これも自分で買う。夫のVネック肌着は自前で用意してくださいとのこと。肌に触れる足袋などは式場で購入、もしくは自分で用意しても構わないそう。メルカリで揃えれば安く済むだろうけど手間もかかる。まっとうな値段設定だったので式場で購入した。

 

 

 

というわけで、自分で用意したものは以下。

・ブーケ

・ヘッドドレス

・ネイルチップ

・Vネック肌着

 

 

ブーケ→Creemaで購入

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植物園での撮影になるため、背景と色が同化しそうなグリーン系、白無垢と被るホワイト系は避ける。結婚式で使い回す可能性も考え、生花ではなくアーティフィシャルフラワー(造花)のブーケにした。

何を見せてもピンとこない顔をしていた夫が唯一「これが似合う!絶対!」と目を輝かせたのが青いブーケだった。私の名前の由来は "青い海" であり、あまりにテーマカラーすぎるのでは?と思ったが、確かに似合う。リボンの色が選べて、ブルーのを巻いていただいた。オプションでブートニアもつけ、およそ13500円。借りるより高いけれどもぐっと私らしさが出たのでOK!

 

 

ヘッドドレス→Creemaで購入

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バードケージベールにアーティフィシャルフラワーが付いたもの。この写真ではわかりづらいのであとで着画を載せる。

インスタで情報収集していると、茶髪ロングヘアの花嫁が主流で、私のような黒髪ショートヘアの例はぜんっっっぜんない。ドレスの写真はあれど、白無垢の黒髪ショート花嫁はまったく出てこない。どういうヘアアレンジやヘッドドレスが合うのか全くわからなくてものすごく悩んだ。

夫は、大きめの白いお花で飾る王道スタイルが好きみたいだったが、私は和モダンにかっこよくキメたい。最終的に辿り着いたのが、顔の全面を鳥かごのように覆うバードケージベール。椎名林檎っぽくてモダンでかっこいい。お花をつけてほしかった夫との折衷案として、花つきのものを血眼で探した。5000円ほど。

 

 

ネイルチップ→SHEINで購入

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キラキラした白いやつにしようと思ってたけど、届いてみたら長すぎて思ったよりギャルっぽく、予備で買っていた青いのに。ブーケと色も合うしちょうどいい。238円。

24ピース グラマラス 付き ショート 四角形 ブラック カーキ 金属 エンボス テープ1枚、爪やすり1本 ネイルチップ | SHEIN JAPAN

 

 

Vネック肌着ユニクロで購入

夫用の白いVネック肌着はユニクロでゲット。着付けのときは肌着とパンツのみになるので、恥ずかしければパンツの上に履くステテコも用意してねとのことだった。有難い配慮だな~!と思ったが夫は別にパンツで構わないそう。

 

 

 

前撮りのプランは、ロケーション撮影でデータ13カット。かなり少ない方だと思う。代わりといってはなんだけど、家族や友人を呼んで、写真や動画の撮影をしても構わないそう。私の家族や友人はみんな遠方なので、義両親を誘った。成人式に出なかった夫の袴姿を見たいかな~と思って。都合のついた義母&義妹が快く来てくれることになった。

 

前日は念入りにケアをした。顔のうぶ毛と鼻毛を駆逐し、眉を整え、夫にも同じことをする。着付けのとき下着姿になるな、と思って足や背中の毛も剃っておく。丁寧に洗顔して毛穴の詰まりを落とし、メディヒールのティーツリーパックも。トリートメントも丹念に。ネイルチップをつけて完成。

付け焼き刃でもなにもしないよりマシだろうと、巻き肩改善ストレッチ、顔のリンパマッサージ、腹筋もしておいた。

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つめかわい~

 

 

 

 

前撮り当日

私のヘアセットとメイクはプラン内容に含まれていたが、夫はどちらもプラン外となる。ヘアセットだけオプションで頼み、メイクは私が自宅で施すことにした。日焼け止め、下地、コンシーラー、ファンデーション、パウダーで肌を整え、軽く眉を描き足して完成。私は日焼け止めとアイブロウのみに留め、着替えやすいようワンピースを着る。

 

到着後、まずは私のメイクからしてもらう。前置きとして「ブルベ冬なんですけど」と言ったらなんとメイクさんもブルベ冬で、みなまで言わずとも似合う色を完璧に理解してくれた。顔立ちが派手なため、しっかりアイラインを引いたり二重幅いっぱいに濃いシャドウを塗るとケバくなってしまうことを伝え、ナチュラルめにお願いする。ラメが好きだと言うと、追加で目頭にグリッターをのせてくれた。紫の眉マスカラを塗り、リップもパレットで色を混ぜて明度の暗い赤色をつくって "強い女" にしてくれた。最高……。隣で夫の着付けが始まる。

 

次に私のヘアセット。右側の髪を耳にかけ、そこに持参したヘッドドレスをつけてもらいたい旨のみ伝え、あとはお任せした。ここでも「椎名林檎にしますね」と完璧に理解してくれ、テキパキと和モダンな強い女に仕立ててくれた。信頼できすぎる。

 

私の着付けと夫のヘアセット。白無垢はずしりと重くてぶ厚く、3月の撮影にしてよかったと思うほど暑苦しい。布団を着ているようなものだから、ポンコツロボットみたいな歩き方しかできない。「痩せそうですね~」と冗談で言ったら「本当に痩せるのよ」と返ってきた。実際、白無垢を着てあちこち歩き回るロケーション撮影をすると、脱ぐ頃には締めていた帯がゆるくなっているらしい。まじ???過酷だ。夫は癖毛を活かしていい感じにしてもらっていた。

 

 

義母&義妹と合流していざ外に出ると、小雨が降っていた。カメラマンとアシスタント、アテンドとして先ほどメイクと着付けをしてくれたおふたりが小雨でも大丈夫な撮影ルートを即座に練る。ロボット歩きしかできない私は白無垢の裾とブーケを持ってもらい、さらに傘も差してもらって重役のように練り歩いていたが、夫は傘を渡されてひとりでスタスタ歩いていておもしろかった。

 

幸い本降りにはならず、指定された通りにポーズをすればスムーズに撮影が進んだ。笑い上戸すぎる私が盛れないレベルの爆笑をかましてボツになったり、逆に夫の作り笑顔がぎこちなさすぎてボツになったり、写真うつり爆悪夫婦は表情をつくるのに最も苦戦した。植物園で撮りたい!というのが強くあったけれど、スタジオ撮影よりも歩きながら撮るロケーション撮影のほうが自然に緊張がほぐれて表情もマシになるだろうという打算もあった。し、大正解だったと思う(成人式のスタジオ前撮りで緊張して自然な笑顔になりきれなかった前科もち)。

 

2時間ほど撮影し、着物を脱ぎ終えたあとは、撮影した中から13カットを選ぶ。半目やぎこちない表情のものを排し、あとは縦構図と横ならどっちが好みとか、笑顔の候補が多いからすまし顔もいれてバランスを取ろうとか、がんばって削った。データはメールで3週間後に届くとのこと。これにて前撮りはおわり!ちなみに本当に帯はゆるくなっていた。

 

 

モザイク処理したらちょっとキモくなったけど、黒髪ショートヘアでバードケージベールつけたりとか、青いブーケってどうなるんだろう?という悩める花嫁の参考になればと思い、着画を載せておきます。

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ショートヘアでもちゃんとキマるよ!タイトなオールバックに金箔つけてもかわいかったかも。ベールは浮かないよう上からピンで留めてもらってる。

 

 

アルバム・写真

式場にアルバムを作成してもらうとかなりの金額がかかることを事前にリサーチ済みだったため、契約の段階で「データだけください」と伝えていた。写真データが手に入れば、格安かつ好みのレイアウトでアルバムを作ることができる。

 

私たち用・お互いの実家用でアルバムを3冊つくって送ることにした。祖父母には厳選した写真を何枚か大きめにプリントして送り(祖父母って大きめの写真飾るの好きじゃない?)、アルバムはあとで結婚式の写真と1冊にまとめて送る。

 

目星をつけていたのは「しまうまプリント」というサービス。めちゃくちゃ安いし、発送も早く、そのうえお洒落。さらに「新婚割」なるものもあり、お財布に優しいことこのうえない。無料でもらえるサンプルフォトブックを請求し、アプリでデータも作成した。

サンプルフォトブック|フォトブック|高品質第1位のしまうまプリント

 

しかし夫が難色を示した。せっかくだから卒業アルバムぐらいちゃんとしたつくりがいいし、見開きページがしっかりフラットに開けるのじゃないと嫌らしい。見開きページに配置した横向きの写真が途切れて見えるのがよろしくないと。じゃあ見開きやめて1ページに配置し直す?と言ったが、横向き写真は見開きがいいらしい。めんどくせえ!でもふたりとも納得することが大事だから、根気よく他のサービスを探した。条件はスマホで作成できること、13カットと少ないページ数でも対応していること、ハードカバーでしっかり開けること、デザインがダサくないこと。

 

条件に合致したのが富士フイルム。フォントがもうちょっとイケてるとよかったな……あとアプリめちゃめちゃ使いづれえ……と思ったが、まあいい。ハードカバーのフォトブック16ページ(205×145mm)が1冊3410円で、3冊1万くらい。しまうまよりは高いけども充分安いと思う。

 

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こんな感じ!スリーブに入ってる。のちのち結婚式用のアルバムもつくりたいから「WEDDING」ではなく「WEDDING PHOTO」とした。

 

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表紙に顔写真ドーン!はあんまり好かんので、手元アップを採用。サブタイトルには日付&撮影場所をいれた。

 

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夫がこだわった、フラットな見開きページ

 

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写真のレイアウトも、余白なしも選べるし、余白の残り具合までいろいろ選択肢があって、勝手になんかスタイリッシュな感じになる。助かる。

 

ただアルバムの送り先を1箇所にまとめてしか選択できず(確かしまうまは個別にできたはず)梱包して送る手間が面倒だった。写真は実はまだ送ってないんだけど、しまうまで頼もうかなと思う。

 

 

次回は招待状について。

→(結婚準備記⑥招待状悩み編 - あおいろ濃縮還元