あおいろ濃縮還元

虎視眈々、日々のあれこれ

RISING SUN 2017 ④

【[Alexandros]】

いったん帰宅し、体力フル充電して、いざ後半戦。

道はぬかるみまくっていて、田んぼ通り越して沼だった。長靴とレインパンツ履いて大正解。

 

ギタリストの白井眞輝氏を熱烈に推している私は、右側に陣取った。前から2列目。推しのためならモッシュも怖くない。

 

ライジングサンでは21時に花火が上がる。

私のいた所からは、ステージに被って花火が全く見えなかった。ひときわ大きな花火が打ち上がった時、ちょこっとだけステージ上に花火らしきものが見え、大歓声と拍手まで起きた。

 

21:00~ SUN STAGE にて [Alexandros]。

 

セットリスト

謎曲

ワタリドリ

Kaiju

Girl A

Kick&Spin

ムーンソング

starrrrrrr

Waitress, Waitress!

Adventure

新曲  (明日、また)

 

 

花火と拍手の消えていった暗がりに、スクリーンに映し出された 「[Alexandros]」 の文字が光を差し、4人が現れた。

 

洋平さんの 「この時間に集まってくれてありがとう!大人の時間始めてもいいですかー!!」 との声に、歓声が爆発する。それを聞いて楽しそうに笑い出す白井さん、愛おしっ。

 

 

1曲目は『謎曲』と呼ばれる新曲。大型フェスのメインステージに初っ端から新曲持ってくるって、いきなり攻めるな~~!好き!

  

謎曲の冒頭、「日が昇って沈んでいく」みたいな英詞を聞き取れた。それしか覚えていないけど、好きなテイストだったからリリースが待ち遠しい。

 

 

 

次にいきなり『ワタリドリ』かましてくる所からしても、今宵のドロスは攻めの姿勢みたいだ。初っ端から新曲と代表曲やるなんて。

 

メインステージとなると、ガチガチに 「間違いなくノレる代表曲」 で固めるバンドも少なくない。ドロスはそれがない。客に媚びない。そこがいい。

 

 

 

ところで洋平さんは、客が英語わからないと思ってるのか、英語だと開放的になるのか知らないけど、なかなか際どい言葉を使うよね。

 

Thank you so much (どうもありがとう)、という代わりに 「Thank you fucking much (クソ感謝してるぜ)」 と言ったり、「Mother-Fucker RISING SUN」 なんて言ってみたり。良い子は真似しないでください。

 

聞き間違えでなければ 「Everybody fucking with [Alexandros]!」 なんてことも言っていたような…。私の拙い語学力で洋平さんっぽく意訳すると、お前ら全員まとめて抱いてやるよ的なニュアンスです。わーお。

 

 

 

『Kaiju』『Girl A』『Kick&Spin』とバリバリのロックチューンで揉みくちゃになったあとは、『ムーンソング』でクールダウンを挟む。夜風の涼しい野外でこの曲を聴けるなんて、ものすごい贅沢。

 

 

『Starrrrrrr』は、フェスで生まれた曲というだけあって、広いステージによく映える。個人的には、ドロスにのめり込むきっかけになった曲であり、いちばん好きな曲でもある。

 

他のバンドは観客を 「北海道~!」 やら 「蝦夷~!」 などと煽りがちだけど、洋平さんは 「石狩ーー!!!」 「まだまだイケるか石狩ィ!!!」 とがっつり会場の地名出してくれた。道産子としてはめちゃめちゃ嬉しい。

 

 

 

『Waitress, Waitress!』のイントロが始まると、白井さんが両手で客席を煽りはじめた。すぐさま上がる 「オイ!オイ!」 という歓声に、「聞こえねえぞオラ」 みたいな顔で両耳に手を当ててまた煽って。声がいちだんと大きくなると、満足そうに笑った。ご機嫌だなあ……。

 

洋平さんの歌う 「ストロ…ング キーース」 の部分がエロかったことをくっきり覚えている。それと曲の最後、バンドの音が消えて 「you tonight」 という声だけが響き渡ったのには鳥肌が立った。

 

 

『Adventure』の歌詞、 「晴れ渡る8月の 亜麻色に染まった石狩は」 って替えて歌ってくれたのも嬉しかった。やたら石狩推し。

きょう雨だからアドベ聴きたいね~って話してた人をちらほら見かけたし、私もそう思っていたので、前々から決まっていたとしても嬉しかったな。

 

 

 

 

初っ端から新曲を持ってきたドロスは、最後の最後にも新曲を持ってきた。しかも、本邦初公開のやつ。

 

(※RSR時点で本邦初公開だったこの曲は、先日クロレッツとタイアップの決まった『明日、また』です)

 

「北の大地にお土産持ってきました、新曲です!昔から知ってたかのように楽しんでください」 とのこと。

心地よく鳴るメロディに、メッセージ性の強い歌詞が乗り、思い思いに観客がノッていく。というか、勝手に体が動く。ノせられる。

 

まず思ったのは、「この曲は間違いなくドロスの代表曲になるな」 ということ。

『ワタリドリ』のような代名詞や、『city』のようにバンドやファンにとっても大切な曲とはまた違った、新しいターニングポイントに。

 

初見でこれなら、これから物凄い成長を遂げるんだろうなあ。新しいはじまりを感じさせるフレッシュな曲だと思った。

 

新曲とは思えないほどの盛り上がりに、洋平さんもメンバーもご満悦のようだった。道産子愛してるぜ的なニュアンスのことを言っていた気がする。

 

究極に攻めの姿勢をみせたステージは、大成功のうちに幕を閉じた。最高でしたほんとに。

 

 

 

 

 

ところで私は、前述のとおり白井眞輝氏の大ファンなので、ライブ中の98%は白井さんを見ていた。

みんなが、ステージ前に設けられたお立ち台のようなところに移動した洋平さんのほうを向く中、私はまっすぐ白井さんを見つめていた (気色悪いファンでごめんなさい)。

 

気まぐれか、私があまりにガン見しすぎていたせいかわからないけど、滅多に客のほうを見ない白井さんが顔を上げた。そして2秒ほどこちらを見ていた。

 

暗かったし目が合ったかはわからないんだけど、明らかに一瞬コンタクト取った気がするんだよなあ……だってみんな洋平さんのほう向いてたし。勘違いしておくことにします。

 

一応言っておくと、目立つようなことは何もしてません。名前呼んだり手振ってアピったりとか、何もしてないです。

純粋にガン見しまくってただけです。こんな近くで推しを見れる機会なんてなかなか無いんだから、それぐらい許してくれ。ガン見といってもちゃんとノッてもいたよ。悪しからず。

 

さて次回⑤は、My Hair is Bad。気長にお待ちください。

あおでした。