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砕けろ

夢と呼べるほど綺麗なものじゃない、「執着」 としか呼べないような目標みたいなものを昔から持っていて。大人になっていくうちに忘れられるものだと思っていた。でも忘れたくないと思っていた。だから、大人に足を踏み入れかけている今になってもやっぱり忘れられなかったりする。本気で成し遂げるスタミナも覚悟もないんだけど、だからってぼんやりフェードアウトしていくのも寂しい話だ。どうしても叶えたい夢、なんてものじゃない。昔から握り続けてきたからじっとり執着しているだけの、このまま手放すのが惜しいだけの、そんなものだ。とっくに必要はないのに、愛着が湧いて捨てられないぬいぐるみのような。でも猛烈に悔しいと思った。泣きたくなるくらい嫉妬心が芽生えて、自分のなかにまだこんなものが残っていたことに戸惑った。どうしたらいいんだろうね。一つしかない答えをずっと見ないふりしてきた。忙しいことを盾にした。忙しくしていれば忘れられると思っていた。でも、寝る暇がないほど忙しくても、生きているのがやっとな時だって、忘れられなかった。ご立派な言い訳を振りかざして逃げようとする自分が嫌いだと思った。余計に悔しかった。忘れたり逃げきれるもんじゃないと思った。ねえ、全力でぶつかってみたらさ、全力で弾け飛んでくれるかな。こんなに頑張っても駄目なら仕方ないねって、真正面から諦められるのかな。諦めるために頑張ることが私には出来るのかな。なにかを賭けてまで手に入れる度胸は私にはない。どんとぶつかって、きっぱり諦めて、あの頃はなんか苦しかったけど楽しかったなあっていつか笑えるような大人になりたいと思ってるんだよ、ちゃんと。区切りっていうかけじめっていうか、そろそろ付けないと、みんなとっくに捨ててるお子ちゃまみたいな理想を持ったまま大人にはなりたくないんだよ。わざわざエイプリルフールなんて半端な日にこんなお経みたいな、おどろおどろしいブログを書かないとやってられないような、このままじゃ駄目なんですよ。執着なんて苦しいだけのこと本当はしたくないんですよ。こんな読み切れもしないような葛藤を持ち続けるのはもうやめて楽になりたいんですよ。だからさ、当たって砕ける覚悟を決めろよいい加減。