季節の行事を祝うのって大事だからと彼氏がスーパーの恵方巻きを予約してくれたのだけど、節分を2月2日だと勘違いしていたらしく、予約客で全く賑わっていないサービスカウンターにて悠々と受け取ったのが昨日のこと。ついでに落花生も買った。北海道の節分には殻付き落花生と決まっている。家中に放り投げ、棚の下に転がって埃まみれになったとしても、殻を剥けばきれいに食べられて衛生的だから好き。節分といえば歳の数だけ剥く落花生と、殻に負けて痛くなる指先がセットだった、私には。いつか子供を育てることがあったら、節分に落花生を撒くのは北海道の風習なのだと教えたい。そういえば彼氏と付き合う前、ただの先輩と後輩であった頃、ふたりで出掛けた居酒屋の突き出しに茹で落花生が出てきた。凄くべちょべちょにふやけていて、あんまり美味しくないなと思いながら黙々と食べたことを思い出す。これべちょべちょすぎませんか?なんてこっそり言うほどまだ親しくはなくて、ここのレモンサワー美味しそうですねービールと悩むなーとかそういう当たり障りないことを言った気がする。ちょうど2年前くらいのことだと思う。付き合う前の、つまり彼氏が私を必死に口説こうとしていた頃のことを本人に話すと嫌がられるので、こんなところにこっそり書いた。コンパスのアプリまだ消してないかな。