あおいろ濃縮還元

虎視眈々、日々のあれこれ

ちょうどよい

子宮頸がん検診を受けにいく。集団検診だとなんとなく恥ずかしいかな、と思っていたが、流れ作業のようにじゃんじゃん捌かれるぶん恥ずかしさはなかった。係のかたに導かれるまま問診票を出し、お金を払い、軽く問診を受けて、献血車みたいな感じのバスで検診をする。ベルトコンベアを規則正しく流れていくお寿司の気持ち。前に病院で受けた検診は、医者も看護師も慣れきってなにも思わないのはわかっているにしても、やたら抵抗があった。二名以上の前で股を開くことなんてないし、痛いし。抵抗は今回もなくはなかったけど、「はい終わり。はいじゃあ次のかた」とテンポよく捌かれてみると、あとがつかえないようにしようという意識のほうが強く、恥ずかしさや痛さなど感じる暇もなかった。集団検診、いいかも。

 

骨格ナチュラルの私はだぼっとしたTシャツなど、カジュアルめの服を着るとスタイルよく見えるのだけど、顔タイプエレガントなせいでカジュアルコーデをすると "若作りしてます!" 感がものすごくなる。こっちを正せばあっちが出るような難儀な身体だが、ちょうどいい塩梅を探るのもたのしい。

 

あと、顔タイプエレガントは前髪なしが似合うとされる。友人や親、担当の美容師さんは「絶対に前髪なしがいい」と口を揃えて言う。そうなのかと思って伸ばしていたが、ただ道を歩いているだけで、小中学生に「不審者!」と距離を取られることが二度続いた。そのあと前髪を作ってみたら不審者扱いされるどころか、道行くおばあちゃんに話しかけられることがぐんと増えて、あ、前髪作ったら私って不審じゃなくなるんだ!と気づいた。真顔が怖く話しかけづらいオーラ満載の私は、道を聞かれたりすることが全然ない。それが前髪を切っただけでこんなにも?というぐらい周囲の対応が変わった。その後また伸ばすと声をかけられることは減り、ふたたび切ると増える。私のこの顔に前髪なしが似合うことも間違いではないと思うが、胡散臭い方向に似合っているのだ。それよりも親しみやすくありたい。「目のちょっと下あたりまで伸ばし、センター分けにする」がちょうど親しみやすく似合うラインだと突き止めた。親しみやすくなりたいね。舐められたかないけど。