そしてどの映像を観ていても、いつも同じことを思う。
「ライブ」ってやっぱり、「生」に満ちあふれている。「生」がきらめいている。
back numberのアルバム 「シャンデリア」 初回特典としてついてきたライブ映像。それを観ていたらめちゃくちゃに泣けてきた。思い出が蘇ってきたとか、ライブが最高すぎるとかではなくて (それもかなりあるんだけど) 、とにかく美しかったのだ。
生き物のようにめくるめく照明。顔をくしゃくしゃにしながら歌うボーカル。曲の感情に寄り添うベース。全身で生み出されるドラム。ひとつの生命体みたいに共に飛び跳ね、共に拳を突き上げるオーディエンス。
美しかった。
全力で、命がきらめいていた。
その瞬間にだけ爆発する何かが、そこには確かにあって、だからこんなに、ライブというものに惹かれるんだと思う。
魂をふりしぼって、命を削って、輝く。
自らを燃やすことで光を放つ流れ星みたいに、刹那的な美しさが、ライブにはある。
一瞬しか見ることのできないその光を探しに、私はいくつもライブに行ってしまうのだろう。そのあたたかさに触れるたび、またローソンに発券しに行ってしまうのだろう。これはもうライフワークなのだ。
お金がなかろうが、セトリが同じだろうが、私はライブでしか出会えないあのきらめきを、どうしようもなく見たい。みんなと同じ歌を聴いて、同じように泣いたり笑ったりしたい。拳を突き上げて、拍手を送って、ライブという作品のひとつに組み込まれたい。そんなふうに思うのです。
そこでもまた、あのきらめきを探してしまうんだと思います。そして歌に、演出に、それを見つけてはまた虜になってしまうのだと思います。楽しみ。わくわく。
クソマジメな長文に付き合ってくれてありがとうございました。
あおでした。