あおいろ濃縮還元

虎視眈々、日々のあれこれ

小川

いい感じに綺麗にまとまった文章を狙って書こうとすると、媚びたペラペラの文字列ができあがってしまって反吐が出そうになるので、取り繕わずに、そのまんま、フリースタイルで書けるようになりたい。その練習をしたい、錆つかないように。今日は仕事だった。シフト制で土日も普通に仕事があるため、いつもあまり曜日感覚がない。制服姿の高校生がひとりもおらず、通勤に向かう車の群れがまるでいないことに気付いて初めて、今日は日曜日だったと思う。世間の休日に働くのはむなしいが、世間の平日に休むことはそれ以上に甘美なことなので良しとする。PMSにしてはあまりにも腹が痛くて痛み止めを飲んだ。と思ったら案の定、4日も早く生理が来ていた。明日が休みでよかった。雨が降ると気圧で体調がおかしくなるけれど、花粉症は落ち着く。またしてもここに一長一短。最近、調整豆乳でミロをつくって飲むことにハマっている。仕事終わり、汗だくで帰宅してすぐシャワーを浴びる。そして髪の毛がびしょびしょのまま豆乳ミロを飲む。その一連の流れに幸せを、どうしようもなく感じる。少し前までは豆乳ミロではなくラッシーだった。今後は水出しアイスティーなどに取って代わられるかもしれない。そして寒い時期には白湯になる。そのように私の四季はおそらく巡る。フォロワーに頂いた「むらさきのスカートの女」を読んだ。あまりにも怖い本だった。私は怖い本が大好き。信頼できない語り手どころか、信頼できなすぎる語り手の話で、読んでいてずっと不穏で怖かった。「フーガとユーガ」を読んだとき以来の感覚だった。たった五十音の羅列で、幸福にも恐怖にも陥れることができるから言葉ってすごい。祈りにも呪いにもなりたい、私が文章を書くときはいつもそう願っている。腹が痛いので筆を置いてエアコンの設定温度を下げてくる。