あおいろ濃縮還元

虎視眈々、日々のあれこれ

ライジングサン'16 ③

暑さでこのへんの記憶やられてるので、ミセスとベボベはさらっと書きます。

 

ジンジャーエールを買ったりしつつ、目指すはEARTH TENT。インディゴの会場からは10分以上。夏フェスと炭酸って相性いい。インディゴの余韻、つめたい炭酸、照りつける陽射し。サイコウ。

 

【Mrs.GREEN APPLE

会場に差しかかったとき、『Speaking』が聞こえてきた。ミセスに関してもにわかなんだけど、この曲は大好き。有線で流れたのが忘れられなくて、必死で歌詞を思い出して検索したことがある。

 

EARTH TENTは超満員。テントの外に観客があふれ出し、思い思いにリズムに乗っている。全力で踊る人、ビール片手にちいさく肩を揺らす人。会場にぎゅう詰めでモッシュもいいけど、こういう見方もアリだな。少し離れた芝生に座りこむ。

 

2016 8/13 セットリスト

愛情と矛先

VIP

アンゼンパイ

Speaking

StaRt

うブ

HeLLo

サママ・フェスティバル!

 

フレッシュだなあ!グリーンアップルと銘打ってる通りに爽やかで瑞々しい。夏にうってつけな楽しいステージだった。

 

次のベボベまでは1時間ほど。陽射しも落ち着いて風が心地よくなってきたので、そのまま芝生で待機することにした。暑い夏フェスは数あれど、涼しい夏フェスなんてのは北国の特権でしょう。

 

 

 

Base Ball Bear

2016 8/13 セットリスト

BREEEEZE GIRL

瞹してる

透明少女 (カバー)

GIRL FRIEND

short hair

changes

PERFECT BLUE

LOVE MATHEMATICS

祭りのあと

 

ギターサポートは元ナンバーガール田渕ひさ子。かつて湯浅さんが持ちこんだ初回のライジングサンの映像。そのナンバーガールのステージに衝撃を受けて結成されたのが、Base Ball Bearであるという。

 

湯浅さんが抜けた穴を、結成のきっかけになったナンバーガールが埋める。『透明少女』のカバーでは大きな歓声があがった。ライジングサンが繋いだバトンに、あまり事情のわからない私ですら何だかじんときた。

 

音源ばかりでライブ映像などは観たことなかったのだけど、こんなに歌声かっこよかったっけ?!かっこいい!かっこいい!!

 

途中から母と芝生で合流し、なぜか母の持ってきたみたらし団子を食べながら『祭りのあと』を聴いた。余談だけどこの曲のとき、ちょっとアジカンのゴッチみたいな声じゃない?音源聴いてて「ゴッチじゃん」て思った。それが言いたかった。アジカンベボベも好きですよ。

 

 

適当なレポで申しわけない。さて、④はキュウソネコカミです。わりと長くなると思います。

あおでした。

 

ライジングサン'16 ②

indigo la End

ゲス乙女の川谷絵音さんが掛け持ちしているバンド。数曲しか知らない超にわかだけど、ゲスよりもインディゴのほうが好きなテイストです。

 

30分前に陣取りに行くと人ガラッガラで、あっさり3列目をゲット。え、ほんとにいいの?バンドセット激近だけど、私にわかだけど、いいの?と変に恐縮する。でもいいんだよな、にわかだからこそ好きになる余地が無限大なんだから。

 

15:00~ RED STAR FIELDにて、indigo la End。画面の向こうでだけ知っていた姿が、目の前に現れる。目の前ってのは言葉のアヤだけど、3列目だからかなり近め。

 

ライブで初めてアーティスト本人を目の当たりにするとき、いつも不可思議な気分になる。

 

イヤホンや画面越しに知っていたあの人が、目の前で息をしている、同じ空気を吸っている、同じ時間を過ごしている。音楽を通して出会っていなければ、同じ時間を過ごすことなどなかった。交わることのないはずの点と点が、音楽を通してひとつの凛とした線になる。そのことにいつも震える。このときも、同じ思いに駆られた。

 

2016 8/12 セットリスト

名もなきハッピーエンド

悲しくなる前に

藍色好きさ

忘れて花束

ココロネ

インディゴラブストーリー

夏夜のマジック

渚にて

 

 

外面に出てきにくいだけで、芯の熱い人だな、と思った。絵音さん。

涼しい顔をしておいてうっかり近づくと火傷する、ロウソクに揺らめく青い火のような人だと思った。別に騒動どうこうのことじゃなく、純粋に音楽に関して。いやほんとに他意はない。

 

歌っていうか完全に絵音さんレポになってしまうのだけど (ごめんなさい、夢中で飛び跳ねたついでに曲中の記憶もすっ飛んでしまった) 、色気がすごかった。情熱的なギターに思わず息をのんだ。

 

ハンドマイクで歌うのだけでもズルいのに、持て余した左手をマイクスタンドに掛けちゃうのたまらない。こう、気だるく肩を組むように。あれは全バンドマンにやってほしい。字面じゃ伝わりにくいか。

 

最初は涼しい顔をしていたのが、少しずつエンジンがかかっていって 『渚にて幻』の最後なんて、ギターを左手に持ってふらふら振りかざしてた。そのまま投げ出してしまうんじゃないか、というかこのまま倒れてしまうんじゃないか?と思った。そうしたらギターと共に倒れ込むように、押し倒すように、なだれこんでいった。そのあと床に座りこんだままギターを弾き、エモーショナルに幕引き。

 

 

知らない曲が多くても楽しめる、むしろ知らない曲のほうがわくわくする、ということに改めて気づいたライブだった。

 

メロディーも歌詞も、シングルなのかカップリングなのかも知らないまっさらの状態で聴く。「ドンピシャで好き」、「好みじゃないけどアリ」、「何回か聴いたらハマりそう」。手を振り上げながら、音に浸りながら、ゆっくり「好き」を見つけていく時間もまた楽しい。

 

少し興味のあるアーティストをふらっと観られること、新たな「好き」に気付けることもフェスの醍醐味だと思います。

 

③に続きます。まだまだ続きます。

あおでした。

ライジングサン'16 ①

2016年8月12日、RISING SUN ROCK FESTIVALの幕開け。ライジングサンは、ご存知の通り、日本4大フェスのひとつに数えられる大型オールナイトフェス。

 

到着したのはきっかり開場時間の10時。そこから1時間、暑さと砂埃のなか並ぶ。振り返ってみてもどの時間より、入場待ちのこの1時間が地獄だった。フェスで熱中症やらかした前科があるので、こまめにポカリを飲む。入場するまでにペットボトルが空になった。

 

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くううう!!テンションあがるううう!!!

 

11時には入場完了。キュウソのサイン会整理券を求めてタワレコブースへ。意外とすんなり並べて、難なく「サギグラファー」と整理券をゲットした。グッズコーナーでラババンとタオルも手に入れ、12時頃には暇になってしまった。1発目のインディゴは15時からだというのに。

 

こうなったらフェス飯だ、フェス飯!と思い立ち、出店をゆっくり歩いてまわる。

まずは30分並んでいちごけずりをゲット。

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甘いいちごジャムの上に、凍らせた削りいちご、仕上げにふわっふわの練乳。甘酸っぱさのバランスもこの上なく絶妙。暑さで早くもくたくたになった体に沁みわたる美味しさ。仕事終わりのビールってこんな感じかな~。

 

すっかり満たされたので、RED STAR FIELDに向かう。メインステージであるSUN STAGEからは20分ほど歩きます。会場は東京ドーム17コぶんの広さがあるらしい。

 

歩いていると、どこからともなくシャボン玉が漂ってきたりして、風に乗ってどこかのステージからドラムやらの音が聴こえてきたりして、ああ、なんてピースフルな空間なんだろう!この世に2日間だけ現れる楽園、というライジングサンのキャッチコピー(なのかな?)が思い出される。なんて的確な言葉。楽園以外の何物でもない。

 

到着してもまだ時間に余裕あり。ドロス洋平さんやキュウソヨコタさんも絶賛していた、パイネなるものを食べてみることにした。ふかふかなお好み焼きの生地に、ポテトサラダとかりかりのチーズが載ったハッピーな食べ物。もうめっっちゃくちゃに美味しかった!!写真は撮り忘れた。ごはんしか食べてないけどフェス最高。至福。

 

さて、②に続きます。次回はindigo la End

ゆっくり更新しますので気長にお待ちください。あおでした。

ライジングサン'16 準備編

タイトルからお察しの通り、8月12~13日にかけて行われる「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZO」 参戦記を書こうと思います。今回は準備編。

 

去年のライジング、私は2日目にぼっち参戦キメました。体力ほぼゼロの高3女子でも楽しめるフェス。準備さえしちゃえばこっちのもんです。

 

覚え書きも兼ねてフェスの持ち物や服装についてつらつら書いていきます。あくまで私流なので、合わなくても責任は負いません。試行錯誤して自分なりのスタイルを見つけてください。それもまたフェスの醍醐味です。

 

まずは、持ち物

リュック→持ち運べないものの保管&レジャーシートの重し。盗まれて困るものは絶対に入れないこと。

エストポーチ→お金やケータイなどの貴重品は肌身離さず持ち歩く。充電器やティッシュや飲み物などもここへ。

レジャーシート→明るい色の派手なやつ。暗くなってから自分のレジャーシートを探し当てるのは困難。

コインケース→財布はかさばります。折ったお札と小銭が入ればなんでもオッケー。私は100均のペラペラのケースを愛用。

充電器→必須。

ポケットティッシュ・ウエットティッシュ→砂埃や食事でとにかく汚れるので。鼻の中や爪の間も黒くなります。

ビニール袋→ゴミ袋。会場にもゴミ箱はありますが一応。

カッパ→雨具は必須。傘はダメ。

タオル→去年、雨に濡れたレジャーシートを拭くのに使いました。あるといろいろ便利。

虫除けグッズ→私は100均で虫除けブレスレットなるものを買いましたが、あくまで気休め。テント泊する方はちゃんとした虫除けスプレーを。

日焼け止め→汗で流れるのでこまめに。

制汗剤→重宝。

扇子→特にあってもなくてもいい。

飲み物→水分はこまめに。冷却機能のあるペットボトルホルダーもあるとなお良し。

 

 

続いて服装

帽子→日除け。屋内 (アーステントなど) では他のお客さんに迷惑なので脱ぎましょう。

タオル→マフラータオルをラババンやリストバンドで留めるスタイルをよく見ます。私はキュウソのネズミくんヘアゴムで留める派。

Tシャツ→ゆとりがあって風通しよくて吸水性があるもの。替えもいくつか。

ズボン→フェスは痴漢が多いので、スカートなんか履いてまさぐられても文句言えません。ズボンが無難。昼は暑く夜は寒いので、間をとって七分丈くらいがベスト。

→履きなれたぺたんこスニーカー。

靴下→替えはたくさん。

→ロングヘアは低い位置でくくる。一つ結びだと、暴れたときムチのように他のお客さんを直撃するので、できれば二つ結び。

防寒具→夜は海風がきつい。私 (道産子) は深夜でもTシャツに薄手のパーカーで暑いくらいでしたが、フリースと毛布で震えてる人もちらほら。夏とはいえ北海道ですから。

 

 

レジャーシートでのんびり過ごしたい方は、水分補給や日焼け対策。モッシュにガンガン突っ込みたいライブキッズは、替えの服を用意して戦闘態勢を固める。気をつけなきゃいけないのは熱中症と、夜の冷えこみ。

 

あとはライブ中にステージの写真や動画を撮らないとか、ゴミをトイレに放置していかないとか、基本的なマナーを守っていればオールオッケーです。

 

 

さて。ついにあさってですね~~。ライジングのために用意したワイドリラコを眺めてはじたばたしてます。タイムテーブルはおおかた組み終わったけども、まだ誰のマフラータオルを巻いていくか決められない。なんたる贅沢な悩み。

 

去年参戦するにあたって、フェスの持ち物やらいろいろ調べたらブログ記事がいちばん参考になったので、私も来年は準備段階から書き残しておこう!と思っていて。ちょっとでも読みやすいものにできたらいいなと思います。

 

本番レポもおたのしみに。あおでした。

魔法

岡まことさんのフリーライブに行ってきました。 

赤レンガ (横浜のではなく札幌の) をバックにした野外ステージ。岡まことさんのライブを観るのは初めてだったのだけど、ものの見事に、すとんと魔法にかかった。

 

5曲、弾き語り。

初夏の空気を時に切り裂くような、時に震わすような、憂いを帯びた声。アコギの音や歌詞のひとつひとつが染み入るみたいだった。ライブ直後にバイトさえなければ、泣いていたと思う。

 

心をぎゅんっっと掴んでいくような声なのに、切なくて美しいメロディーラインなのに、そこに載る歌詞が描くのは、おそろしくリアルな痛みだ。

なかったことにしたい痛み。見なかったことにしたい傷。そういうものを一切ごまかさず、えぐり描く世界観が好き。小説でいえば朝井リョウさんの本なんかもそうだと思う。心のいちばん奥にしまいこんで鍵をかけたブラックボックスを、そっと開けられるような。

 

ともかく、「魔法」という曲を聴いているときに思い知った。これは、もう、魔法にかかってしまったなぁ。

 

心地よい暑さを、吹きぬける強い風を、そのすべてを包むような歌を、魔法にかかった瞬間を、忘れたくないなぁと思う。

ということでブログに残しておきます。素敵な30分間でした。廃盤になったと思ってたCDも買えたし……!ほんとに行ってよかった。ありがとうございました。

 

CDにサインまでもらって非常に浮かれてます。通学中聴きまくるぞ~~。うれしいうれしい。

そういえば、サイン会とかに行くと声小さくなるのなんなんだ。普通テンション上がったら声高くならない??ピーク通り越して逆に落ち着いちゃうんだろうか。謎。

 

余韻すごい。抜け出せるかしら。

あおでした。

 

 

2016 7/3 セットリスト

シナスタジア

聖者の投身

朝露の花

魔法

僕らはまだそこにいた

 

ハングリー

受け身じゃなんも始まんねーな。この頃そう思っている。

いつかのブログで、レールの敷かれた列車から降りて自分で歩き出さないと景色はもう変わらない、と書きました。本当にその通り。

どんどん声をかけていかないと人間関係は広がらない。ただ授業や課題を消化するだけじゃ何も身につかない。貪欲さというか、ハングリー精神というか、もっと飢えないとダメになってしまうなぁ。

せっかく設備の整った大学に通っている以上、使えるものは全部使い尽くしたい。図書館の蔵書も映像資料も利用しまくりたい。使える教材からすべて吸収し尽くしたい。そのためにはやることやってからじゃなきゃダメで、そこがまた難しいんだけど。


そんなことを考えていた矢先に、back numberのシングル 「僕の名前を」 が発売になったわけです。そのカップリングの 「ひとくいにんげん」という曲。

   足りない足りないよ
   こんなもんじゃ
   もっと僕にちょうだいよ
   研ぎ澄まされた感性を

タイムリーヒットツーベース、って感じ。ずきゅん!ときた。これだ!って。降って湧いたように 「これは私の主題歌だ」 と思う時がたまにあって、ひとくいにんげんがまさにそうだった。

生ぬるい心地良さに慣れちゃいけない、と思います。いつだってハングリー精神を忘れずにいたい。まだこんなもんじゃ足りねぇって、いつまでも思い続けていたい。


[Alexandros] が気になりまくってるので、おすすめあれば教えてください。あおでした。

下車する頃合い

   あの日に電車を見ながら

   憧れ夢に見てたような
   場所までもうすぐなのに
   なぜだろう涙が出るのは
 
back number 「電車の窓から」 の歌詞。
 
 
中学のときは、高校に入るために。
高校のときは、大学に入るために。
そんなに高望みしなかったということもあるけど、ひとつずつ着実に叶えてきました。
 
でも、入りたかった高校を卒業して、憧れていた大学に合格した今、次に何を目指したいかというと、ぼんやりしたイメージしか浮かばないのです。
 
義務教育や高校では、あんまり何も考えなくても敷かれたレールの上をすいすい進んでいけました。当たり前だけどこれからは違う。列車を降りて、正しいと思う方角へ自分で踏み出さないと、景色はもう変わらない。
 
今までも歩いていたつもりだったけど、きっと動く歩道やルームランナーみたいなものの上で足踏みしてただけなんだろうな。未完ツアーの 「ALIVE」 みたいな。何言ってるかわかんない人は、発売されたばっかのミスチルのDVDを観てください。
 
 
 
近いうちに旅行の感想をブログに書きたいような、でも書かないような気もします。おやすみ。あおでした。