あおいろ濃縮還元

虎視眈々、日々のあれこれ

LIVE FOR THE NEXT ~後編~

いよいよアジカンの登場。KANA-BOONの暖めたフロアが、また一気に温度を上げる。

さあ、第2ラウンドがはじまる。

 

2016 11/12 セットリスト

Easter

小さなレノン

未来の破片

ブラッドサーキュレーター

Re:Re:

Standard

リライト

ソラニン

君の街まで

ループ&ループ

今を生きて

転がる岩、君に朝が降る

アンコール

君という花

オペラグラス

 

 

狙い通り、建さん側のすごい前のほうに陣取ることに成功。1曲目『Easter』から既にヒートアップし、新しめの曲を挟みながら『未来の破片』『Re:Re:』などアツいナンバーが続く。

 

アジカンは、プレイのひとつひとつ、洗練されてきた佇まいのどれをとっても、どっしりとした安定感に溢れていた。ベテランの風格。

 

KANA-BOONが未熟というわけではまっったくないけれど、これが20周年を目前に控えたロックバンドか…あまりに格が違うぞ……と思った。

 

 

ところで、間近で見る建さんの色気がすごくて…!滴る汗や、ギターを掻き鳴らす手に浮かぶ筋ばかりを眺めてしまった。リライトのギターソロとか、どエロかった。

 

建さんに限らずだけど、コーラスするとき目をぎゅっとして口を大きく開けるあの表情が大好きなんですよね。合法的に間近でイケオジを眺められるなんて。最高もいいとこ。

 

あと、ゴッチの地声もエロすぎない? 「ありがとう」 の一言だけで色気爆発できるのなに?なんて技? 

 

客席からあがる 「ゴッチかっこいー♡」 の声を、「うるせー」 と煙たがるゴッチ。「かっこいいー!」 「うるさい、やめろやめろ、お前らはマイノリティー (少数派) だよ」 「かっこいー♡」

止まないヤジにぴしゃりと 「やめろ、うるさいブス!」 と止めをさすゴッチ。それがまたイケボなせいで黄色い悲鳴があがる。私もなぜかキュンときた。

 

 

『ループ&ループ』は、LIVE FOR THE NEXTのテーマソングに選ばれている曲。

 

   君と僕で絡まって繋ぐ未来

   最終形のその先を担う世代

  

アジカンが結成されたころ、私はまだ生まれてもいなかった。聴き始めたのは中3ぐらい、つい4年ほど前のことで。

 

嵐や西野カナが流行るなか、私は熱心にリライトを聴いた。歌詞がドンピシャに刺さったのもあるし、なによりカッコよかった。ロックが何かは知らないけど、この荒削りな真っ直ぐさこそがロックンロールだと思った。世代を越えて届くカッコよさが、アジカンの音楽にはある。

 

ちなみに私のなかでの 「カッコいい」 の定義は、 「カッコ悪くてもがむしゃらにやる」 ということ。泥臭い方法でもいいから、ひたむきに努力できる人が1番カッコいいと思っていて。

 

不遇な時期に耐えてなお自分たちのスタイルを貫き通すアジカンは、紛れもなくカッコいい。

 

 

『ループ&ループ』は、「ネクストジェネレーション」というテーマにぴったりの曲だ。邦ロックの基盤を築いたアジカンが、KANA-BOONへと次世代のバトンを繋ぐ。そんなイメージが浮かぶ。

 

だけど。

 

勝ちにいきますと宣言したKANA-BOONが、ゆくゆくはアジカンのポストを継ぐのかもしれない。でも 「世代交代か…」 と呟いていたゴッチが簡単に退くとは思わない。というか退いてほしくない。

 

ネクストジェネレーション、次の世代に丸ごと譲るのではなく、次の世代にも影響する音を奏でていてほしい。と、すごくワガママなことを思ってしまった。

 

だって、カッコいいんだもん。アジカン

私のボキャブラリーじゃうまく表せないから、どうかライブを観に行ってほしい。等身大のロックンロールを一身に浴びてきてほしい。最高だよ。ほんとに。

 

 

 

 

あっっという間に本編が終わり。気づかないうちに必死で飛び跳ねていたみたいで、ヒートテックを脱ぎ捨てたいほど暑かった。

 

アンコールの際、客席からあがった 「潔さーん!元気ですかー!」 との声に、 「潔は元気だよ、ありがとう」 となぜかゴッチが答える。なんで地声こんな腹立つくらいイケボなんだ?

 

『君という花』にはKANA-BOONの鮪さんもギターで参加。ゴッチのギターをそれはそれは嬉しそうに弾く鮪さんは、ゴッチに 「谷口マグロクション」 とあだ名を付けられていた。

 

『君という花』はKANA-BOONにとって、谷口鮪にとって、本当に大切な1曲で。憧れの人と同じステージで、憧れの人のギターで、憧れの曲を演奏できるなんて。ちょっと緊張しながらも楽しそうに演奏するマグロクション。こんなの泣くわ。私が。

 

途中、建さんがマイクを向けて鮪さんに歌わせようとしてくれたんだけど、ゴッチは例の変な踊りをしていて、そのやりとりに気付かず。鮪さんもタイミングをはかるものの、ゴッチはやはり気付かず。

いつか、いつかまた同じステージに立てる日が来たなら。今度は鮪さんの『君という花』も聴きたいな。もしくは一緒に踊ってください。

 

谷口鮪にもう一度拍手を!」 と建さんが言い、拍手を受けながら笑顔で去っていった鮪さん。どんなに嬉しかっただろうなあ。

 

 

最後は、Wonder Futureツアーでもアンコールラストを飾っていた『オペラグラス』で幕引き。

ゴッチが言うところの 「最高 and 最高」 でした。はああああ。最高。もうブログ書いてるだけで鳥肌立つもん。

 

 

 

さて、1ヶ月以上も空けてしまいましたが。これにて 「LIVE FOR THE NEXT」 ライブレポ前後編終了です。年内に更新できてよかった。本当に伝説の夜だったので、ぜひともブログに残しておきたかったのです。

 

ここまで読んでくれてありがとうございます。あおでした。