スペースシャワー列伝2018 札幌

スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR 2018。2月28日、札幌 cube garden にて行われた公演はツアー4本目だった。

 

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アイビー、ラウンジ、サウシー、リーガルリリー。期待の若手バンド詰め合わせみたいな最高のメンツ。これでチケット3300円って破格。6000円くらい払っても全然いい。

 

トリのバンドを観れずに帰ったので、ほかの3バンドについて書きます。MCは完全にうろ覚えなため、言い回しけっこう違うと思われます。ニュアンスだけ感じとって。

 

 

 

 

 

列伝には、強い憧れがあった。

 

きっかけはフレデリックだ。そもそも私がフレデリックにハマったのも、無料で放送していた列伝アジアツアー2017を観たのが発端で。

現地の言葉で会場を沸かせる姿や、圧倒的なステージング。そのすべてに惹かれたのは、スペシャ列伝という素晴らしいイベントがあったからだった。

 

憧れの列伝を地元・北海道で観られるとあって、期待値マックス。

cube gardenはすごく小さい。Zeppでいえば、柵ひとつかふたつぶんで終わりな感じ。350キャパでこのメンツって贅沢。ドリンク交換のとき、小さめのハリボーグミをもらった。

 

 

 

 

【1番手・Ivy to fraudulent game】

  1. she see sea
  2. 革命
  3. 青写真
  4. アイドル
  5. 青二

 

「かっこいい若手バンド」 ということ以外、アイビーについて何も知らずに行った。そして実際その通りだった。

 

「1番手だけど準備運動させるつもりはないんで」 、早々に言い放ったこの言葉に心を掴まれた。なんだこのバンド、かっこいいじゃないか……。

ちなみに私がよく言う 「かっこいい」 とはルックスのことではなく、「どれだけかっこ悪くてもがむしゃらにやれるか」 のことを指す。しかしお顔もかっこよかった。

 

振る舞いや曲の世界観、ロックンロールに酔いしれるようなプレイ、バキバキに男らしくてかっこいい。初めて観たアイビーにばっちり痺れた。アイビーのテイストとか実は好みではなかったんだけど、それを飛び越えるかっこよさにねじ伏せられた。

 

「男も女も関係ない、俺はお前と話がしたい」 

「4バンドとも当たり前にかっこいいんで最後までここにいてください。そして、思うがままにいればいい。俺もお前も」

 

バンドマンが観客のこと 「お前ら」 って呼ぶのあまり好きじゃなかったけど、観客に対する愛が込められた 「お前」 呼びにぐっときた。「1バンド30分なんて短いよな、みんなで文句言おうぜ」 と笑っていたアイビーは、自分たちの音楽と、それを受け止めてくれる観客のこともまっすぐ愛し抜いてるバンドなのかな、という印象を受けた。

 

うろ覚えで申し訳ないのだけど、もう23になるから正直焦りのようなものもあって、休日になると不安を感じたりする、といった感じのことを話していたと思う。でも、だからこそ、その不安だとかを全部ライブに変えると。

ライブという場所は、音楽は、最高だと。

(本当にかすかな記憶だから言ってたの他のバンドだったらごめん)

 

音楽って最高だろ!ってことを言葉だけじゃなく歌や演奏でも体現してくれるから、観てるこっちにまで熱が伝播していく。最高だった。

 

文句なしのトップバッター。しかも、これから続く3バンドとも負けじと打ち返してくるのだ。なんてものすごいツアーだろう、スペシャ列伝。

 

 

 

 

 

 

【2番手・Saucy Dog】

  1. いつか
  2. グッバイ
  3. 真昼の月
  4. 新曲
  5. イトクロージング

 

近頃気になりはじめていたサウシーに、完全に恋に落ちた。どの曲も、雷に打たれたような衝撃が走った。甘い電流が全身を駆け巡るようだった。本当に、すごかった。

 

1曲目の『いつか』から声めちゃくちゃ出てて、半端なくエモーショナルで、この熱量で30分演られたら私はどうなってしまうんだ……と真剣に思った。

 

サウシーは歌詞がすごい。back number と My Hair is Bad 以来だ、こんなにも心揺さぶられる失恋ソングの作り手に出会ったのは。けれどそれ以上にライブがものすごかった。詞の切なさを増幅させる、切ない歌声。あんなん泣く。どう転んでも泣く。

 

『煙』なんて、冒頭の歌詞だけで泣きそうになった。「私達ね、もう大人だからね 好きなだけじゃ一緒にいられないのはもう分かってるよね?」 歌い出しのこの部分でほろりときて、息をするのも忘れて、まるごと一曲聴き入った。「やだやだ」 と声を荒らげるように歌ったところでぎゅうっと切なくなった。

 

涙腺干上がる勢いでライブするくせに、MCになると急にマイナスイオン全開になるの、ちょっといい加減にしてほしい。話し口調がやわらかくて一気に和んだ。それ以上好感度上げてどうするつもり。

 

サウシーはしっとりした曲のイメージが強かったけれど、曲のすばらしさにみんな心を掴まれていて、最後はめちゃくちゃ盛り上がっていた。ぐっとワンマン行きたくなった。CDも、レンタルじゃなくてちゃんと買って、歌詞カード熟読したい。

 

これを書いてる今、列伝から2週間近くが経とうとしているのだけど、いまだに『煙』を聴いたときの衝撃が頭から離れない。完全に恋してしまっている、これは。

 

 

 

 

 

 【3番手・SIX LOUNGE】

  1. 10号線
  2. 僕を撃て
  3. STARSHIP
  4. プラマイゼロ
  5. トラッシュ
  6. 俺のロックンロール

 

大本命、シックスラウンジ。これがもう猛烈にかっこよかった。1番手のアイビーがバッキバキにかっこいいロックの担い手だとするならば、シックスラウンジは正統派ロックンロール街道のど真ん中をゆく、由緒正しきロックバンドだ。

 

ロックがなんであるのかよくわかっていないけど、それでもマイヘアとラウンジのライブを観た時だけは、これこそがロックンロールだと思う。骨の髄まで溶かされるような熱量。演奏だけで、歌だけで、ガツンと揺さぶられるような。なんなんだろう、わからないけど、理屈抜きにアツくなれるんだよなあ。

 

「30分間俺たちのもの!好き勝手やってやる札幌ー!ロックンロールで雪溶かす!」

 

どの曲も痺れるほどかっこよくて、「俺はね、いいライブを観ると気づいたら拳を上げてるんですよ」 と優盛さんが言っていたように、気づいたら拳を振り上げていた。

それまでは、前方にいるそのバンドのファンばかりが手を上げていたけれど、ライブハウスのほとんどが手を上げ始めていて、じんときた。

 

「いいライブをやる!いいライブって誰が決めるのかというと、お客さんが決めるわけでもなくて。俺たちが最高にかっこいいと思えるライブをする!いいライブじゃなくても、俺たちがかっこいいと思うライブにする!」

 

すごく、すごくいいライブだった。たった30分で自分たちの持ちうる120%出し切るなんて、ベテランだって難しい。それを見事にやり切った。ラウンジだけじゃない、アイビーもサウシーも。

 

 

 

なんてすごい夜を目撃してしまったのだろうと思った。やっぱり8000円ぐらい払ったほうがいいのではないだろうか。スペシャ列伝、期待値以上だった。

 

トリのリーガルリリーは観れずに帰らざるを得なかったので、ライブレポは以上です。

 

 

 

 

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ドリンク交換のときにもらったミニハリボー

と、なんとこのデカいステッカーシートを、帰り際にビニールのナップザックとフライヤーと一緒にくれた。左端の 「列伝2018」 っていうステッカーがちょうどiPhoneくらいの大きさ。太っ腹すぎん??

 

帰り道、コンビニであったかいココアを買ってしまったの、私だけじゃないと思う。

あおでした。