冬用のワンピースは難しい。ニットワンピは薄いものだと風通しがよくて寒いし、厚すぎると太って見える。かといってニット素材以外は、冬に着るには薄くて寒い。でも一生に一度の入籍日ぐらいは完璧に似合うワンピースで着飾ってみたい。そんな思いでとりあえずマーガレットハウエルに入ったら、あまりにも完璧なワンピースに出会った。冬にも春にも着られそうな厚手のシャツワンピース。濃い茶色でスタンドカラー。ゆるっとしたシルエットだけどまるで太って見えない。ふくらはぎあたりまでのちょうどいい丈で、大きなポケットもついている。ボタンも大きく、数が少なくて着脱がしやすそう。なにもかも好みだ。私のために設えたみたい。いつも買う安服の10倍の値段がして怯えたが、これからは良質な服を少しだけ持つ大人になっていきたい。
ついでにサロペットも試着したのだけど「春先はこういうのと合わせるとかわいいですよ」と店員さんが渡してくれたトップスが90%オフで、まんまとそれも買った。高いものをさらに買わせようとするんじゃなく、全然手の届く値段のものを勧めてくるあたり商売上手すぎる。コンビニのレジ横のお菓子理論ってこうやって応用すればいいんだ……。ずっと白いサロペットがほしかったが、私には可愛すぎるというかもっと大人っぽい服のほうが似合うな、ということがわかった。試着は大事。
ひどいドライアイに数日悩まされていて、効きそうな目薬を買った瞬間に治った。人生ってそんなものだと思う。久しぶりにゴンチャを飲んだ。阿里山ウーロンティーMサイズ甘さ少なめ氷ありパールトッピングがいちばん好き。前に私が詠んだ「ウーロンティータピオカ追加氷抜き きみと行列並びたくて買う」という短歌を思い出す。けっこう気に入っていてたまに反芻する。
最近はNetflixで「ラブ・オン・スペクトラム」という自閉スペクトラム症の人たちによる恋愛リアリティショーを見ている。自閉症についてちゃんとわかりたいなと思って見始めたのだが、人によって本当に性質が様々で、一人ひとり性格が違うようにASDもただの個性(と言うと語弊があるかもしれないけど)なんだな、多分。デートの仕方をレクチャーするシーンがあって、普通に勉強になるから義務教育で教わりたかった……とも思った。趣味などの共通項をまずは探してそれについて話すとか、相手が好きなことを自分が嫌いでも否定はしないとか、自分の話と相手の話は50:50で進めるとか、当たり前かもしれないけどすごくすごく大切だ。
新しく導入したグレーのアイブロウと、インスタグラマーの真似をして凝るようになったアイメイク、パーマをかけたハンサムショートの具合が最高によくて毎日気分がいい。早くワンピースをおろして最高の上塗りをしてしまいたい。