あおいろ濃縮還元

虎視眈々、日々のあれこれ

2月は耳元を過ぎる風

気付いたら2週間ほどもブログを更新していなかったことに今しがた気がついた。お元気ですか、とは言えない情勢だけど、これを読んでいるような物好きなあなたには元気でいてほしい。

 

2月は目まぐるしく、風のように私の耳元を掠めていった。こないだ投下した文章の添削をせっせと行ったり、まもなく遠方へ行ってしまう友人たちと慌ただしく連夜乾杯をしたり、横浜へ遠征したり。頬を火照らせたクラフトビールの味も、みなとみらいの夜を照らしていた観覧車のひかりも、何年も前のことのようにもつい昨日のことにも思える。思い出の輪郭はいつだってあやふやに、だけど明瞭に、私の脳のまんなかにしたり顔で座りこんでいる。

 

2月は、ばたばたと人生を精算する月でもあった。私の人生の確定申告、みたいな月だった。確定申告なめんな、って個人事業主にレシートの束で叩かれそうな例えだけど。まあとにかく目まぐるしかった。履歴書を送ったり彼氏ができたり色々あった。楽しみにしていたスペシャ列伝と、大学の卒業式までもが中止になってしまった。未練がないわけなんてないけど、死ぬよりは断然いい。いよいよ公共交通機関も店も機能しなくなったときのために、本とDVDと紅茶とお酒と、とにかく際限なく引きこもれる準備を整えていこうと思う。ウイルスなんて幸せを束にして丸めてぶん殴る。