フレデリックによるポストカードお渡し会、その名も 「フレデリバリー」 に行ってきた。
ミニアルバム 「TOGENKYO」 の発売日である10/18は、渋谷に康司さんと武さん、札幌には健司さんと隆児さんが、それぞれ二手に分かれて来る。私は札幌に参加した。
(TOGENKYO、ばっちり前日にフラゲしておきました。MUSICAもいっしょに。)
30分前に着くと、既にブースはファンで溢れていた。程なくして整理番号順に整列がはじまる。思っていたよりも前のほうだった。心臓飛び出そう。
「無言で待っていただくのもなんなので、爆音でフレデリック流しますね」 とスタッフさんが 「TOGENKYO」 を再生してくれる。
「拍手の練習しておきましょうか」 と、スタッフさんをメンバーに見立てて拍手を贈る練習をしたり、いろいろ和ませてくれたので、待ち時間も苦に感じなかった。プレゼントボックスもあるらしい。スタッフさんまで温かい良いイベントだなぁ。
18:30、タワレコの黒いエプロンをまとった健司さんと隆児さんがステージに現れた。北海道だからか、やけにもこもこした帽子を被っている健司さんが可愛らしい。隆児さんは写真や映像でもかっこいいけど、実物のほうがずっとハンサムですね。
「いやあ皆さん、遠路はるばるお越しいただきまして」 「俺らのほうが遠路はるばるやけどな」 間合いぴったりのゆるいトークが心地いい。
健司さんが 「なにか一言お願いしますよ」 と振り、「北海道、思ってたより寒くて凍えてます」 と話し出す隆児さん。8度とかだったからね。
隆 「なので皆さんの力であっためてください」
健 「……俺らどんどん距離開いていってるけど大丈夫?(ドン引いたように後ずさる) これ以上後ろ行くとステージから落ちるんやけど」
軽いトークのあと、記念写真の撮影にうつる。
隆 「(手前のお客さんに向かって) どこから来たん?」
客 「札幌です」
健 「そらそうやんな」
イベントブースが、いやそもそもタワレコ店内自体が狭いだけあって、とにかくメンバーとお客さんとの距離が近くて。
隆児さん二重くっきりしてるなぁとか、健司さん意外と肩の線が細いなぁとか、すぐ近くで確認できて、現実のこととは思えなかった。桃源郷に迷い込んでしまったのではないか。
撮影も済むと、いよいよポストカードのお渡し会がはじまる。レジにて手渡してくれるという。
タワレコのエプロン付けた好きなバンドマンとレジ越しに話せる、ってなんなんだ。この夢の詰まりまくったイベント、なんなんだ。最高じゃないか。楽園はタワレコにあったんだ。
新譜の発売日が重なっているため、レジ付近にはお客さんの列ができている。混雑を避けるため、メンバーの待機するいちばん端のレジに5人くらいずつ呼ばれる。
様子を見る限りでは、ポストカードを受け取ったあと、少しだけふたりと話す時間が与えられているみたいだった。話が長引きそうになると、隆児さんがにこにこ笑いながら、レジ横にあるレストランの呼び鈴みたいなのを 「チリーン」 と鳴らして強制終了させていた。
話したいことはたくさんあった。こんなに遠くまで、リリイベのためだけに来てくれたふたりに、伝えたいことがたくさんあった。
番号が呼ばれる。列に並ぶ。並んでいる段階から、ふたりはもうレジカウンターを隔てたすぐそばにいる。どうしよう、と強烈に思った。頭が真っ白になる。気の利いたことなど何も言えない。
あっという間に私の番が来て、レジの前に立った。柔らかく微笑んでいる健司さんと隆児さんがすぐ目の前にいる。すごい……いつも通学中に聴いている音楽を奏でている人たちが目の前にいる……タワレコのエプロン付けてる…………。
緊張しまくって 「あぁあ~~😭」 みたいな情けない声出してしまったのだけど、健司さんが 「ふふっ」 て目見て笑ってくれて。一瞬で撃ち抜かれた。少し緊張もほぐれた。
ポストカードを直々に受け取り、意を決して話しはじめる。肝心なアルバムの感想は伝え漏れてしまったし、小さな声しか出なかったけれどふたりとも真剣に聞いてくれて、伝えたかったことは最低限言えた。
去り際も、緊張しすぎてアワアワする私にまた健司さんが 「ふふっ」 と笑ってくれて、きっちりもう一度撃ち抜かれた。
整理番号が早かったので、私の番が終わってもまだイベントブース内で待機している人がたくさんいた。自分の番が終わったあともブースで待機していてもいいらしかった。
戻るかな、でも戻って待っててもすることないし、タワレコの隣の雑貨屋さんでもいくかなあ、あそこかわいい文房具たくさん売ってて好きなんだよな……ん?文房具?
いまレターセット買って、手紙書いて、プレゼントボックスに入れたらいいのでは?
時間は充分にあった。さっそく雑貨屋に飛び込んで、とうもろこし柄のポストカードを選ぶ。
人通りのない階段に座ってメッセージを書いた。普段は人並みに字が書けるんだけど、手が震えまくって、ありえない悪筆だった。Twitterで流行りの「頭が悪い人」みたいな。「ばなな」 みたいな、ヤバめの字。
それでも、北海道に来てくれて本当に嬉しかったことや、フェスで初めて見たフレデリックのパフォーマンスに感動したこと、ヨレヨレの悪筆でなんとか詰めこんだ。出来より気持ちが大事だろ、と自分に言い聞かせる。
スタッフさんらしき方にプレゼントボックスの場所を尋ねると、イベントブースの奥に置いてあるけれど持っていきますよと言ってくださった。お言葉に甘えてポストカードを託す。フレデリックの周りの人たちは最後まであたたかい。素敵だな~~。
TOGENKYOを聞きながら帰って、家に着いても、まだ頭がふわふわしていた。1日経ち、これを書いているいまも、思い出してはふわふわ浮かれている。
全国ツアーですら省かれがちな北海道に足を運んでくれて、すごく嬉しかった。
すぐに終わる握手会やサイン会ではなく、ポストカードを直に渡して話す時間を取ってくれたことも嬉しかった。
なにより、フレデリックの音楽に救われているのだと直接伝えられる機会を作ってくれたことが、本当に嬉しかった。
ああ~~~余韻抜けそうにないなあ。TOGENKYOめちゃくちゃ聴いて過ごそ。
もらったポストカード、裏がめちゃくちゃかわいいんですよ。切手貼るとこね。さすが凝ってますね。もちろん表も最高。
自分用の備忘録として書きました。自己満です。あと絵文字使っちゃったんだけど、機種によっては文字化けしちゃうのかな?なんかあったら書き換えますね。
あおでした。