あおいろ濃縮還元

虎視眈々、日々のあれこれ

女ふたり限界ユニバ

女ふたり限界京都 - あおいろ濃縮還元←前回「女ふたり限界京都」はこちら)

 

6時のアラームで目覚め、られるはずもなく、スヌーズで渋々起きた。泊まっているホテルユニバーサルポートの部屋からはなんとパークが見えて、ホグワーツ城の塔を眺めながら朝食を食べた。

 

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これは夜。カーテンの外に見えてるネオンがユニバーサルシティウォーク。めちゃ近!


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ホグワーツ!!!となんかのコースター

 

部屋のデスクと洗面所に大きな鏡がそれぞれあって、女ふたりでも喧嘩することなくメイクができた。見る人が見ればハリポタコーデだとわかりそうな感じの服装で揃え、自宅から持ってきたニワトコの杖をいそいそと鞄に忍ばせた。

 

ホテルでチケットを買い、ユニバの公式アプリでチケット情報を読み込んでおく。こうしておくと素早く整理券を取ることができるとYouTubeで学んだ。チェックアウト後もホテルのコインロッカーを使用していいとのことだったので、大きなリュックを預けてからホテルを出発した。

 

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このときクリスマス期間でした


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チケットがマリオだ~!!

 

到着したのは8時頃。公式開演時間は9時であったが、ユニバはだいたい1時間前からもう開いてるらしい。数分ほど待つとすんなり開場して中に入れた。祝日の翌々日の平日、という空いてそうな日を選んだつもりだったが、振替休日だったのか親子連れが多かった。マリオ帽子を被った3歳ぐらいのお兄ちゃんとベビーカーに乗っているルイージ、というマリオコーデの兄弟が可愛かった。

 

開場後即ニンテンドーワールドへ向かうも、道半ばで「ニンテンドーワールド整理券出ます」みたいなアナウンスが入る。アプリでちょうど20分後に入れる整理券を確保できた。アトラクションに乗るほどの時間はなく、まだ店も開いておらず、人のいないジュラシックパークエリアを探検して歩いた。

 

f:id:bloomsky:20221219082257j:imageこういう感じの


f:id:bloomsky:20221219082300j:image芸の細かさが

 

f:id:bloomsky:20221219082251j:imageテーマパークの

 

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醍醐味ってものですよね

 

 

ジュラシック・パーク』シリーズにそのまま足を踏み入れたような世界観を堪能したあと、待望のニンテンドーワールドへ向かう。マリオでお馴染みの大きな土管をくぐり抜けると、

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360度、どこを切り取ってもマリオの世界。DSでスーパーマリオブラザーズマリオカートをプレイしていた思い出が色鮮やかに蘇ってきて、友達とふたり「やばい……」しか言えなくなってしまった。コインはゲーム画面そのままにくるくると回転しているし、クリボーパックンフラワードッスンもあのまま動いている。夢そのものだった。

 

 

8:50、「マリオカートクッパの挑戦状~」に並び始める。待ち時間は1時間半くらいだったように思うが、待機列はクッパ城の中を見物しながら進んでいくため、まるで飽きることがなく並べた。ゲームで見覚えのあるあのお城そのもの!そこかしこにクッパのこだわりが散りばめられていて、目がいくつあっても足りない。

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マリオの帽子を模したVRゴーグルをつけ、カートに乗ってコースを走りながら現れる敵にこうらを投げてやっつける。私はゲームがめちゃくちゃ下手くそだからお城を見ているほうが楽しかったけど、自分が実際にマリオカートを乗り回すのはDSやWiiのソフトでは得られない充足感があった。

 

 

10:50頃には「ヨッシー・アドベンチャー」に乗車。ヨッシーに乗って進むアトラクションだから乗車というのは正しくない。ゆっくりと進みながらニンテンドーワールドを眼下に臨む、おそらくユニバでもっとも平和な乗り物。待ち時間は30分くらいだった気がする。

 

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ヨッシーのラッシー」なるものを飲んだ。がっつりとしたメロン味でおいしい。友達のいちご味にはいちごがちゃんと載っていた反面、メロン味はミントでお茶を濁してあっておもしろかった。


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キノピオにファンサをいただいたり、子どもに神ファンサをしているピーチ姫を遠くから眺めるなどして、お昼ちょっと前にはニンテンドーワールドをあとにする。奇跡的に入れたらマリオのレストランで昼食をと思ったけれど、行ってみたら14時からの整理券を渡されて諦めた。

 

 

 

11:43、念願のハリーポッターエリアへ。足を踏み入れた瞬間から魔法界を思わせる音楽が低く流れており、テンション爆上がり。小5のときからハリーポッターのオタクであるので。

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大人だから許可証がなくてもホグズミードに入れるよ

 

軒先に雪の積もったホグズミードの街並みに後ろ髪を引かれながら、まっすぐに「三本の箒」へ向かう。少し並んでいたものの、お昼時のわりには空いていた。他のエリアでは私の持っている杖を見たキャストさんが「魔法界からいらしたんですね!」と声をかけてくれたのだけど、ここでは「2名でお待ちのマグルのかた~」と言われ、本物の魔法界の方々から見れば我々は魔法使いのふりをしたマグルにしか見えないのだということを思い知らされて興奮した。

 

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店名を示唆する三本の箒も飾ってあった


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12:20、ホグワーツ城の見えるテラス席にてクリスマス限定のプレートと糖蜜タルトを昼食とする。肉に添えられたグリーンピースとじゃがいもとにんじんにそこはかとない "イギリス" を感じた。ハリーの大好物である糖蜜タルトにはなんとクロテッドクリームが載っている。ハリポタオタクと同時にイギリスかぶれでもある私、大歓喜

 

 

食後はホグズミードの店を見て回る。ホグズミードは魔法族のみが住む村で、ホグワーツの生徒は3年生になると遊びに行けるようになる。小説や映画の魔法使いたちと同じように、三本の箒でバタービールを飲んだり、ホッグズヘッドパブでファイアウイスキーを嗜んだり、ハニーデュークスで蛙チョコを買ったりできる。ドンコの悪戯専門店には伸び耳やピグミーパフが本当に売っていた。ハニーデュークスのラブポーションキャンディ、ちょっと欲しかった。

 

 

 

13:30、「フライト・オブ・ザ・ヒッポグリフ」に並ぶ。待ち時間は40分ほど。ヒッポグリフを模したコースターに乗ってハグリッドの小屋の上空を駆け抜ける、たぶん子ども連れ向けの小さなコースターなんだけど、屋内コースターしか乗れない高所恐怖症のビビりにはまあギリ乗れるかな……って感じだった。

 

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ハグリッドの小屋の傍らには、赤子のハリーを乗せてプリペッド通りまで運んできたハグリッドのバイクがあったり、


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「怪物的な怪物の本」が入っていたであろう木箱が置かれていたり、


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セストラル(死を間近で見た者にしか姿の見えない魔法生物)の餌があったり、写真にはないけどボウトラックル用のワラジムシと書かれた袋が置いてあったりした。ボウトラックル(ファンタスティックビーストに出てくるピケット)ってワラジムシ食べるんだ……。ハグリッドの飼い犬であるファングの鳴き声も聞こえてきたりして、待ち時間もオタクの心を捉えて離さない。コースターは浮遊感があって苦手だったけどたっぷり小屋を見ることができて楽しかった。

 

 

14:30、「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」へ。待機列は3号温室を通り、ホグワーツ城の内部を進んでいく。太ったレディの動く肖像画が語りかけてきたり、みぞの鏡が置かれていたりする。厨房のドアの向こうからは、屋敷しもべ妖精たちが皿を洗うカチャカチャという音が聞こえ、スネイプが魔法薬学を教える地下牢教室のドアには鉄格子が嵌っている。痺れるディテール。

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4人乗りのライドに乗って4Kの映像を見ながら進んでいく、スパイダーマンのようなアトラクション。映像の臨場感がありすぎて、箒に乗って飛び回るシーンなんかは高所恐怖症にはちょっと怖い。クィディッチってかなり怖くないか?終始薄目で見ていたけれど、リアルでものすごく楽しかった。

 

 

タイトルを「女ふたり限界ユニバ」と銘打っている通り、この時点で私たちの体力は限界だった。前日の京都で歩き潰した足を、ハリポタコーデのために革靴に押し込めて、何時間もアトラクション待ちをして、歩けているのが不思議なくらいに痛い。睡眠不足で眠気もすごい。気力だけで持たせていた。

 

とにかく座らないと無理すぎる、ということでちょうど目の前にあった「メルズ・ドライブイン」に入る。50'sのアメリカを模した内装の洒落たダイナーで、ハンバーガーが売りらしい。あまりお腹が空いていなくてオレンジジュースを頼んだ。イカした洋楽をBGMに今後の作戦を立て、心ゆくまで休憩する。足の疲れも少しは癒えた。今度はハンバーガーもちゃんと食べたい。

 

 

楽しみにしていたミニオンエリアへ。 私はこの日のために怪盗グルーシリーズを3作観た。
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クリスマス仕様ミニオンかわいすぎ

 

ミニオン・ハチャメチャ・ライド」が脅威の2時間待ちだったため、潔く諦めて「ミニオン・ハチャメチャ・アイス」に並ぶ。もう2時間待つ体力は残っていない。アイスリンクの上を四方八方に滑っていく、ディズニーシーでいうアクアトピアのようなアトラクション。


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標識もかわい~

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右下のアヒルのやつめっちゃ好き

 

16:30、40分ほど並んで乗車。ミニオンたちに冷凍ビームを浴びせられながらハチャメチャにアイスリンクを滑るの、制御不能のコーヒーカップみたいで楽しい。11月の夕方に乗るものではなかったかもしれないけど、大満足だった。

 


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数十分並んでゲットしたミニオンまん(友達)とティムまん(私)。あたたかいチョコが冷えた体に沁みた。

 

クリスマスのショーを遠目に見たり、お土産屋さんを回って、閉園時間までたっぷり遊んだ。楽しかった!!


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……では終わらないのが限界旅行である。

 

ホテルに戻り、ロッカーに預けたリュックを回収。途中コンビニで買った「休足時間」を、痛すぎる足の裏に貼ってみる。痛みは癒えるが、歩くと貼り口が無様にずれていく。

 

パーク内で夕飯をとるタイミングがなく、ユニバーサルシティで夕飯を食べようとしたのだが、閉園後のユニバーサルシティの飲食店などアトラクション並に混みに混んでいる。大阪っぽいご飯を最後に食べるなんていうのは早々に諦め、1番早く入れそうなハワイアンの店を選ぶ。それでも1時間半くらいは並んだ。肩、腰、足の痛みと眠気が猛烈に襲ってきて、あと少しでお別れだというのにお互い口をつぐんで疲労に耐えていた。

 

食事後、人もまばらになってきたユニバーサルシティのベンチに座り、今日の感想をぽつぽつと話す。そうしているうちに友達の夜行バスの時間になって、別れたあとサンマルクに入った。1時間ほど写真を整理しながら過ごす。

 

足の裏でぬるくなった休足時間を剥がして、ふくらはぎに新しいのを貼る。バスターミナルの自販機でホットドリンクを買って待っていたが、一向に予約したバスが現れないので場所を間違えたかと思って焦った。結局、5分前にバスがやってきて無事に乗ることができた。

 

行きの激混み激狭バスとは違い、フットレストやカノピーつきの休息に特化したバスはかなり空いていた。サービスエリアで起きることもなくノンストップで寝た。

 

 

 

限界旅の結論→体力に自信のない大人は夜行バスに乗って京都を歩き潰したりユニバで遊び倒したりしないほうがいい

 

2022年総括

2022年に読んだ本・漫画・絵本、観た映画・ドラマ・アニメ・リアリティーショー、行ったライブの総括です。

2021年総括 - あおいろ濃縮還元)←昨年はこちら

 

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今年いちばん好きだと思った絵画、国立西洋美術館の常設展より、ヴィルヘルム・ハンマースホイの『ピアノを弾く妻イーダのいる室内』。ピアノを弾く絵なのに不思議と静寂を感じる。

 

今年は例年通り、本を30冊読む・映画を50本観ることを目標に掲げており、最終的に30冊の本と53本の映画を鑑賞しました。去年よりは少ないけど順調なペース。内訳は以下になります。

 

 

 

 

【本】→30冊

石井好子「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」

今村夏子「むらさきのスカートの女」

江國香織「神様のボート」

大澤夏美「ミュージアムグッズのチカラ」「ミュージアムグッズのチカラ2」

小川糸「卵を買いに」

片桐はいり「わたしのマトカ」💮

木下龍也「つむじ風、ここにあります」

くどうれいん「わたしを空腹にしないほうがいい」

熊谷はるか「JK、インドで常識ぶっ壊される」💮

清水義範「夫婦で行くイスラムの国々」

谷川俊太郎・岡野大嗣・木下龍也「今日は誰にも愛されたかった」

東京国立博物館井浦新の美術探検 東京国立博物館の巻」

夏目漱石坊っちゃん

花田菜々子「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」💮

林望イギリスはおいしい

星新一「ノックの音が」

村上春樹「女のいない男たち」

村田沙耶香「殺人出産」

群ようこかもめ食堂

森絵都「永遠の出口」「風に舞いあがるビニールシート」「出会いなおし」

森博嗣「少し変わった子あります」💮

山下賢二「ガケ書房の頃」

よしもとばなな「みずうみ」「白河夜船」💮

ツルゲーネフ「はつ恋」

ディケンズクリスマス・キャロル

Beatrix Potter「The Tale of Peter Rabbit

 

 

今年はエッセイをよく読んだ。俳優・片桐はいりが、映画『かもめ食堂』の撮影に際してしたためた『わたしのマトカ』は、初めて筆をとった人の文章とは思えないくらい生き生きと惹き込まれる名エッセイだった。

 

小説のなかで最もゾクッとしたのは、『すべてがFになる』で知られる森博嗣の『少し変わった子あります』。途中まではかなり淡々と、この話のどこが面白いんだろうかって感じで進んでいくのだけど、真意に気がついた瞬間怖くてたまらなくなった。ホラーやサスペンスというわけではないけど、藤子・F・不二雄でいうところの「すこしふしぎ」みたいなお話だった。ゾクッ度合いでいえば『むらさきのスカートの女』は最初から不穏全開でたいへん好みだった。

 

 

 

【漫画・絵本】

週末北欧部 chika「北欧こじらせ日記」💮

むめい「カッラフルなエッッブリデイ」

ディック・ブルーナうさこちゃん びじゅつかんへいく」

菊地敦巳、国井美果「こどもと絵で話そう ミッフィーフェルメールさん」

松虫あられ「自転車屋さんの高橋くん」1~5巻💮

 

 

以前ブログで言及した通り、なんとなく試し読みした『自転車屋さんの高橋くん』にどハマりした。恋愛に主題を置いた話だけれども、それよりももっと人生についての本質を突いた話だと思う。あまり良くない家庭で育っていたり、マイノリティだったり、生きづらいながらもそれでも強く生きていこうとする登場人物たちが愛おしくてたまらない。おすすめ。

カニが死んでいる - あおいろ濃縮還元)←感想はこちら

 

 

 

【映画】→53本

パパと娘のハネムー

パドルトン

アメリ

音楽

インセプション

海街diary

ビッグフィッシュ

鑑定士と顔のない依頼人💮

バレンタインデー

ことりのロビン

2人のローマ教皇

アルキメデスの大戦

バットマンビギンズ

アワ・レディーズ

ダークナイト

ワタシが私を見つけるまで

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密

思いやりのススメ

ジーサンズ はじめての強盗

テルマエ・ロマエ

トスカーナ

レディバード

フランシス・ハ

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ

ダーティ・グランパ

ピッチ・パーフェクト💮

ピッチ・パーフェクト2

ピッチ・パーフェクト ラストステージ

パーム・スプリングス

ジョン・F・ドノヴァンの死と生

美女と野獣(2014年)

リトル・マーメイド

リメンバー・ミー💮

メリー・ポピンズ

グランド・ブダペスト・ホテル

モンスターズ・インク

キングスマン

アラジン(2019年)

カールじいさんの空飛ぶ家

アラジン(1993年)

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊

グレイテスト・ショーマン💮

ライオン・キング

ズートピア

塔の上のラプンツェル

怪盗グルーの月泥棒

怪盗グルーのミニオン危機一髪

ミニオン

ジュラシック・パーク

レ・ミゼラブル

SING

ボス・ベイビー

チルダ・ザ・ミュージカル

 

 

後半の『美女と野獣(2014年)』から『塔の上のラプンツェル』にかけての1ヶ月はディズニープラスに加入していた。この間に15本観たことになる。300円ほどで1ヶ月視聴できるキャンペーンに乗っかったのだけど、ほとんど初めて観るディズニー映画がすごく良かったからまた何かの機会があったら入り直したい。

 

ベストオブ後味悪いムービーは『鑑定士と顔のない依頼人』。絵に描かれた女しか愛せない鑑定士が、決して姿を見せない依頼人に少しずつ惹かれてゆくのだけど……という導入のサスペンスだが、あまり情報を入れずに観てほしい。人間の心からの絶望を目の当たりにしていい意味でゾクッとした。とにかく後味が悪く、そこがいい。私の推しがこの映画について「すごく愛を感じた」と言っていて、その感想にもまた背筋が凍った。

 

 

 

【ドラマ・アニメ・リアリティショー】

ザ・ジレンマ もうガマンできない!?

ブリジャートン家 シーズン1、2💮

バチェロレッテ2

ドリーム・ウェディング~幸せをプロデュース!~

ヴァレリア シーズン1

蒸気船ウィリー

フィニアスとファーブ シーズン1

フィニアスとファーブ マーベル・ヒーロー大作戦

ファイアボール

くまのプーさん 完全保存版

ラプンツェルのウェディング

うる星やつら

 

 

ザ・ジレンマ』は海外のセクシー版テラスハウスって感じ。選りすぐりの性豪たちを共同生活させ、 キスなどをしたら多額の賞金の中からどんどん減額されて分け前が減っていく。登場人物みんな清々しいほどの性豪で、次元が違いすぎて見ていておもしろい。ドギツイ下ネタOKな同性の友達と宅飲みでやいやい言いながら見たい。

ブリジャートン家』はロンドンの社交界を舞台にした超王道ロマンス。とはいえシーズン1の、様々な人たちの思惑が交錯していく頭脳戦がスリリングで見応えがある。

クィア・アイ』のスタッフによる『ドリーム・ウェディング』も素晴らしいリアリティショーだった。がんの治療に貯金を使い果たしてしまったりして結婚資金の用意ができないでいる夫婦に、サプライズでとびきり好みの結婚式をプレゼントする。全然知らない人の結婚式なのに毎回きっかり感動して泣いてしまう。

 

 

 

 

【有観客ライブ】→4本

1/7 UNISON SQUARE GARDENUNISON SQUARE GARDEN TOUR 2021-2022「Patrick Vegee」/日本特殊陶業市民会館

3/13 フレデリック/ファンクラブツアー「Home Party Tour 2022」/名古屋CLUB QUATTRO

6/29 フレデリック/FREDERHYTHM ARENA 2022~ミュージックジャンキー~/国立代々木競技場第一体育館

9/22 フレデリック/FREDERHYTHM TOUR 2022-2023~ミュージックジャーニー~ LIVE HOUSE編/浜松窓枠

 

 

コロナ流行以降ずっと、フレデリックとユニゾンのワンマン以外はなるべく行かないと決めていて、このような偏り具合になっている。ユニゾンはチケットもうひとつ取っていたんだけどコロナにかかって行けなくなったり、追加公演は普通に外れたりして今年はあまり縁がなかった。また来年遊ぼう。

フレデリックに関しては、ずっとずっと冬に聴いてみたいと思っていた『セーターを脱がさないで』を生で演ったファンクラブツアーと、公演ごとにわりとごっそりセットリストが変わっていたミュージックジャーニーライブハウス編の浜松で『ほねのふね』を聴けたことが収穫だった。あと、追いかけて5年間で1度も目が合う気配すらなかった推し(演奏中に客の目見ないし合いそうになると逸らす)と初めて目がちゃんと合った気がした。錯覚でもいいです。夢を見せてくれてありがとう。

 

 

 

すっかり年を越してしまいましたが、2023年もさまざまなカルチャーを愛したいし、ここが好き!って暴れ倒したいからよろしくお願いします。

 

YOU RAY

YOU RAY

推しがボーカルの曲もよろしく!

 

だめな日も愛す

頭が痛い。おおかた気圧のせいだと思う。社会人になってから自律神経がトチ狂い出して、気圧の変化にめっぽう弱くなった。こういう時の私の頭って、飛行機の中でぱんぱんに膨らむポテトチップの袋みたいになっているのかもしれない。

 

コロナ禍にあってステイホームという概念に慣れ、したがってご自愛も上手くなったと思う。こうやって頭痛がする日は、私は何もがんばらないと固く決めている。気圧由来の体調不良には少しのカフェインが効く、といったような情報を前にどこかで見て、こんな時のためにスティックタイプの甘いインスタントカフェラテを常備している。かき混ぜるとふわふわの泡が生まれるやつ。本当に効いているのか気休めかはわからないけど、体が甘ったるく温まると少しはマシになる。

 

それから湯船にも浸かる。買い溜めしている入浴剤も贅沢にいれてしまう。フルーツ紅茶の香りがするものか、ヒノキのどちらか。とことん自分甘やかしフルコースにしたいときは、帰り道でクナイプのバスソルトを手に入れたりもする。

 

アロマキャンドルもお香も常備しているから、リラックスに関しては無敵である。ご自愛のプロかもしれない。風呂上がり、ゆらめく炎をぼーっと眺めながらベルガモットの匂いをただ嗅ぐ。元気な時は本でも読みたいところだけど、頭が痛いから何もしない。何も考えずに観られる明るい映画か、ばかばかしいYouTubeを小さな音量で流す。

 

ごはんも作らない。こういう時のために、冷凍のうどんやパスタや水餃子やたこ焼き、カップ麺や袋のインスタントラーメンを各種揃えている。栄養がほしければ買い溜めしている野菜ジュースとビタミンサプリを各自飲む。お皿だって翌日まとめて洗う。

 

つらい日に、わざわざ何もがんばることなんてない。だめな日もそういうもんだと受け止めてまるっと愛したい。

グラデーション

じぶんの性について考えることが色々とある。男性としか付き合ったことがないし、男性ともうすぐ結婚する予定だからシスヘテロの人間であるとみなされがちなんだけれど、私は普通にバイだと思う。でも単なるバイセクシャルではない気がするので、声高にバイですとも言えなくて、難しい。

女性を好きになったことはあるけれど、女性に対して手を繋ぎたいだとかキスしてみたいだとかの性欲が向くことは一切なかった。男性に対しては恋愛感情と性的感情のどちらもあるので、必然的に男性としか付き合えない。プラトニックなら女性とも付き合えるんじゃない?というのは、プラトニックだと私が無理なので起こり得ない。

これはなんと言えばいいのだろう。ヘテロ寄りのバイだけど女性に対してはノンセクシャル?もし女性と付き合う機会があればそれも変わっていくのかもしれないけど、結婚するのでその機会はないと思う。マジョリティではなく、マイノリティにも乗り切れなくてなんだか中途半端で居心地がよくないけど、これが私なんだと割り切れるようになりたい。視聴してはいないけれど、話題のドラマの感想をTLで眺めてそんなことを考えていた。

 

 

※追記……調べたところ、バイセクシャルではなく「ヘテロセクシャル・バイロマンティック」に当てはまるかもしれないということがわかりました。引き続き調べてみようと思います。

女ふたり限界京都

女ふたりで限界関西旅行をした。 

京都市京セラ美術館のアンディ・ウォーホル・キョウトという展示を見たい、と関東住みの友人が言ったので、じゃあ行こうぜと東海に住んでいる私は答えた。フッ軽ここに極まれり。ワーキングプアの私と休職中の友人は、休みの融通はきいても金はなく、それぞれ夜行バスに乗って京都駅で現地集合しようということになった。

 

ふたりとも夜行バスに乗ったことがなくて、乗ってみたいとずっと思っていたが、私たちはまったく体力も運動習慣もない25歳女性である。夜行バスで旅行ができるのはこれが最初で最後かもしれない。さらに両者とも修学旅行にまるでいい思い出がなかったので、修学旅行のやり直しの意味も込めてたくさんの寺社仏閣と、USJも回ろうとなった。

 

 

出発は24時、名古屋駅。化粧を落として集合場所に向かうと、メイクも服装もバッチリのJKやJDがわんさかいて、ラフ着のすっぴんアラサー女はひどく場違いだった。先ほどまでちょうどアイドルのライブがあり、遠征してきたドルオタたちが関西へ帰る便にぶち当たったらしい。初めて乗る4列シートは噂に違わず狭苦しかった。座席が狭いのは覚悟していたけれど、体を少し斜めにしないと歩きづらいくらいに通路が狭く、サービスエリアで降りるたびに座席からにょきっとはみ出したJDの生脚を避けるのに苦労した。

 

何を買うわけでもないけれど、深夜のサービスエリアは楽しい。秋と冬のあわいの夜風はきりっと涼しくて、むくんだ足も寝ぼけた頭も冴えわたるような気がする。深夜4時頃に降りた土山がどこなのかいまいちわかってなかったけど、不敵に首を傾げる信楽焼きのたぬきと目が合って滋賀だと気付いた。

 

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深夜に見るたぬきちょっと怖い

 

 

京都駅に着いたのは5時。細切れの睡眠と思ったより暑かったバスの暖房でぐったりしていて、とにかく休みたかった。友達と合流したあと、とりあえず開いていたマクドナルドに入った。朝マックって関西では朝マクドって言うのかな?

 

駅のトイレで同じく夜行バス勢と並んで化粧を済ませ、タクシーで清水寺へ向かった。途中で三条大橋を通り、修学旅行のバスで何回も通ったなあとしみじみ思う。私と友達とは中学の同級生で、修学旅行にも同じクラスで行ったのだけど、人数の兼ね合いで同じ班になれなくてその点においても後悔があるのだった。

 

7:20、坂に沿って並ぶ開店前の土産屋は、初めて見る店もあれば10年前と変わらない店もあって、初っ端からノスタルジーのツボをグッと押される。早朝の清水寺にまだ観光客はまばらで、私たちの他はほとんど外国人観光客ばかりだった。

 

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寺社仏閣って、特有の静謐な空気が流れていると思う。朝だからというのもあるかもしれないけど、立ち込める空気がやけに澄んで凪いでいて、自然と神聖な気持ちになる。


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ちょうど紅葉の見頃に当たったみたい

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飛び降りても生存率めっちゃ高いらしい清水の舞台

 

10年前はスケジュールの都合で行けなかった音羽の滝にも行った。感染症の対策で、滝の水を汲む柄杓は紫外線減菌装置に入れられていた。時代の流れを感じて面白い。3本に分かれた水流には、それぞれ延命長寿、恋愛成就、学業成就のご利益が込められており、欲張ってすべて飲むとひとつも叶わないとされている。消去法で延命長寿の水を飲んだけど、あちこちにガタがきながら100歳まで生きるより、健康に80歳で死ぬのが理想だな。

 

10分ほど歩いて、友達のリクエストで安井金比羅宮へ向かう。悪縁を切って良縁を結ぶことで有名な神社なのだが、悪縁の切り方に手段を選ばないとか、軽い気持ちで付き添うのはやめた方がいいとか、霊感があると体調崩したりするみたいな口コミを読んで怖くなった。特に切りたい縁もなく、霊感のある私は途中で別れてひとり喫茶店へ向かった。前田珈琲高台寺店)の「龍之介」というブレンドが飲みやすくておいしかった。時間があればモーニングも食べたかった。

 

ふたたび合流したのは9時前。10時きっかりに京セラ美術館へ着きたく、それまでは美術館に向かいながら適当に散策をすることに。景観保護のためにコンビニすらもシックな色合いで統一された京都の街並みは、10年前よりもずっと素敵に美しく見えた。何がある訳でもないのに歩いているだけで楽しい。インスタで有名な八坂庚申堂はこじんまりとしていた。着物女子で混む前のこの時間帯がゆったり見れていいかも。

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カラフルお手玉みたい、かわいい

 

八坂神社にも参拝した。浮世絵でよく見るので(江戸時代はまだ八坂神社に改称する前で、当時は祇園社や感神院と呼ばれていた)ここが、あの……!という感動もあった。清水寺もそうだったけど、寺社仏閣って屋根だとか、細部にわたるまで装飾が細かくて惚れ惚れと眺めてしまう。

 

お目当ての京セラ美術館に到着したところで、友達が京都駅のロッカーに紙チケットを忘れてきたことが発覚した。私のぶんは時間指定制の電子チケットで、10時に入場しなければならなかったので、私が先に入場しておいて間に合えば中で合流しようとなった。友達はかなり申し訳なさそうだったが、私は全然気にしていなかった。でも、どっちかが別行動イヤ派だったり、私がイラついて不機嫌を押し付けるタイプの人間だったら破綻してたんだろう。私たちが修学旅行に未練を抱いていたのって、そういう合わない子と回って我慢を強いられたからなんだけど、本当に旅の相性って大事だと思う。

 

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エルメス展もいいな~。ボテロ展もサンリオ展もぜんぶ見たかった


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新館で開催するアンディ・ウォーホル・キョウトに至るまでの道のりもすごく素敵だった!


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全編写真OKだったので、


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特に有名なキャンベルスープを載せます

 

アンディ・ウォーホルのことあんまり知らずに行った私にでもわかる、ものすごく良い展示でした。キャンベルスープマリリン・モンローだけじゃなく、全然タッチの違う初期のゆめかわ作品(パステルっぽい色合いにゆめかわを感じた)もあれば、バッキバキのビビッドカラーで殴りかかってくる作品もあり、ダイヤモンドの粉を貼り付けた作品なんかもあり。このダイヤモンドの作品はキャプションを読んでやっと理解できて痺れたし、角度を変えてダイヤの煌めきを眺められるところもすごく良かったから現地で本物を見てほしい。神奈川沖浪裏のアンディ・ウォーホル版もあって、そういえばウォーホルの得意としたシルクスクリーンって版画だな……としみじみ思った。

 

様々な色をレイヤーのように刷って重ねていく浮世絵版画は、1ミリの版ズレもなくピシッと1枚絵として刷られるほど優れているのだけど、アンディ・ウォーホルシルクスクリーンはむしろ版ズレもアートと捉えて伸び伸び楽しんでいるように見えて、大衝撃を受けた。

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わかります?この「ズレ」……すごいよ……

 

ゆっくり時間を稼いでも友達とは合流できなかったけれど、2周もできて大満足。ショップでキャンベル缶の絵を買った、のだが、大小ある小サイズの方でもむっちゃデカくて美術館のロッカーにはもちろん入らなかった。それどころか、絵を入れてホテルから郵送しようと思って持ってきたスーツケースにもギリギリ入らないサイズだった。郵送サービスやってないならせめて公式サイトに寸法書いておいてください、マジで。本当に。頼むから。小サイズでこんなデカいと思わなかったから。

 

昼食目がけて行った店は1時間半待ちとのことだったので、近辺を散策することに。蹴上クランクインを横目に見つつ南禅寺の石庭を目指したものの、迷ってたどり着けず引き返した。平安神宮を参拝したあたりでちょうどよい頃合いになる。

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最終的に2時間待ちで入れた、念願の喫茶me。銀座にある喫茶YOUのプルプルのオムライスが大好物で、それが京都でも食べられるなんて。プルプルの卵がクリーミーで、飲むように食べられる。気付いたら飲み終えていた。
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ケチャップが「me」!

 

電車に乗り、烏丸御池で降りる。喫茶マドラグで卵サンドを前もって予約しており、その受け取りへ。卵はなんぼ食べてもいい。

 

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歩いていたら通りがかったここ、夜ダンお好きな方ならわかりますよね?

 

近くにあったお金の神社みたいなところも参拝して、ほかほかの卵サンド(ぶ厚いだし巻き玉子が入ってるやつ)を受け取る。京都駅に戻っておみやげを買い、ロッカーに預けた荷物を回収してユニバーサルシティ駅を目指す。買った絵がスーツケースに入らず、スーツケースとリュックと額に入った絵と暑くて脱いだ上着を持ってヒィヒィ言いながら乗り継いだ。キツい。

 

夜行バスで休めず、重たい荷物を持って歩き通し、「既に足痛すぎてやばい」「明日ユニバ本当に行ける?」とメソこいてた女ふたりも、煌びやかなユニバーサルシティ駅に降り立った瞬間に今日イチのハイテンションになった。明日行けるかな……とか暗い目をしてボソボソ言ってた奴が、スキップせん勢いで「明日ここに行けるの?!ほんと?!!」なんて言えるんだからテーマパークの力ってすごい。

 

ユニバから5分ほどのところにある、ロビーがミニオンまみれのホテルへチェックイン。

 

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クリスマス仕様でかわいい!!

 

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エレベーターもかわいい~!!!


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天井が鏡になってて、そこにもミニオンがぎっしり映っていてかわいかった!!!!

 

 

ホテル内のお土産屋さんやユニバーサルシティウォークでグッズを見たり、フードコートでたこ焼きを買ったり、551を買ったりした。豚まん2個買うのに1時間くらい並んだの、体力的にいちばんキツかったかも。

 

この日の夕飯はテイクアウトした卵サンド、たこ焼き3種類、551、京都駅で買った生八つ橋。ホテルのフロントで絵を郵送する用のデカい段ボールを買う。まさかとは思ったがスーツケースがすっぽり入った。せっかくだから一緒に段ボールに詰めて自宅へ送る。段ボールと送料で2000円ぐらい。こんなに身軽で帰れるなら全然アリ。

 

その日は湯船に浸かって気を失うように寝た。

 

 

(後編→女ふたり限界ユニバ - あおいろ濃縮還元

 

結婚準備記②

結婚準備を進めている真っ最中だが、身近にあまりロールモデルがおらず、ゼクシィとネットとフォロワーの皆さんに頼ってなんとか手探りでやっている。自分の備忘録と、同じような境遇のだれかの参考になればと思って書き留めておく。

 

前回はプロポーズについて、指輪について、式場見学および両家顔合わせの準備について、花嫁美容について書いた。

https://bloomsky.hatenablog.com/entry/2022/10/14/172440 ←前回はこちら)

 

今回は式場見学×2、それを踏まえた式場決め(まだ未定)、アフターブーケ、両家顔合わせ準備、婚約返礼品、印鑑、花嫁美容の途中経過について。

 

 

式場見学①(専門式場)

前回書いた通り、専門式場とレストランの2種類の式場を見学してみようということになった。本当は札幌の式場を実際に見たいけれど、このご時世で遠出ができず、イメージを掴むために近場の式場を見る。私も彼氏も参列経験が1回しかなく、イメージも好みもまるで固まっていない。

 

ところで見学予約は、ゼクシィなどのキャンペーンを利用しておこなうのがおすすめ。ゼクシィなら1会場見学して所定のフォームで感想を投稿するだけで15000円のギフトカードがもらえる。回し者みたいになってしまったけど、私は指輪探しと式場見学でもらったギフトカードをかき集めて入籍日のホテルステイを目論んでいる。

 

1軒目は緑あふれるナチュラルテイストの専門式場。ホワイトとグリーンを基調とした非常に彼氏好みの式場だったのだけど、ひと目で私も気に入った。まずはアンケートを渡され、挙げたい式のテイストや重視したいこと、招待人数や実施時期について相談しながら記入していく。この時点でやっとちゃんと彼氏とのすり合わせができた気がする。ゼクシィを読み込みまくっていた私とは違ってどこかフワフワしていた彼氏も、ここでようやく結婚式を挙げる実感が湧いて襟を正していた。

 

そのあとはプランナーさんが挙式会場となるチャペルなどを紹介してくれる。白が基調の、こじんまりとしたナチュラルなチャペル。ステンドグラスが豪華だったり、バージンロードが派手だったりするよりも、私はシンプルすぎるぐらいシンプルなチャペルが好みかもと見学して気付けた。それから挙式後に集合写真を撮ったりできる屋外のスペースの紹介。自然に還すために生花のフラワーシャワーを主におこなっているという。コンフェッティシャワー(紙吹雪を撒くやつ)をやりたいと思っていたけど、環境のことを考えたらそれも素敵かもしれない。

 

次いで披露宴会場の見学。アンケートの「好きなアーティスト」にミスチルと書いておいたら、入場にあわせて365日を流してくれた。プロジェクションマッピングも、実際に見たら思ったよりすごくて感動した。天井が高く、日差しがあたたかく降り注ぎ、開放感のある会場が本当に素敵で、ここにしよう、ここがいい、と見学しながらふたりで呟いていた。式は札幌で挙げるけれど、前撮りならここでできるのでは。

 

見積もりを作成してもらう間、料理の試食をした。実際に出しているスープと、サラダ、パン、ステーキと野菜のワンプレート。イチジクのデザートがものすごく美味しかった。秋の食材を取り入れたメニューが良くて、季節に合わせた食材のごはんを出したいと思った。見せてもらったドレス(おそらく基本プランのもの)はしっくり来なかった。追加料金を払ってランクアップをするか、持ち込みが現実的かもしれない。最初の見積もりから値段が跳ね上がっていくのは料理とドレスのランクだとよく聞くし。

 

出してもらった見積もりにひとつひとつ質問をして詳細を詰めていく。持ち込み料がかかるかどうか、料理やドレスや装花は最低限ではなく中間ぐらいのランクのものだといくらかかるか、ビールサーブ(野球場の売り子みたいなサーバーを新郎が担いで注いで回り、新婦はおつまみを配る)などの演出をプラスすると追加でいくらかかるのかなどを重点的に聞いた。少しアクセスの良くない会場だったけれども、主要な駅まで迎えてくれるシャトルバスを用意できるため、ゲストの移動はかえって楽かもしれない。

 

結婚式の前撮りのみでもおこなえるということだったので、じゃあここで撮ろうか!という話で現在まとまっている。今度申し込みに行く予定。現時点では伏せるけど、とにかく緑豊かで、桜の季節なんかは和装が映えそうで本当に素敵。

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指輪見学の際にショップから特典でもらったギフトカードを使って、ハーブスのミルクレープを食べて帰った。

 

 

 

 

式場見学②(レストラン)

彼氏は白メインのナチュラルテイストが好きな一方で、私はスタイリッシュとかモードとかアンティークとか、小洒落たダークカラーな感じが好み。なので2軒目はアンティーク調のレストランへ。

 

直接レストランに向かう訳ではなく、最初は仲介会社みたいなところで説明を受けた。レストランに専任のプランナーが常駐しているのではなくて、こういう会社にいるプランナーが新郎新婦の要望を聞いて、いくつかある提携レストランのうち希望のところと繋いでくれるらしい。

 

ここでもアンケートに答え、レストランでおこなう結婚式の強みと他との違いについて説明を聞いた。ホテルウエディングなどと比べて、レストランウエディングの料理のクオリティが高いうえに値段も安いのは、人件費の差らしい。レストランウエディングは色々な結婚式に参列してきて舌の肥えてきたゲストからの評判もいいらしい。

 

ひとつ懸念材料だったのは、挙式会場と披露宴会場(レストラン)との移動。このレストランにチャペルは併設されていないので、ゲストは乗り合いタクシーなどで提携の教会へ移動することになる。私の友達ってだいたい人見知りだし、招待するのも中学の友達から2人、高校から2人みたいな感じで少ないから、3人ずつで知らない人同士タクシー移動とかになったらちょっと地獄かもな.......という心配があった。私だったらイヤだし。

 

プランナーさんの年齢がたぶん私と近く、相性の良さみたいなものをうっすら感じた。こういうウマが合う人が担当だと素敵だろうな。ドレスの資料も、「ここの刺繍のドレス絶対好きだと思います」と言ってたくさん入れてくれた。特典でブライダルハンカチをもらえたのが嬉しかった。ふたりともハンカチに特にこだわりがなく、どういうのを買えばいいものか悩んでいたので助かる。

 

タクシーでレストランへ移動する。普通のレストラン利用のお客さんがわりといてなんか緊張した。洗練されたお洒落な店内で、出された料理もとんでもなく美味しく、来る前は興味なさそうだった彼氏が「え、ここにしよ.......」と目をハートにしていた。お肉が感動的な美味しさすぎて、もうちょっと料理重視してもいいかもねと話した。ただ、席が狭くて感染症対策の面では心配かも。衝立はレンタル可能らしいけれども。

 

安くてお洒落でごはんも美味しくて、アットホームな雰囲気でとても良いけれど、アットホームというのは裏を返せば距離が物理的に近くなるということでもあるかもしれない。今回のようにチャペルがない場合は移動も必要になる。レストランウエディング、私たちにはどうなんだろう?

 

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でも本当にすごく美味しかったので普通にレストラン利用しようと思います。

 

 

式場決め(未定)

上記の見学を踏まえて、

① ゲストを第一に考えた式を挙げられる

② 自由度が高い

③ シンプルなチャペルでの神前式、あるいは司会が進行してくれる人前式

④ ある程度お洒落であること

⑤ プランナーやスタッフとの相性

を考えて札幌の式場を見ていく。ゲストハウスは値段の関係で抜きにして、専門式場、レストラン、ホテルに絞る。

 

①に関しては、レストラン見学の時に感じたことを踏まえている。駅からレストランに集合し、そこからタクシーでチャペル、レストランに戻って駅から帰宅.......となると、ドレスとヒールで歩く女性ゲストは特に大変だろう。親たちも留袖やモーニングなんて着慣れないだろうし。ホテルの移動はホテル内をエレベーターで移動したりするぐらいだと思うけど、専門式場はその点ギュッとコンパクトでいいかも。さらにシャトルバスの用意があるとなおのこといいなと思った。

 

自由度は、専門式場やレストランだとやはり高い。ペーパーアイテムやプチギフトや引き出物の持ち込み料が不要だったり、料理のコースを自由にカスタマイズできたり。

 

ステンドグラスが綺麗なチャペルは、新郎新婦よりもステンドグラスのほうに目がいきそうな気がして、白を基調としたごくシンプルなものがいいと私は思った。

人前式は自分たちで考えた誓いの言葉を読んだりするタイプの挙式方法で、人前で声を出すのが苦手な私には荷が重いからじゃあ神前式にしようと消去法で決めたのだけど、会場によっては司会が進行してくれるタイプの人前式もあるらしい。声出さなくていいならそれもいい。

 

④⑤については、一生に一度のことだから、なんとなくダサかったり対応よくないところは他がよくてもやめようということになった。

 

 

専門式場が第1希望で、よほど内装などがずば抜けて好みであればホテルかレストランもあり。専門式場を3会場、ホテルとレストランはそれぞれ2会場ずつ、合計7会場に絞った。多い。

そのうち本命は3つ。資料請求フォームがあるところには全て資料送付のお願いと、オンラインでの見学や打ち合わせは可能かどうかの問い合わせを併せておこなった。

 

ちなみにドンピシャ好みすぎて絶対ここにしようと鼻息荒く問い合わせた会場が別にあったけど、40名以下だと平日挙式のみになると言われて泣く泣く諦めた(35名ほどで土日祝の挙式を希望していたので)。問い合わせは大事。

 

現在はレストランのオンライン見学予約が完了して、ホテルと、大本命の専門式場については日程調整しているところ。クリスマスでプロポーズが増える前に式場は決めたい。

 

 

アフターブーケ

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プリザーブドフラワーにしてもらったプロポーズの花束、こうなりました。かわいい!これ頼んだ頃はまだそんな主流じゃなかった気するけど最近「アフターブーケ」って名称でじわじわ流行ってきてる気がする。おすすめ。

 

 

両家顔合わせ準備

顔合わせ食事会は、彼氏の地元の料亭で開催することになった。きょうだいは呼ばずに両親と本人で6名。代金は私と彼氏とで折半、交通費は各自。終了後、私の親が観光できるようにランチの時間帯。顔合わせなどに使われるお祝い用のコースがあったので、それで予約する。かなり自由に要望を聞いてくれて、地元の食材などを使ってほしいということと、苦手な食材を伝えた。

 

料亭だから男性はスーツかジャケット、女性はフォーマルめなワンピースで来てねと直接会ったときに伝えた。手土産などをどうするかはまだ決めていないので改めて連絡しようと思う。

 

当日はしおりを作成していき、それを読みつつ和やかにご飯を食べて、婚姻届の証人欄に記入してもらったり、指輪と婚約返礼品を見せたりしたい。旅行のしおり作るの大好き人間ゆえ、顔合わせのしおりも張り切って作りたい所存。

 

本当はもうちょっとラフなレストランで砕けた会にしようと思っていて、それに合わせたチェックの冬用ワンピースを買っていたのだけど、良さげな料亭じゃダメじゃない?となって急遽フォーマルなワンピースを買った。友達の結婚式にも着ていけそうなラベンダー色。

ラベンダ

ラベンダ

 

 

婚約返礼品(印鑑ケース、包丁)

さっきサラッと書いた婚約返礼品というのは、婚約指輪・結婚指輪のお返しの品のこと。ずっと使えそうな高級時計を贈ったり、オーダーメイドスーツを設えることが多いらしいが、どっちも別にいらないと言われた。

 

料理好きの彼氏は「良い包丁がほしい」と言っていた。包丁も贈るつもりではあるが、お返しにしては安すぎる&縁起よくなさそう&ずっと残る実用性のあるものもプラスで贈りたいと思い、お揃いの木製印鑑ケースを注文した。ウォルナットとナラの木材違いで、実印と銀行印どっちも入るやつ。ふたりともズボラすぎて、実印と銀行印を別々に保管してるとどっちかなくしそうだから。

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自分のプレゼントに自分で熨斗つけた

 

 

印鑑

前述の印鑑ケースに、新しい印鑑を収納したものがこちら。

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かわいいね!

 

万が一にも離婚や死別したときのことを考え、最初は下の名前だけの印鑑を作ろうとしていた。すると彼氏が「せっかく結婚するのに……おれの苗字使ってほしい……」としょんぼりしており、そういう理由もあるか、と思って苗字もつけた。

 

認印はなんでもいいけど、実印と銀行印はどうせならしっかりしたものがいいなと思って、彩樺(さいか)という木製のはんこを頼んだ。実印15cm、銀行印13.5cmのセットが売っているハンコヤドットコムで注文する。見栄えを重視してアタリはなし。

 

楽天でキャップレスのシャチハタも買った。私の好きなグレージュ!かわいい!

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花嫁美容?

ごめん、最近本当に何もしてない。辛うじてちょっと脱毛してるぐらい。筋トレ全然してない。

髪も綺麗に伸ばそうと思ったけどやっぱり切ることにした!そもそもショートヘアがタイプなのに、自分があまり好みではないロングヘアになっていくことに耐えられず、自己肯定感ダダ下がりしてやめた。好きな髪型がいちばんいいよね。

オルビスのヘアミルクは効いているのかいまいちわからない。前に使ってよかったロレッタのヘアオイルに戻すか、新しいものを開拓するかで迷っている。おすすめのヘアケア商品やまつげ美容液あったら教えてください。

 

 

次回は顔合わせについて、前撮りについて、決定していれば式場について書こうと思う。

(次回③→結婚準備記③ - あおいろ濃縮還元

 

カニが死んでいる

通勤途中、どこからかやってきたサワガニがアスファルトの上で死んでいた。土地柄、小さなカニが干からびたり潰れたりして道で野垂れ死んでいるところをたまに見かけるけれど、故郷の海を離れてアスファルトで死ぬカニはどんな気持ちだったろうと妙にはてしない気分になる。

 

 

 

金髪をなびかせ、ニットのワンピースと赤いヒールを綺麗に着こなしたお客様を接客した。すらりと背が高いその人を、遠目ではヨーロッパ系の女性だろうかと思ったが、私に質問を投げかける声は日本人男性のそれだった。綺麗なお姉さんかと思ったら綺麗なお兄さんだったんだ、と思ってしまって、そんな自分がものすごく嫌になった。どっちでもいいじゃんそんなの。ただ「綺麗な人」でいいはずなのになんでそんなことを思ってしまったんだろう。猛烈に恥ずかしくなった。

 

そもそもお客様がヨーロッパ系の女性だったところで日本人男性だったところで、私には何の関係もないのに。元々はどうだったとか、本当はどうだとか、どうでもいいのに。国籍とか性別とか、興味本位で推し量ってしまおうとするのはやめようと思った。

 

目の前のその人がどうありたいか、というのをきちんと見たい。SNSで見せたい綺麗な部分しか見せないように、見ている人からは本人の発信したものが全てであるように。バックグラウンドを邪推せず、その人がこう見せたいと思っている姿だけを受け止めたい。そう思った。

 

 

 

インスタの広告に出てきた「自転車屋さんの高橋くん」を何気なく読んで、どハマりして初めて電子書籍の漫画を買った。単なる胸キュンの恋愛ものではなくて、もっと本質的な深いところを描いている気がする。ヤンキーっぽい見た目の遼平くん(=高橋くん)が話してみると優しくて惹かれていく、というところもキュンとして堪らないのだけど、それよりも周りに迷惑をかけないようにひたすら我慢して生きてきたともちゃんの姿が自分に重なりすぎて、心の奥深くまで突き刺さった。

 

親に怒られたくなくて、職場で迷惑をかけたくなくて、気に入って好いてもらえるいい子になりたくて、我慢して我慢して何も言いたいことを言えなくなっているともちゃんの根深いかなしさと、それを優しく解きほぐしてくれる遼平くんの無骨な優しさ。気付いたらべしょべしょに泣きながら最新刊まで購入していた。親にうまく愛されずに育ったともちゃんもそうだし、ほかにもいろんな形で親とうまくいっていない人たちやLGBTQの人たちが出てきて、どれもわかって苦しくなると同時に、登場人物たちが幸せに向かっていくにつれて自分まで救われた気になる。

 

久々にすごくよいものを見た。ヤリチンのくだりも共感できすぎてつらかった。何度も読み返しているけどそこだけちょっとつらくて読めない。

 

 

 

そんな雑然とした近況報告。