あおいろ濃縮還元

虎視眈々、日々のあれこれ

生産性なく過ごす、が年末年始の目標である。年が明けてすぐ夜にロックを聴いてしまったら編のライブDVDを流して、明け方まで気が済むまで酒を飲んだ。クリスマスに買ったきり残っていた桃のワイン、やけに親しみのある味だと思ったら、チューペットのあの甘味料みたいな味だった。三ツ矢サイダーで割ったから余計にそう感じるのかもしれなかった。アルコール入りのチューペットというなんとも不思議な感じ。

 

元旦は両祖父母の家をいっぺんにまわる。子どもの頃は鬱陶しくてしょうがなかったお雑煮に散らされた三葉。昔は苦くて嫌だった。切り餅にべたべたとくっつくのを邪魔だと感じなくなっていて、日本酒を勧められて、大人になったなと思った。それなのにお年玉をもらった。

 

お雑煮を食べると母方の祖母の家へ出掛ける。道中でこまごまと買い物をする。本を2冊、ミスドの福袋。ポケモンのブランケットを頼みこんでもらった。なんとなくバラエティを見ながら、焼肉と刺身という男子高校生が目を輝かせそうな夕食をとる。ここでもワインを勧められて、ああそりゃ孫とお酒飲むのって人生の夢だよなあ、と思いながらグラスを合わせる。家に帰り、年賀状を堪能して、湯船に金木犀の香りの入浴剤を入れた。東京の匂いだ、と思う。譲り受けたウイスキーと赤ワインがそれぞれ冷えていて、年末年始に備えてこんなに酒買っとくことなかったな、と思いながらハイボールの缶を開けたら日付が変わる前に寝落ちしてしまった。14時間は寝た。

 

今日はなにもないので家にこもって、引き続き本と音楽と酒を楽しもうと思う。初売りに行くかどうかはまだ決めかねているが、年始に一年分の下着と靴下をどっさり買い込むという謎のマイルールに則ればたぶん行くんだろう。これを書いていたら自分があまりに酒しか飲んでいなくて笑った。決して強いわけではないのに純粋に酒の味が好きな生粋の呑兵衛なの、もう救いようがなくて困るんだけど、人生楽しいのでまあいいか。年始関係なく年中おめでたくて有難い。今年もどうぞよろしく。