あおいろ濃縮還元

虎視眈々、日々のあれこれ

ライジングサン2019 ③

17:10、a flood of circle。フラッドを観るのは初めて。きっと知らなくても格好いいだろうと踏んでろくに予習せず行ったので(結論からいうとめちゃくちゃ格好よかった)詳しいレポはできないけど大目に見て。

 

 

 

a flood of circle

  1. 美しい悪夢
  2. Blood Red Shoes
  3. Vampire Kila
  4. The Beautiful Monkeys
  5. Sweet Home Battle Field
  6. フルカラープログラムUNISON SQUARE GARDENカバー)
  7. Dancing Zombies
  8. ハイテンションソング
  9. シーガル

 

 

「おはようございます、a flood of circleです」。a、にアクセントを置いて、礼儀正しい言葉とは裏腹に挑発するような表情を見せる。

 

出会い頭の『美しい悪夢』。もはや一種の楽器みたいなボーカル・佐々木亮介のひずんだ歌声と、圧倒的なサウンドが妖しく溶け合って、ショータイムは火蓋を切る。「ビューティフル・ナイトメア まるで逆転満塁ホームラン みたいな不敵な笑顔でお前を襲う Bad Bad Horror Show」。あ、やばい、格好いい、とすでに煮立ちはじめた頭で思った。

 

続く『Blood Red Shoes』に、フツフツと血液が沸いていくのがわかった。真夏でも革ジャンを貫くところだとか、ロックンロール街道ど真ん中を突き進むような曲だってそうだけど、こんなにも "ロックンローラー" という言葉が似合う人たちっていない。

 

缶ビールのようなものを傾けながら登場したり、観客の上に立って歌ってみせる佐々木さんは、破天荒なようでいてチャーミングな人だなと思った。「ギター!アオキテツ!」 と肩に手を掛けながら紹介したあと、犬でも愛でるように髪をくしゃっとしたり、下手(しもて)に遊びにきたかと思えば革ジャンをつまんで中に着た黒いタンクトップを見せびらかしたり。キュートだ。

 

「世界一のロックンロールオーディエンスはここか?」 みたいに煽る。「好きな振り付けでダンスして好きに見てくれ。だから俺らも、好きにやりま~す」。

 

そうして始まったのは『フルカラープログラム』。先日発売されたトリビュートアルバムに収録されている、UNISON SQUARE GARDENのカバー曲。原曲の大ファンでもある私は、フラッド流の色に染められたフルカラープログラムを生で聴けてそれはもう感無量だった。ユニゾンの本家が原色であるならば、フラッドカバーはそれよりも彩度とコントラストを上げたビビッドな虹色だ。

そうだ 涙キラキラ西の空に光る モノクロでは説明できない完全無欠のロックンロールを」 と、原曲にはないアカペラアレンジで歌い切る。鳥肌が立った。このフレーズがこんなにも似合うことある?

 

 

時間の都合上、ここで中抜けしてしまったのだけど、本当に格好よかった。フラッドの掻き鳴らす音にもっと痺れていたかった。

 

 

 

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夕日がきれい

 

 

余談。『フルカラープログラム』終わりで抜けて、すごい良かったね~!とキャッキャしていたら、ちょうどSUN STAGEでLiSAが『Catch the Moment』を歌っていて度肝抜いた。どっちの曲も、ユニゾンのベーシスト・田淵智也が作ったやつ(Catch~はLiSA作詞)。計らずも田淵智也の大渋滞が起きてて笑ってしまった。ユニゾン来ないのに!

 

 

 

次回 ④は、北の大地に初襲来した THE KEBABSのレポートを。ちなみにケバブスのボーカルは、フラッドの佐々木亮介。ベースはユニゾン田淵智也。お楽しみに。

 

Blood Red Shoes

Blood Red Shoes

美しい悪夢 - a flood of circle - YouTube

 

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