あおいろ濃縮還元

虎視眈々、日々のあれこれ

マジックペン

私はなかなか頑固でエゴイストで、プライドが死ぬほど高い。とくに文章においては、1ミリたりとも信念を曲げられない。句読点ひとつとっても私なりの哲学があるわけで、こればっかりは譲ってなんかあげられない。

 

ひとに伝えたいとか、思うこともあるけど、ほとんどの言葉は私が息をするために書いている。読みやすさと複雑さがちょうどよく交わるところを、ミルクとコーヒーの黄金比率を探り当てるように筆をとっている。

 

誰の代わりにもなりたくない。特徴あるボーカリストのことを 「声に名前が書いてある」 と表現することがあるように、私は、でかでかと黒マッキーで名前が記してあるような、私にしか紡げない言葉が一生かかっても欲しい。私が書いたってすぐわかるような、でも誰にも真似できないような、そんな魔法みたいな言葉を何十年かけても手に入れたい。

 

作家でもライターでもない凡人のくせに、って笑う?笑われたなら何年かけたって笑い返してやるまでだから、それでいい。笑ってな。

 

無邪気に言いふらしてた高校生のころの夢を、大学生になってから叶えることもできるんだって私は知ってる。夢を叶える道はひとつじゃないんだってこと、回り道に見えたってそれが私にとって必要な最短ゴールになりうるんだってこと、人生賭けても証明していきたいかもってやっと思えるようになったから、かっこよく生きるから、見ててね。