あおいろ濃縮還元

虎視眈々、日々のあれこれ

ジュブナイル

ビールの泡を覚えてもポカリスエットアクエリアスの違いはわからないままで、初任給で親にご飯を奢るなんてこともしないままアルバイトは4年目。22歳になっても友人と集えば小学生みたいな下ネタに沸くし、シーシャよりしゃぼん玉、韓国ドラマよりドラえもんを好んだ。煙草が似合いそうと言われる私がいまだにココアシガレットではしゃいでいること、教えてあげたいけど知らなくていい。

 

私よりもっと上の世代の人たちが、年ばかり食ってまだ中身は子供みたいなもんだよって笑うから、きっと還暦を迎えても中身はこのまま変わらないんだろうと思う。ならばこのまま。

 

子供の頃、つまんない大人にだけは絶対なりたくないって強く思っていた。日々に忙殺されて自動的に生きてるような、退屈な大人。その夢は叶えてあげられているけど、ここまでくだらない大人になるとも思っていなくて、笑っちゃうよね。笑ってね。

 

子供と大人の垣根なんてそんなのよくない?この先ずっとずっと子供みたいな大人でいたいから垣根なんていらない。どっちも欲しい。花火大会より手持ち花火にワクワクしちゃう人間でありたくて、それだけ。