あおいろ濃縮還元

虎視眈々、日々のあれこれ

ハイウェイ染める

人生ってなんなんだろう、って考えすぎては眠れなくなっていた。春休みの間じゅうそんな思いが拭えなかった。すべてやめてしまいたかった。春休みに終止符を打つように、駆け込むみたいに予定を入れたここ数日が、灰色がかっていたメンタルに一気に色をつけた。

 

バイト先の同期たちと遠方までドライブしたこと。バイト終わりにそのまま飲むことが多かったから、昼に待ち合わせて出掛けるのは初めてだった。たくさん話して笑った、その内容は忘れても、夜の高速道路で聴いたソラニンをずっと忘れられない気がする。カーステレオに被せるように合唱した小さな恋のうたも。

 

当日券で見たパノラマパナマタウンのライブ。人生に悩む私に、なにを迷うことがあるんだってやさしく叱り飛ばしてくれるような熱いステージを、いま見ることができて本当に良かった。120人収容のライブハウスは頬に汗が飛んでくるくらい狭くて、4人と観客の生み出す熱狂をダイレクトに感じられた。あまりにも最高だった。

 

大好きな友達と酌み交わした安酒。学校と就活のことは禁句にしようと決め、やたら濃いサワー片手にくだらない話をし続けた。中学を卒業して以来、腫れ物を扱うように避けていた当時の恋の話もした。ずっと聞きたいことも話したいこともあったのに、切り出すまでに7年を要した。簡単に答え合わせをして終えたこの話を、次にするのはいつになるだろうか。

 

とりあえず、日付け変わって今日から学校に行かねばならないこと、壮大なエイプリルフールだったらいいなと思いながら寝る。

あおでした。