あおいろ濃縮還元

虎視眈々、日々のあれこれ

ライジングサン2018 ①

8月10~12日にかけて行われたオールナイトフェス 「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2018 in EZO」、2日間参加してきました。

 

雨が降ると田んぼのように道がぬかるむことで有名なライジングサン。今年もドロッドロで、長靴が重宝しました。そのかわり程よく涼しくて、熱中症の心配はなかった。涼しく過ごせる夏フェスなんて、日本ではライジングしかありえません。地元の誇り。

 

 

 

初日一発目は EARTH TENT というステージにて、15:40~ 岡崎体育

 

 

岡崎体育】 

リハ 弱者

  1. Call on
  2. FRIENDS
  3. 感情のピクセル
  4. XXL
  5. The Abyss

(4曲目はタイトルがわからなかった&調べても見つけられませんでした)

 

 

リハでやった『弱者』、最初は安定の口パクだったのだけど後半は普通に歌っていたし、最後はアカペラだった。レアなものを見れた。音のチェックを終え、歓声を受けながら袖に引っ込んでいく体育氏。

 

再び現れたときには、お馴染みの盆地テクノパーカーを着ていた。いくら涼しいとはいえさすがに暑そう。

 

1曲目がはじまると観客のボルテージが一気に爆発した。北海道のお客さんは熱気がすごい、とどのアーティストも言う。県民性(道民性?)もあるのだろうが、そもそも全国ツアーから除外されがちである北海道は、好きなアーティストを観られる機会がせいぜい年に1回しかない。

ずっと心待ちにしていたステージを目の当たりにして嬉しくてたまらない、動かずにいられない、みたいな人ばかりで、私もそのひとりで、もう幸せでたまんなかった。

 

「その場で足踏みしようか」 とのことで、曲に合わせて足踏みをする。まだ照れが残っているのか反応はまばらである。

そんな空気を払拭するように、「足踏みしろって言ったけど、足踏みだけじゃ終われませんよね?」 といったふうに煽ってみせる体育氏。ヒートアップしていく会場。

 

「踊れ~!」 との声に応え、思い思いに体を揺らしたり飛び跳ねたり手を突き上げる。

「次はジャンケンで僕に勝った人だけ踊ってください。あいこと負けた人は棒立ちで見てて。最初はグー、ジャンケンポン!パーの人は踊れ~!!」 そして本当にパーの人だけ踊る。まんまと負けた私はその様子をにやにやしながら眺めた。なんたるシュール。

「もう1回ジャンケンで僕に勝った人は踊ってください。僕はグーを出しますよ。いいですか、グー出すからね?」 八百長試合に乗せられ、最後はフロア全員で踊る。初っ端から既にめちゃめちゃ楽しい。

 

 

「北海道の人~!」 と聞かれ、見たところほとんどの人が手を上げていた。そりゃそうだろ……と思っていたら 「地元の人が多いフェスはいいフェスです」 と言ってくれてなんだか誇らしかった。確かに、ここまで地元民に愛されて根付いてるフェスは珍しいのかもしれない。

 

バンドに対して敵対心があるといった前フリをはじめる体育氏。そんな僕も今日は友達を呼んできました!とおもむろにDJ卓の後ろにしゃがむ。なにやらゴソゴソした末、相棒のてっくん(※てっくんが何者であるか知らない人はMVを見よう)を引き連れてくる。黄色い声ともつかない歓声が上がる。完全にアイドル扱い。

 

和やかな序盤とは裏腹に、「バンドざまあみろ」 と激しく中指を立てる『FRIENDS』。普通に生きててあんなに全力で勢いよく中指立てることないので楽しかった(※何を言ってるかわからない人はMVを見よう)。

 

 

物販の売れ行きをマネージャーが視察しに行ったところ、とあるカップルの会話が耳に止まったと話す体育氏。

彼氏 「岡崎体育のグッズ買おうかな~」

彼女 「え?いいよ、1曲しか知らないし」

そんなエピソードを受け、「今日は1曲以上知って帰ってください!」 とのことだった。面白おかしい感じで話していたし、大爆笑も起きていたけれど、悔しかっただろうな。

 

『感情のピクセル』の盛り上がり、ものすごかった。ハードな曲調に合わせて強く拳を突き上げる観客。バッキバキにキメ倒すAメロ・Bメロを終え、「どうぶつさんたちだいしゅうごうだわいわい」 と歌うサビではみんなきちんと振り付けをこなしていた。なにこのシュールの極み。好き……。

 

 

有名な曲で会場をあたためたあとは、怒涛の畳み掛けをみせる。誰も真似できない激ムズなコールアンドレスポンスで爆笑の渦を起こしたり。

 

岡崎体育のライブにおいて 「お客さんを笑わせる」 ことは、会話における 「掴み」 と同じ役割を果たしていると思った。笑わせてグッと心を掴むことで自然と手が上がったり、跳んだり踊ったりすることにも抵抗がなくなる。気づかないうちに自然とアツくなれるライブを、岡崎体育は全てわかったうえで作り上げている。舞台構成ハンパない。

 

 

あっという間に最後の曲。残り45秒しかないからいちばんシンプルな方法で盛り上がろうと、残された時間でめいっぱい跳んだ。

 

 

「最後に、言霊置いていきます」

すべての曲をやり終えたあと、真剣な顔つきでそう言った。

 

「2020年までにさいたまスーパーアリーナでワンマンライブをします。これは昔から言ってきてるんですけど、スタッフにも笑われた。お客さんにも笑われた。当時お客さん3、4人しかいなかったけど」

泣きそうになった。誰も本気にしてくれなかったんだろう。そりゃそうですよね~って自虐するように笑ってきたんだろう。それでも言い続けてきた大切な夢なんだろう。

 

「言霊置いていきます。僕は、2020年までに、さいたまスーパーアリーナでワンマンライブをします。ありがとうございました」

そうきっぱり言い残して袖に消えた。

体育氏の去ったステージに向けてものすごく大きな拍手が起こって、また泣きそうになってしまった。こんなんずるい。それまで散々笑いの渦起こしまくってたのに、急にかっこよすぎる。なんなんだ、かっこよすぎる、岡崎体育

 

 

一発屋芸人みたいに捉えられることが多いと本人も言っていたし、私も最初はそう思っていた。でも岡崎体育の生み出す "笑い" はあくまでもお客さんの心を掴むためのいち手段であって。YouTubeからフェスへ、フェスからワンマンへ、そしてそうやって魅了して獲得したリスナーを、いつかはさいたまスーパーアリーナへ。岡崎体育が着実に踏みしめてきた夢物語の行き着く先を見たいと思った。

 

素晴らしいステージでした。一発目からヘドバンまでしてしまった。楽しかった~!!

 

 

 

↓相棒の "てっくん" が登場するMVはこちら↓

岡崎体育「FRIENDS」Music Video - YouTube

 

↓どうぶつさんたちがわいわいするMVはこちら↓

岡崎体育 『感情のピクセル』Music Video - YouTube

 

ちなみに岡崎体育のMVを監督しているのは "寿司くん" ことヤバイTシャツ屋さんのこやまたくや氏です。才能がすごい。

 

次回は Saucy Dog の感想をお届けします。あおでした。