JOIN ALIVE 2017 ③

いざ THE ORAL CIGARETTES

 

オーラルが始まる前、同じステージではなんと郷ひろみがライブをしていた。いかにもライブキッズといった風貌の、高校生ぐらいの女の子たちが『お嫁サンバ』を口ずさみながら軽やかに駆けていく。音楽は世代を越えるんだなあと妙にじんときた。

 

郷ひろみの動員があまりに多く、30分前になっても入場することができなかった。20分ほど前になり、ようやくスタンディングゾーンが開放される。

 

THE ORAL CIGARETTES

リハ

STARGET

DIP-BAP

セットリスト

5150

mist…

Shala La

起死回生STORY

狂乱 Hey Kids!!

CATCH ME

カンタンナコト

ONE'S AGAIN

 

 

「みんなレインコート着てるね。傘差してる人もおるやん」 観客をぐるりと見渡して感慨深そうに言うやまたく。つられて振り返ると、レジャーシートゾーンの後ろの方に確かに傘を差してる人たちがいた。そこまで見てくれてるんだなあ。

 

あきらさんはお立ち台 (?) のようなものに足をかけて、何も言わずガムを噛みながら後方をじっと見つめていた。観客の一人ひとりにくまなく届けたいという想いが窺えるようだった。

 

 

リハ1曲目は『STARGET』。

「よかったらタオル振ってな!」 とのこと。 「廻る廻る 時代の裏側」 と始まるサビに合わせて、色とりどりのタオルが振られる。「廻る廻る 未来を片手に」。

 

お次は『DIP-BAP』。リハーサルから気合い入りすぎじゃない?惜しみなく全力投球で仕掛ける4人に、観客も熱のこもった反応でもって打ち返す。

 

 

 

17:00、衣装を着替えたメンバーが現れる。「1本打って!」 から始まるいつもの掛け声。2本、3本と打ち、「4本打って!只今よりTHE ORAL CIGARETTES、始めたいと思います」

 

これ。これが見たかった。オーラルはとにかくライブがカッコいい。フォーリミに歓喜し、フレデリックに踊らされたあとは、オーラルの生み出す熱狂の渦に巻き込まれたかった。

 

 

『5150』で盛り上がりをみせたあと、『mist…』のイントロでどよめきが起こった。フェスにこんなレア曲持ってくるなんて。しかも2曲目。攻めるなあ~~~!

 

始まりはいつだって 目の前に見えるきれいな人間 少し触れたくて胸の奥」 まで歌い、オーディエンスにマイクを向けてみせるやまたく。「ちょっとムラムラするぜ」 と声を張り上げる観客。

私の前にいた男子はこの曲を知らなかったみたいで、え?なに?今のなに?ムラムラ???って全力で困惑しててほほえましかった。

 

本来は 「我慢してないぜ」 と歌うところも、「我慢せんと来いやあぁ!」 みたいな歌詞に差し替えていて、大多数がもれなく色めき立っていた。あと 「始まりはいつだって 目の前に見えるジョインアライブの人間」 と替え歌もしてくれた。

 

さらに、サビを観客に丸投げする暴挙。向けられたマイクに 「そんな理性の感情も速すぎた僕の弾丸でどこかに行ったの そんな理性の感情もまるで白い霧のように溶けていったの」 と、そこそこ大きめの合唱が響く。

「この歌だいぶ初期の曲ですよ(笑) お前ら最高かよ!」

 

 

 

そこから一気に畳み掛けられるキラーチューン。「お前ら死ぬ気で来たんだろ!死ぬ気でここ来てるんだよなあ!」 とやまたくが煽ると、元々激しかったモッシュがさらに加速した。

 

そのあとは私も暴れ倒したのであまり覚えていないけど、中指を立ててみせるやまたくと、叫ぶように髪を振り乱してギターを弾くシゲの姿がすごく印象的だった。どこかの間奏で 「頭振れるか!!」 と言われて軽くヘドバンもした。

 

 

 

暴れ倒したとは言ったけど、一応パーソナルスペースは保ったうえで暴れた。端っこにいたので押しは強くなかったし、横と前には50~60代くらいのおじさまやおばさまもいた。

 

曲に合わせて楽しそうに手を挙げていたおばさまと、グッズに身を固めたおじさまの姿を見てすごく嬉しくなった。郷ひろみでノッていた女子高生然り、音楽はどこまでも世代を越えるんだな~~。

 

 

 

 

 

あっという間に終盤へ差し掛かった。

 

「今日7月16日は、我々THE ORAL CIGARETTESのメジャーデビュー3周年の日です」

 

「この一つ前のステージでは郷ひろみさんが演っていて。同じステージに立たせてもらって光栄です。郷ひろみさんって、もう40年くらい続けてるんですよ?我々はまだ3年だし、40年を迎えるまでにはあと…13倍?ぐらい頑張らなきゃいけない。でも、」

 

目つきが瞬時に変わる。

 

「確かにたった3年しかやってないかもしれないけど、この3年間、毎日毎日必死にもがいて、辛いこともたくさんあって、毎日ステップアップをしてきました。そのお陰でこんな素晴らしいステージにも立たせてもらえてると思ってるし……本当にありがとう」

 

 

 

「覚悟を込めた曲です。ONE'S AGAIN」

 

 

最後のサビを歌う前だったろうか、観客をふっと見渡して、口の形だけで 「ありがとう」 と呟いたのが見えた。思わずこぼれてしまったような、声にもならない感謝の言葉に、ものすごくじんときた。

 

 

もう何度 やり直しただろう

わからなかった でも無駄じゃないからきっと

簡単に終わらせないから

この歌を僕らの覚悟にしよう

 

 

デビューして3年、下積みも含めればもっと長い期間。 もがいて足掻いて、何度もつまずきかけたその足で、地元奈良からは遠い、北海道のフェスのメインステージに立っている。

 

 

また好きなバンドが増えてしまった。カッコよすぎるんだよ。生き様が。

 

 

 

圧倒的なステージングだった。ものすごかった。またもや暴れすぎて足腰ガッタガタになっていた。軽いヘドバンで髪もボサボサになっている。しばらく 「すごい」 「かっこいい」 「えろい」 しか言えないマシーンと化した。

 

 

さて、次回はバニラズについて書きます。4本あるジョインレポのうちの4本目になります。最後までお付き合いくださいませ。

 

オーラルのPVリンク貼っときますね。ちなみに1本目の動画は 2:35から『mist…』に入り、3:30あたりで 「ムラムラするぜ」 が聴けます。

あおでした。

 

THE ORAL CIGARETTES『逆恨み小僧/mist...』 PV - YouTube

 

THE ORAL CIGARETTES 「DIP-BAP」 MusicVideo - YouTube