All Our Yesterdays

back numberを2年ぶりに観てきました。ワンマンだと3年ぶり。

 

今回はいつものライブレポとは違って、バリバリ私情挟みまくるので、「あんたのエピソードは別に聞きたくない」 って方はさよなら。ネタバレ見たくない方はツアー終了までお待ちください。

 

 

 

 

All Our Yesterdays Tour 2017、通称AOYツアー。前も書いた通り、ライブはこれが人生初だという親友を連れていきました。

(http://bloomsky.hatenablog.com/entry/2017/02/28/214022 ←過去ブログ参照)

 

 

私自身、初めてのライブはback numberだった。あれからライブの楽しさを知り、いまでは年に10本以上参戦するライブ馬鹿に成り果てた。

 

そこまでいかなくても、ライブの楽しさを知ってもらえたらいいなぁと思った。世の中にこんな楽しいエンターテインメントがあることを。

 

 

 

 

 

 

 

 

ふっ、と暗くなる照明。歓声とともに席を立ち上がるオーディエンス。座席のあるライブは久しぶりで、なんだか嬉しくなった。

 

オープニングムービーが流れる。「All Our Yesterdays Tour 2017」の文字が写し出されたのを最後に、映像が消え、ムービーを投影していた網状のスクリーンの向こう側にメンバーの姿が現れた。

 

ひときわ歓声が高まるなか、網状のスクリーンはおろされたまま1曲目の『はなびら』が始まる。

 

 

 

2017 5/13 セットリスト

1. はなびら

2. 高嶺の花子さん

3. 003

4. そのドレスちょっと待った

5. 花束

6. クリスマスソング

7. fish

8. 黒い猫の歌

9. アップルパイ

10. MOTTO

11. SISTER

12. 幸せ

13. 助演女優症

14. 恋

15. ハッピーエンド

16. 君の恋人になったら

17. stay with me

18. 光の街

19. 繋いだ手から

20. 青い春

21. スーパースターになったら

En1. 世田谷ラブストーリー

En2. 日曜日

En3. 海岸通り

 

 

スクリーン越しに back number がいる。大好きな back number のワンマンに、いま、大好きな友達といる。いきなりこみ上げてきそうになってぐっとこらえる。

 

網状のスクリーンに投影された3Dの照明がキレイだった。駆け巡る照明の向こう側に時折見える3人 (+バンメン) の姿。最上級のチラリズム

 

 

『高嶺の花子さん』が始まると同時にスクリーンは取り払われ、メンバーの姿が完全にあらわになる。

 

ステージ左右に配置されたモニターには、メインカメラの映像。上に設置された横長のモニターは3分割になっており、3人の姿がそれぞれ映しだされる仕組みになっていた。私は熱烈に小島和也を推しているので、和也さんのモニターを重点的に追いかけた。

 

 

『003』。コーラス箇所でもないのに 「抱きしめて 爪を立てて 薄い膜から」 の部分を口ずさんでいた和也さんにノックアウト。えっっろ。

 

 

ベース&コーラスの和也さんは、コーラス以外のところも結構口ずさんでいたし、ドラムの寿さんはマイクもないのに大きく口を開けて歌っていた。自分たちの曲、大好きなんだなあ。

 

 

『花束』『クリスマスソング』『fish』と畳み掛けるようにヒットチューンが続き、MCへ。

「和也はさ、トゥースとかやんないの?」 といきなり無茶ぶりを始める依与吏さん。

 

和 「やんないでしょ?!俺そういうキャラじゃないし」 

依 「和也のトゥースから曲始めるよ。それとも別のがいい?」

和 「トゥースで入れるような曲じゃないよね?!」

客 (拍手)

和 「拍手じゃないよ!だって次なんの曲か、みんな知らないでしょ?」

依 「色でいえば黒だね。動物でいえば猫。なにかっていうと歌」

和 「なんで言っちゃうの?!」

依 「いいんだよ別に~!トゥースが嫌なら他のやつでも~ (悪そうな顔) 」

和 「……いや、じゃあトゥースがいいです」

依 「チッ」

和 「チッてなんだよ!!はぁ……折れるな俺、折れるな俺~……」 「トゥース!(キメ顔)」

依 「…………」

和 「曲始めろよ?!!」

依 「いや、なんか、思った以上にカッコよかったから………まあいいや、曲いきまーす!『黒い猫の歌』!」

 

若かりし頃トガりまくっていた和也さんをこうもバカにできるのは依与吏さんくらいだ。依与吏さんがいない飲みの席では手がつけられなくなるらしい。依与吏さんにしかコントロールできないのだ、このベーシストは。

 

 

 

 

うろ覚えだけど確か『MOTTO』は、むせるほど色っぽいベースソロから始まった。表情も何もかもエロくて、終始 「うわ、えっっろ………」 と思っていた。さっきまで無邪気に笑ってたくせになんで急にこんなエロっちい顔するんだ?ギャップの緩急、いい加減にしてくれ。

 

 

 

 

『SISTER』には、個人的にものすごく思い入れがある。大学受験のとき、勉強がつらくなるとシャーペンを置いてじっくりこの曲を聴いた。

 

目指した雲はずっと高くて 夢見た島は遥か遠い場所だと知ってて わかってて踏み出してきたんだから」 という歌詞に何度となく救われた。この曲と、隣で肩を揺らしている親友が、受験期の心の支えだった。

 

費やしたすべてが意味を持つその時」 とは、いまこの瞬間なのではないか。ありきたりだけど、ここまでこれて良かったなあ。

 

 

 

 

『幸せ』『助演女優症』『恋』『ハッピーエンド』と、身を切るようなラブソングが続く。男友達を好きになってしまったことも、セフレになったこともないのに泣きそうだった。経験したことがなくても共感させてしまうんだから、依与吏さんのソングライティング術はすごい。

 

 

『君の恋人になったら』。カップリングとは感じさせないほどの存在感。

メンバー全員とにかくニコニコしてて、ハッピー感すごかった。歌詞はアンハッピーだけど。ライブでは『アップルパイ』と似たような立ち位置になるんじゃないかな。イントロが鳴った瞬間みんな笑って跳ねだすような。

 

 

 

 

『stay with me』でしっとり落ち着き、『光の街』が始まった時には息をのんだ。SISTERの次に好きな曲。

 

君は知っているのだろうか こんなにも救われている僕を こんなにも世界が輝いて見えてる事を

 

この部分を聴くとき、思い出すのは親友のことだ。光の街を初めて聴いた3年前からそれは変わらない。

 

放課後いつまでも繰り広げていた他愛ないおしゃべりに、私がどれだけ救われていたか、彼女は知らないだろう。嫌いだった高校に通い続けたのは、あのほんの数十分を過ごしたかったからだった。あの数十分が、私の暗い学生生活を色づけていた。

 

 

今 君の見ている空や街は どんな色に見えているんだろう

 

隣で肩を揺らす彼女が、私と同じことを考えているとは思わないけど、同じ景色を見ていられるだけで胸がいっぱいだった。あの頃まだ無名だったバンドのライブに、あの頃ずっと一緒にいた親友と来ている。じんときた。

 

 

 

 

 

本編ラストは『スーパースターになったら』。ここ数年で back number は本当に 「君がどこの街に住んでいても 遠くからでもよく見えるような光」 になったと思う。

 

 

 

 

印象的なMCをしたのはどこだったか。本編かな?アンコールで登場したあとだったかな?全然覚えてないけど、こうしたことを依与吏さんは言った。

 

「出会わなければよかったって思われるようなバンドにはなりたくない。思い上がることも、調子に乗ることもあるけど、みんながCD買ってくれたりこうしてライブに来てくれる愛情の上にあぐらかいてるつもりは無いから。けんしょ……謙虚になってもっと頑張ります。俺たちを見つけてくれてありがとう」

 

目を潤ませながらそう伝えてくれた。

 

 

見つけてくれてありがとう、なんて。いつも聴いてくれてありがとうとかじゃなく、見つけたこと自体に感謝してくれるミュージシャン、私は依与吏さん以外に知らない。

 

3年前の私のライブレポによると、そのときも依与吏さんは 「見つけてくれてありがとう。俺たちが大切にするから」 と鼻をすすりながら言っていたらしい。

 

大ヒット飛ばす前から、back number の芯は全くブレていない。初心をちゃんと抱きしめたまま、着実にスーパースターへの階段を上っている。

 

売れたからっていきなり洒落たブランドの服を着始めるでもなく、先輩風を吹かすでもなく、謙虚であろうとする姿勢がたまらなく好きだ。

イマドキの中高生にだけじゃなくて、誰もが認めるスーパースターになるその日まで、どうか追いかけさせてください。

 

 

 

 

ラストに『海岸通り』を持ってきたのにはニヤッとした。ベストアルバムに入っていないインディーズ曲だから、ピンときてないファンも多かったけど。

 

このまま時が流れれば きっと忘れるんだろうな 君がそれでいいのなら

実は僕 嫌なんだよ

 

「All Our Yesterdays Tour」 なんて過去を清算するようなタイトル銘打っておきながら、未練タラタラなこの歌を持ってくるあたり。最高。

 

二人窓の形をした 海岸線の絵を 笑って眺めてた日にもう一度帰ろう 君と一緒に帰ろう

 

 

高校時代を支えてくれた曲たちが、まったく色褪せることなく、むしろ輝きを増して出迎えてくれた。そんなライブだった。親友と一緒に、あの頃に帰れた気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

余韻にどっぷり浸ったまま、すっかり暗くなった会場の外に出る。ピンクや青へと少しずつ色を変えていくオブジェが、あちこちで光を放っている。

 

自撮りをする人々の波を掻き分けながらベストアングルを探す。「ピンクか紫のときが映えるよ」 「ほんと?よく撮れてるじゃん!それあとで送っといて!」 なんて話しながら、あ、と気づく。

 

f:id:bloomsky:20170601000252j:image

 

 

今 君の見ている空や街が 同じように輝いてるなら 探し物を僕はもう見つけていたんだろう

 

 

『光の街』の1節が、頭の中で躍る。

 

 

 

光るオブジェが建てられてるのって、もしかして、擬似的に 「光の街」 を作るため……?

 

 

『光の街』を聴けただけでも幸せなのに、まさか本当に 「光の街」 を歩けるなんて。それも親友と。うわあああ、ほんっっっとに一緒にライブ来れてよかった…………。

 

感極まって黙りこくる私に彼女は言う。

 

「楽しかったね。本当に来れてよかった」

 

 

あ~~もうそんなんズルい!!なんだよ同じこと考えてたんじゃん!!!同じように輝いてたんじゃん!!!!探し物見つかっちゃったじゃん!!!!!!

 

 

 

私が男だったらうっかり恋に落ちてた。危ねえ。

こんな長文、最後までスクロールしてくれてありがとうね。ライジングサン、是非またback number 観にいこうと思います。またレポ書かせてね。

あおでした。