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fun time HORIDAY 6

ニゾンピロウズの対バンを観た。

愛すべきエゴイストたちによる美麗なステンドグラス。そんな夜を、観た。

 

『fun time HORIDAY 6』という、ユニゾン主催の企画。Zepp Sapporoで行われる初回公演に母と参加した。 

 

(本文はがっつりネタバレを含んでおります。MCは記憶を頼りに書いているので、言い回しや前後関係など微妙に違います。)

 

私はセトリ予想が得意なんだけど、ユニゾンのはまるで読めない。有名な曲ちょこっとやって、あとはマニアックなの多いんじゃない?と好き勝手に話す。「大さじと小さじの歌聴きたいな~」「歌わないでしょ!それよりインスタントエゴイスト歌わないかなぁ~」なんて語り散らした。

 

(ちなみにガチャではお目当てのしょくぱんくん、ふっくら仕上げ、しょくぱんちゃんをゲット。下はパスケースとラババン)

 

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トップバッターは the pillows。田淵さんが敬愛するバンド、という情報以外は一切入れずに行ったのだけど、超かっこよかった。長年ロックンロールに奉仕してきたバンド特有の風格が色濃く漂っていた。歌詞がぐっときて泣きそうになったりもした。

 

でもこのへんの記憶があんまりないのでMCだけ書く。セトリも省く。各自拾ってきてくれ。ごめんな。

 

「イェェーーーイ!!!空前絶後のォォ!!!UNISON SQUARE GARDENを愛しィ!!!なぜかユニゾン田淵に愛されたバンドォォォ!!!サンシャインピロウズ!!!!」

いきなりネタぶっこむさわおさん。しかもガチな声量。さわおさん並びにピロウズを一瞬で好きになってしまった。

 

 

「僕ら持ち時間が12、13曲くらいなんですよ。でも田淵くん、何曲リクエストしてきたと思います? 20曲ですよ!なので今日は田淵くんリクエストの曲しかやりません」

「みんな有名な曲とか予習してきたでしょ?でもそんなの1曲もやんねえからな!田淵くんが許してくれるわけないじゃん!ピロウズ愛が重すぎるんですよ、田淵くんは」

大好きなバンドと仲良くなって、自主企画に呼んだうえ全曲リクエストやらせるって、田淵さんはバンドマンの夢叶えすぎでは。

 

 

更にさわおさんの口から、「こないだ田淵くんとサシで飲んだとき、酔っ払って『僕ほんとに斎藤くんが大好きなんですよ』ってずっと言ってきて」 という衝撃発言。

斎藤くん (ユニゾンのボーカル) 好きなのは見りゃわかるけど、酔っ払って言っちゃうってことは日頃から思ってるんだろうし、にしても大先輩相手になに言ってんだよ。ほほえましすぎるわ。

 

  

ピロウズは今年で結成28年になります。ピロウズと同じように歩んでいくとすれば、ユニゾンもあと10年20年は続くはず。お前らいいな!あと10年20年は楽しく過ごせるぞ!」

 

この先数十年、ユニゾンや他バンドのライブに足を運んで歳を重ねていけるなら、そんなに幸せなことはない。ライブ通いを若気の至りじゃなく、これから先も生き甲斐にしていけたらいいなあ。

 

 

 

 

 

 

ピロウズが袖に消えると同時に、続々運ばれてくる見慣れたバンドセット。お馴染みのSEが流れはじめ、いよいよ UNISON SQUARE GARDEN がはじまる。

 

4/21 セットリスト

1. メッセンジャーフロム全世界

2. 桜のあと (all quartets lead to the?)

3. Silent Libre Mirage

4. プロトラクト・カウントダウン

5. instant EGOIST

6. 23:25

7. 光のどけき春の日に

8. デイライ協奏楽団

9. フルカラープログラム

10. 徹頭徹尾夜な夜なドライブ

11. 場違いハミングバード

12. mix juiceのいうとおり

En1. Runner's High Reprise

En2. アトラクションがはじまる (they call it "NO.6")

 

 

1曲目、「大さじと小さじの間の気持ちいいところをついていく」 と斎藤氏が歌いはじめ、息をのんだ。聴きたいけど歌わないよねって話していた『メッセンジャーフロム全世界』。セトリの予想ナナメ上突くのうますぎるんですよ、ユニゾンは。小憎い。好き。

 

 

『桜のあと』が始まったとたん加速していくモッシュ。激しいの覚悟で5列目あたりにいたけど、ライブ慣れしてなそうなご婦人がぺしゃんこにされたのを目の当たりにし、比較的安全なゾーンへ移動する。ライブは臨機応変が求められる。いくら楽しくても倒れちゃったら元も子もない。

 

 

なんと5曲目は、もっとも聴きたかった『instant EGOIST』。出だしの 「君をストップモーション」 の歌声からしてシビれるし、なにより歌詞が好き。

 

ライブを一人ひとり自由に楽しんでほしい、というのがユニゾンの基本スタンス。みんなが同じタイミングで手を振るより、思い思いにリズムに乗るほうがいいという田淵さんの想いが、この曲から伺える。

 

ほら足を鳴らしちゃって ほら指を鳴らしちゃって やり様はいくつだってあるよ

『さあ 手を叩こう』? 気持ちがどうも乗らないなら 地蔵さん、そんぐらいは、許されて?

 

みんな一斉に手を叩くより、好きなように体を動かすほうがいいし、動きたくなければ地蔵 (=ライブで棒立ちする人のこと) になってもいいという。確かにユニゾンのライブは、自由に手を振ったりステップを踏んだりする人ばかりだ。

 

ああ それでもふぞろいに出そろった 心ステンドグラスはキレイだろう?

 

みんなが好きなように音楽を楽しむ。その光景を、ふぞろいのステンドグラス、と表現するのいいなあ。ステージからは (というか田淵さんには) そんなふうに見えるのかな。

 

ニゾンのライブにて、それぞれ好きなように楽しく動く、愛すべきエゴイストたちが好きだ。塗り残しひとつない絵画もキレイだけど、色とりどりに光るステンドグラスだって美しい。ということをこの曲は言いたいんだろうと勝手に思っている。

 

『instant EGOIST』からの『23:25』という流れもなかなか小憎い。

 

MCにも触れよう。さわおさんが話していたくだりを汲んで、「お前、俺のこと好きらしいな?」 と田淵さんに不敵な笑みを向ける斎藤氏。客席から黄色い悲鳴があがる。胸に重ねた両手を上下させてドキドキジェスチャーしてみせる田淵さん。

 

シンバルを叩きはじめた貴雄さんに、「怒んなって、俺は貴雄が好きだから」 とほほえむ斎藤氏。ドォン!!とドラムを叩くたかお。強まる黄色い悲鳴。ドキドキするたぶち。……ユニゾンは不仲だって言い張ってるのどう考えても嘘。

 

 

徹頭徹尾→場違いハミングバード→ミックスジュースと盛り上がる曲が続いてゆき、本編は終わりを迎える。

 

アンコール1曲目の『Runner's High Reprise』は、「ユニゾンピロウズ好きなくせに似てる曲がひとつもない」 というさわおさんの直談判から生まれたコテコテのパクリ曲。音源化も考えているらしい。公認とはいえ著作権が心配。

 

 

ラストは 『アトラクションがはじまる (they call it "NO.6")』。タイトルの通りこの曲では 「Oh, NO.6!」 と掛け声が入る。

「fun time HORIDAY 6」 とかけて、セトリのどこかには入るだろうと思っていたけど、最後の最後にぶち込んでくるひねくれっぷりがユニゾンらしい。一筋縄じゃいかさない素敵なロックバンドだ。

 

そんなわけで、ここ札幌にて始まった fun time HORIDAY 6 は、ツアーの開幕宣言をもって終演を遂げたのだった。

 

 

 

 

スタイルは違えど、ユニゾンにはピロウズの血が脈々と流れていることを実感したライブだった。田淵さんはあまり客席を見ておらず、ときどき2階席を仰いでいた。2階席でピロウズがユニゾンのライブを観てくれていたらしい。

 

好き勝手に肩を揺らしたりジャンプしたり手を突き上げるのは、いちエゴイストとしてものすごく楽しかった。近年稀にみる楽しさでした。

またきます。あおでした。

 

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