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星が綺麗な夜、でした

去年の2月、ある噂がたっていました。

嘘であってほしいと思いました。
正式に報告されるまでは、SNSに飛び交うどんな情報も信じないと決めました。

早くに訪れたお母様との別れ。商売道具にもかかわらずある日突然出なくなった声。赤の他人である私が干渉することではないけれど、小渕さんがいくつの試練を乗り越えなければならなかったことか。あたたかい笑顔の裏にある紆余曲折を思うと、胸がいっぱいになります。嘘であってほしいと思っていました。


噂は真実でした。


奇跡ツアー初日、「星が綺麗な夜でした」という曲がセットリストに組み込まれていました。

東京にお父様を連れてきたこと、色々な話をしたこと、最後は黒田さんもそばにいてくれたこと。ぽつりぽつりと話してくれました。

黒田さんが、歌にしようと言ったこと。飾る必要はない、ありのままの情景を歌にすればいいと言ったこと。そして今度のツアーで歌おう、と言ったこと。途中涙に言葉を詰まらせながらも話してくれました。

黒田さんがそんなふうに声をかけてくれて、歌にして少しでも昇華させることができて、ツアーで披露することができて、ああ、乗り越えることができたのだな、と思って泣けてきたのを覚えています。



だって、曲のタイトルを思い出してみてほしい。

星が綺麗な夜、ではない。

星が綺麗な夜でした、なのだ。

過去形。

小渕さんの目はもうまっすぐに未来を見据えている。




そして1年後の今日 (正確に言うと1分前に黒田さんがフライングしていた)、CDのリリースが発表された。

「未来 Spring Package」。

今日発表されたことにも、フラゲ日がコブクロのデビュー日であることにも、並々ならぬ意味を感じている。



そうしてなんとなく夜空を見上げてみたのだけど、あいにくの曇り空だった。

小渕さんの隣に、雲間からでも星の瞬きを感じ取ったり、どんな雨もよけてくれる黒田さんがいてくれて良かった。そう考えながら、雲の向こうで星がキラキラしていないか探してしまうのでした。


読んでくれてありがとうございました。
あおでした。