あおいろ濃縮還元

虎視眈々、日々のあれこれ

RISING SUN 2017 ③

【back number】

の前に、一瞬だけバニラズを観た。「蝦夷ロッカー!歌おうぜ~!」 という牧さんの煽りから始まる『おはようカルチャー』。

EARTH TENTの場外に溢れだした人たちが、楽しそうに体を揺らしていて最高だったけど、心を鬼にしてSUN STAGEへ向かう。

back number を観るために。 

 

 

back number は、初出場の2011年から1年おきにライジングサンに出場している。

私が参加しはじめたのは2015年からなので、それ以前の年はファンや本人のブログを探って、各年の依与吏さん語録を集めてみた。

 

2011年 「北海道、帰ってくるよ。もっともっとでっかくなって」

2013年 「次は2年後ぐらいに SUN STAGE で会いましょう」

2015年 「あの時 back number 観たんだって、いつか自慢してもらえるようなバンドになります」

 

言葉には言霊が宿るというけれど。どれも見事に叶っている。知名度を上げ、着実にメインステージにまで昇りつめた back number の、いまの姿を見たかった。

 

 

 

 

雨はほぼ止んだものの、観客は一様にレインコートを着ている。無神経なタイミングで雨降りまくってるから『SISTER』聴きたいな。

ぞろぞろと依与吏さん以外のメンバーが現れ、音を確認しはじめる。

 

リハ

日曜日

 

イントロに会場が沸いた。ボーカル不在のまま行われる演奏に、コーラスのそうたさんの声だけが乗っていて、貴重なものを聴けたな~~と嬉しくなった。

 

 

 

メンバーが袖に引っ込んでゆき、開演を待つ。

と、「ゥオイッ!!!」 という掛け声と 「ダンッ!!!」 と足を踏み鳴らす、円陣の音が客席にまで響いてきた。うっわ~~バンドの醍醐味なやつ~~!

 

 

16:30~ SUN STAGE、back number。

セットリスト

半透明人間

SISTER

わたがし

光の街

高嶺の花子さん

ヒロイン

ハッピーエンド

003

青い春

スーパースターになったら

 

 

 

 

モニター前、和也さん側前方に陣取る。丈の長い黒ジャケットを羽織ってニコニコ登場した和也さんにさっそく撃ち抜かれる宝。(※宝=小島和也ファンのこと)

 

 

1曲目『半透明人間』では煽られるがままに跳びまくって、2曲目は『SISTER』。雨降りにぴったりな歌。 

 

 

『光の街』流れたときに 「この曲知らない」 って声が聞こえて、知らないなら知らないで黙っとけよ、本人に聞こえるかもしれないこんな前方で言うなよって思った。

でも、それなら、この5分ちょっとで恋に落ちろよ。あの曲知らないけど1番良かったって帰ってから検索するぐらい。

 

実際、私がこの曲を溺愛してることを抜きにしても『光の街』はめちゃくちゃ良かった。

 

依与吏さんだけがゆっくり、ゆっくりギターを弾く。いつもよりスローテンポなギターに乗せ、1音1音を噛みしめるように、しっとりとそれでいて魅せるように。

 

「君は…知って、いるのだろうか、こんなにも 救われている僕を」 といったふうに。ゆっくり。君のおかげで僕がこんなに救われてること、ねえ、知ってる?とでも優しく語りかけるように。歌声だけで鳥肌が立った。

 

1番の最後あたりから村田さんのキーボードが乗り、2番でバンドが加わった。こんなに感動的なアレンジがなされた『光の街』を、フェスで聴けるなんて。知らなかった人みんなまとめて恋に落ちればいい。

 

  

 

ちょくちょくMCも挟む。

自分たちのステージングが地味なんじゃないかと急に不安に駆られたらしく、「なんかもっと、バーン!っていうかドーン!っていうか、ダンサーとか出てきたら良かったんだけどね。そんなこと (ステージにダンサーを呼ぶ演出なんて) 今まで話し合ったことないけどね」 などと笑っていた。

あんな繊細な詞書いてるくせに擬音レベルが小学生か。好き。

 

 

 

『高嶺の花子さん』で盛り上がり、『ヒロイン』『ハッピーエンド』とバラードが続く。こってりした曲の並び。 

『光の街』のときも思ったのだけど、バラードの時の歌い方が、初期のそれに近かったというか。あの、わけもなく悲しくなるような、むちゃくちゃに切ない声。グッとくるものがあった。

 

 

ボリューミーな曲たちを立て続けに歌った依与吏さんは、かなりお疲れだった。

「ハアッ……ちょ、ちょっと……MCとか挟めばよかったな……花子さんのあとにヒロインとかちょっとヤバかった」 と息を切らす依与吏さんを見て爆笑していた和也さんも、顔じゅうタオルでわしゃわしゃ拭いていたからやっぱり疲れていたのだろう。(寿さんはよく見えなかった。)

 

「みんな暑いでしょ?レインコート蒸れてるよね?」 雨の心配をしてくれるアーティストはたくさんいるけど、レインコートが蒸れることにまで言及していたのは依与吏さんぐらいだった。よく気が付くなあ。

 

「そんななか『雪が綺麗と笑うのは君がいい』なんて、みんなどんな感情で聴いたらいいんだよって歌いながらちょっと思った」 たしかにね。それね。

 

 

 

最後は『003』『青い春』 『スーパースターになったら』と怒涛のキラーチューン祭り。

 

時に激しくベースを掻き鳴らし、時にこぼれんばかりの笑顔で楽しそうにジャンプする和也さん。これ。これが観たかったんですよ私は。

 

モニター前という端っこにもかかわらず、和也さんはわりと私らへんがいるエリアを煽ったりニコニコ眺めたりしていた、ように思う。

 

で。跳ねまくっていたら前の人の陰に半分隠れてしまって。ちょっと見づらくなったな~と思っていたら、こちらを向いていた和也さんが隙間から顔を出すようにひょこっ、と首を横に傾げて。

え?これ、え?……え、明らかにこっちに顔向けてるよね?ひょこってしたよね?隙間から顔出したよね?え?勘違いしてもいい?

 

ニコニコ目を細めてたんで目が合っていたかは分からないけど、完全にこっち向いてはいたし……というわけで勝手に勘違いしておくことにします。ありがとうございました。

 

 

 

キラーチューンあり、渾身のバラードあり、半ば弾き語りのようだった『光の街』もあり、2017年現在の back number のすべてを魅せてくれたようなステージだった。

 

いちばん最後に依与吏さんが、残った力使い果たす勢いで 「愛してるぜーー!!!」って。女々しい歌詞書くくせにサラッとそうやって叫んじゃうんだもんなあ。ずるいよ。

 

 

 

 

 

さて、ほんとはもっと観たいバンドたくさんあったのですが、雨で体力やられまくったので諦めていったん帰宅することに。ビーバーもぼくりりも観てみたかったな~~!また今度!

 

次回 ④は、 [Alexandros] 編です。濃密な大人の時間でございました。お楽しみに。

あおでした。

 

RISING SUN 2017 ②

フレデリック

13:30~ EARTH TENTのトップバッター、フレデリック

 

サウンドチェックは本人たちが出てきていた。ボーカルの健司さんはなかなか出てこなかったんだけど、ステージ裏?袖?で音に合わせて楽しそうにノッてる姿が丸見えだった。なにこの人、こんなノリノリなの見えてないと思ってるのかな……愛おしすぎるだろ……。

 

 

リハ

トウメイニンゲン (1番×2回)

愛の迷惑 (1番×2回)

ソーダ (ワンフレーズのみ)

 

『トウメイニンゲン』『愛の迷惑』をそれぞれ2回ずつ歌ってくれたのにはびっくり。演奏を終えるとドラムの前に集まってなにやら話し合ったり、丁寧に音の確認をしていた。

 

健司さんはおもむろに、ソーダ 泣いちゃいそうだ♪ sumikaの『ソーダ』をワンフレーズだけ口ずさみ、「sumikaよりいいライブします」 と笑ってみせた (この日、同じ時間帯にsumikaのステージと被っていた)。袖に姿を消す。

 

開演待ちの間に、セキュリティの人たちがぞろぞろ入ってきた。「SECURITY」 と書かれたド黄色のTシャツをピッチピチに着た、筋骨隆々な白人ばかりで笑ってしまった。人選が本気すぎる。

 

13:30、WESSの方による前説が終わると、『KITAKU BEATS』のメロディが流れだす。健司さんの声が 「フレデリック、はじめます」 と告げ、衣装に着替えた4人が現れた。

 

  

セットリスト

オンリーワンダー

ナイトステップ

KITAKU BEATS

かなしいうれしい

真っ赤なCAR

まちがいさがしの国

リリリピート

オワラセナイト

オドループ

 

 

 

1曲目から『オンリーワンダー』。先日行ったジョインアライブではいちばん最後に演った曲。パターン化しがちなフェスのセトリを、こうもガラッと変えてくるのか。

 

「今年のフレデリックは、"誰とどこで音を鳴らすのか" を大事にしたいと思います」 と言っていたように、1回1回のライブを本当に大事に考えてくれているんだなと思った。その場所でしか見られない、オンリーワンのフレデリックを魅せてくれるカッコよさ。

 

いきなり最高潮に達したフロアを冷ますように『ナイトステップ』『KITAKU BEATS』とダンスナンバーが続く。

「遊びきってから……帰れよっ」 と不敵に笑ってみせる健司さん。まだトップバッターだけど体力温存しとくとかムリだ、遊び切るしかない。

 

リリースを間近に控えた新曲『かなしいうれしい』。発売前とは思えないほど手拍子が揃っていて、新曲というよりは、ずっと昔からの定番曲みたいに思えた。

 

私の位置 (なんと最前列…!) からは三原兄弟がとても見やすかった。なにか憑依したように鋭く目を光らせる健司さんと、楽しくてたまらないといった感じでリズムを刻む康司さんの姿が対照的で。

 

 

 

「いいMCをするより、いい音楽を鳴らします」、健司さんは言う。少しでもMCを減らして、音楽を届けてくれようとする姿勢がたまらなくカッコいい。

 

ライジングサンロックフェス!蝦夷には音楽が大好きな人が多いと聞いたのでいつものロックフェスとは違うライブをします!よろしく!」 

そして鳴る『真っ赤なCAR』のイントロ。選曲が小憎い。

 

まちがいさがしの国』も新曲なんだけど、既にフレデリックのものになっているな、という感じがした。もっと聴き込んでツアーでノリたいな~。皮肉めいた歌詞を、皮肉めいたまま終わらせないところがいい。

 

そうそう、「音楽大好きな人は両手をあげてー!!」 と謎に2回ぐらい両手を上げさせられたんだけど、健司さんの横でニッコニコ両手を上げる康司さんが最高に天使だったからオールオッケー。

 

 

最後は『オドループ』。フレデリックの代名詞ともいえるこの曲は、クライマックスにしてピークの盛り上がりを迎えた。

 

「踊ってない蝦夷が気に入らない、って歌ってくれますか?」 と煽られ、「踊ってない蝦夷を知らない 踊ってない蝦夷が気に入らない」 と大合唱が起こる。そんな観客を見て、セキュリティの方がものすごく楽しそうに笑っていた。

 

楽しかった。めちゃくちゃ楽しかった。楽しいだけじゃなく、ゆったり音にも浸れたし、歌詞やMCも存分に噛みしめられたライブだった。着実に、フレデリズムの虜になっている。

 

 

 

 

 

 

 

15:00のサイン会まで時間があると思っていたのに、グッズを買っていたらあっという間に20分前になった。ブルエン観たかったな。小雨の降るなか、急いでタワレコブースへ向かう。

 

私はサイン会が、好きだけど苦手だ。緊張してロクに話せないのも、そのせいで愛想笑いさせてしまうのも心苦しい。近頃推している康司さん (もちろん全員好き) に間近で会えるドキドキと、緊張と、やっぱり不安もあった。

 

順番が目前になり、スタッフさんから 「かなしいうれしい」 うちわを受け取る。長机ひとつ隔てて座っている康司さんが思ったよりも近すぎて、頭が真っ白になった。

 

何も言葉が出てこなくて、せめて目をまっすぐ見て、「ありがとうございますっ」 と満面の笑顔で伝えた。

「ありがとう」 とまっすぐ見返して微笑んだ康司さんは、私が緊張しすぎているのを見透かしてほぐそうとしてくれたのか、もう1度 「来てくれてほんとありがとな!」 と言ってくれた。

 

次に武さん、隆児さんと続く。ここでもやっぱりありがとうございますとしか言えなかったけど、ありがとうって真っ正面からほほえみ返してくれて、もう泣きそうだった。人からあんなあったかい笑顔をまっすぐ向けられることって普通ないでしょ……。

 

最後に健司さん。1度 「ありがとな!」 と見送りかけたとき、キャパオーバーしている私に気づいたのか、もう1度こっちを見て 「な、ありがとな?」 と。

 

居心地の悪い思いを全くしなかった。それどころか、しっかり目を合わせて、愛想笑いとは無縁の暖かすぎる笑みを返してくれた。

気のせいかもしれないけど、ガッチガチなのに気付い (たような表情を一瞬だけ浮かべ) て緊張をほぐそうとしてくれた三原兄弟どんだけ気遣いの鬼……。サイン会=不安、のイメージがあっという間に消えてしまった。ほんっっとあったかい人たちだった。

 

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赤頭さんのサイン (左上) が 「Redhead」 なのめちゃくちゃ好き。

 

次回、③は back numberのレポです。更新ゆっくりめなので首を長くして待っててください。

あおでした。

 

かなしいうれしい

フレデリックのニューシングル 「かなしいうれしい」 をゲットした。

 

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左が通常盤、右が紙ジャケット仕様の初回盤。上のはサイン入りステッカー。サインって印刷なのかなと勝手に思ってたら、ガチ直筆サインで震えおののいた。労力ハンパないでしょ……ありがとうございますほんと……

 

 

何度でも言うが私はCDが好きだ。不便さが逆にいいとか懐古主義的なことを言うつもりじゃなくて、手に取って眺めて、文字通り 「音楽に触れる」 ことができるから。

 

「かなしいうれしい」 はアートワークもこだわり抜かれていて、歌詞カードを開くとき凄くワクワクした。しっかり厚手ではありつつ、和紙のように手触りのいい紙。文字のフォントも色もちょうどよくて、歌詞がスッと入ってくる。

 

 

『かなしいうれしい』はフレデリズムの真骨頂だと思ったし、『シンクロック』は歌詞通りに何回も何回も何回も聴き続けていきたい曲だし、『まちがいさがしの国』はフェスで初めて聴いたときからメッセージ性の強さに惹かれた。

 

ほかにもライブ音源が収録されていたり、初回盤に付いてくるDVDのボリュームも半端ない。これで2000円ちょっと?サイン入りステッカー付き?コスパつよすぎない??

 

 

 

 

 

今年、フレデリックを既に2回観ている。

 

1回目はフレデリックの夏フェス始めであるジョインアライブ (ライブレポ参照→http://bloomsky.hatenablog.com/entry/2017/07/19/001637 ) 、2回目はライジングサン。3回目は、フレデリックにとって今年最後の夏フェスであるBAYCAMPに行く。

 

ジョインアライブで『かなしいうれしい』を演ったとき、サビで健司さんがスッと顔の横で手を叩きはじめて、観客はそれに倣った。この間のライジングサンでは、まだシングル発売前にもかかわらず、誰ともなく一斉に手拍子をはじめた。

 

リリース前にこの揃いよう?鳥肌が立った。きっちり完成しているのにまだまだ成長し続ける、底なしのエネルギーをもった曲だと思った。

 

CD発売後のBAYCAMPでは、夏フェスの集大成では、どんなふうに変化を遂げているのだろう。『かなしいうれしい』の持つ色々な表情を、ライブで見たくて仕方がない。

 

 

歌詞の分析については、インタビューやほかの方も触れているので取り上げないでおく。検索してみてください。もしくはCDを買って、手に取ってじっくり読んでみてください。

 

 

 

特典のライブ映像を私と弟と母とで観たら、あまりにライブがカッコよくて、速攻で札幌のチケット3枚申し込んじゃいました。

 

今年4回目のフレデリックはライブハウスで観たいな~~CYNICALTURE聴きたいな~~!

 

あおでした。

 

 

 

 

おまけ : 母とのLINE

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RISING SUN 2017 ① 出発編

8/11~13の早朝にかけて行われる RISING SUN ROCK FESTIVAL 2017。

2日目に参加しました。

 

出発~到着してフレデリックが始まる前まで書きます。今回はライブレポは一切ありません。悪しからず。

 

 

あいにくの雨模様。ジョインアライブ然り、今年はとことん雨フェスにぶち当たる。レインポンチョにレインパンツ、防水スマホケース、妹の長靴まで借りて準備ばっちり。

 

エストポーチのかわりに、スマホポーチなるもの (普通にショルダーとして使える) に手を出してみた。

 

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裏のビニール張りの部分にスマホを入れると、上から操作できるらしい。でもまあ防水ケースは持ったし使わないだろってことで、とりあえずマイヘアのステッカー入れた。製作者の意図ガン無視。ごめんね製作者。

 

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これの他にリュックと、小さめのクーラーバッグ。クーラーバッグにはスポドリ2本、ゼリードリンク、セコマのカップ蕎麦。

 

出発前にキレートレモンを飲んだ。ライブ前に摂取すると疲れが残らないと知って、ジョインの前に飲んでみたらめちゃめちゃ効いたのです。激しいモッシュにヘドバンまでして1日中動きまくっても筋肉痛ゼロ。クエン酸すごい。

 

 

移動手段として、麻生初のシャトルバスを初めて利用することにした。片道600円のバス券はローソンで購入済み。現金でも乗れるそうで、スタッフさんが両替の必要な人がいないか聞いて回っていた。

 

雨の降る会場に着いてから着替えるのは大変だということに今さら思い至り、慌ててレインパンツ (履いてる人いなかったけど超オススメです!!!!) とレインポンチョを着る。

 

地下鉄駅の構内にものすごく長い行列が出来ており、そこから階段を抜けて地上のバスセンターまで30分ほど並んだ。「RSR会場」 と表示されたバスが次々やってきていたので、列のわりには回転率がよかったと思う。会場までは30分くらい。

 

 

9時半頃に到着し、リストバンドを引き換える。開場の10時まで30分ほど待った。雨脚は強く、折りたたみ傘が役に立った。

 

ぬかるんで田んぼみたいになった道を抜け、真っ先にタワレコブースに急いだ。フレデリックのニューシングル 「かなしいうれしい」 を前金予約すると、サイン会参加券がもらえる。もう初回盤の予約は済ませてたけど、通常盤にしとけばいっか~ジャケットデザイン可愛いし~と軽率に購入。

 

サッと予約を済ませ、SUN STAGE前のレジャーシートゾーンに陣地を張った。シートの上に、ポリ袋で二重に包んだリュックとクーラーバッグを置いて重しにする。

 

 

なんとなくお腹が空いたので出店を見て回った。ライジングの屋台では、日本全国のグルメがたっっくさん売っている。利休の牛タンとか博多白天のしろくまとか、もちろん北海道のラーメンやスープカレーやザンギ、電球ソーダまで売っていた。

 

とはいえ食欲があるわけでもなく、いちごけずりのお店でホットチョコレートを買った。ビターなホットチョコレートの上に、ひんやりしたきめ細かい生クリーム?と削りいちごが載っている。甘すぎなくて最高。

 

 

なんとなく満足して、開演まで1時間半ほどあったけれど EARTH TENTに向かった。テントと言うように屋根が付いたステージなので、雨宿りにも最適。早すぎたせいで中スッカスカで、すんなり最前列をゲットしてしまった。いいのか。いいのか私で。

 

 

 

 

次回、②ではフレデリックのライブレポと、サイン会についてもかるーく触れます。

 

今回は完全にただの日記だけど、ライブレポはちゃんと書くので。MCもある程度覚えて帰ってきたので任せてください。目のつけ所の細かさには自信があります。

 

あおでした。

 

ロックフェス持ち物ガイド

ロックフェス初心者さん&自分用のメモとして、「フェスの持ち物・服装」 「雨天時の持ち物・服装」 「オススメしない持ち物・服装」 についてまとめておきます。

 

① 基本の持ち物

② 基本の服装

③ 雨天時の持ち物

④ 雨天時の服装

⑤ オススメしない持ち物・服装

 

の順。去年、ライジングサン準備編として持ち物についての記事をアップしたので、それをベースに。

 

「なぜこれを持っていくといいのか」 「なぜこれはオススメしないのか」 について詳しく、かなりクドめに書いたので、疑問に思った方はコメントも併せて読んでください。ポニーテールやスカートをオススメしない理由も書いておきました。

 

 

雑誌の 「フェスをオシャレに楽しもう♡」 特集を参考にするシティガールズには一切対応していません。

 

フェスの右も左も分からない人や、ある程度モッシュゾーンにも興味ある人向けです。あくまで初心者向けなので、キャンプ用品などについては触れません。

 

意見などありましたら追記する可能性もあります。では。 

 

 

① 基本の持ち物

 

リュック→Tシャツの替えなど、すぐ使わないものを入れ、クロークに預けるかレジャーシートに置いておく。レジャーシートに置く際は、盗まれて困るものは絶対入れないこと。

 

ボディバッグ・サコッシュ→持ち歩き用。お金やケータイなどの貴重品、充電器やティッシュなどすぐ使うものはここへ。リュックやデカいトートを持ち歩くのは、他のお客さんの邪魔になるのでやめよう。

 

レジャーシート→明るい色の派手なやつ。遠くから&暗くなってからでも探せるように。

 

コインケース→財布だとかさばるので。折ったお札と小銭が入ればなんでもオッケー。

 

充電器→必須。

 

ティッシュ・ウエットティッシュ→砂埃や食事でとにかく汚れるため。

 

ビニール袋→ゴミ袋として。会場にもゴミ箱はありますが一応。

 

虫除けグッズ→虫除けラバーバンドなども100均で買えますが、あくまで気休め。テント泊する方は虫除けスプレーなど対策をしっかり。

 

飲み物→会場でも売ってますが、入場待ちの間に飲み物がないと地獄。私はいつもスポーツドリンクと凍らせた水の二刀流です。熱中症対策としてこまめに飲もう。

 

ペットボトルホルダー・カラビナ→飲み物を持ち歩こう。

 

日焼け止め→こまめに。

 

制汗剤・汗ふきシート→快適。

 

雨具→レインコートやレインパンツ。(※詳しくは④で)

 

タオル・バスタオル→雨や露に濡れた荷物などを拭いたり。何かと便利。

 

防寒具→カイロやフリースやブランケット。春フェスや北海道のフェスは、夜になると冷え込みます。ライジングサンだと寝袋のまま芝生に転がる強者も。

 

 

 

② 基本の服装

 

帽子→日除け。ツバが他のお客さんの邪魔になるので、屋内ステージではなるべく脱ぐ。

 

→長い髪は低い位置で結ぶ。一つ結びはムチのように他のお客さんを直撃することもあるので、二つ結びのほうがよい。(※ダメな髪型については⑤で)

 

パーカー・ウインドブレーカー→夜は冷え込むことも。フード付きだと軽い雨でも安心。

 

Tシャツ→動きやすく吸水性もあるとよし。物販だと2000~3500円くらいで買えます。

 

ズボン→動きやすく汚れてもいいやつ。私はユニクロのリラコを溺愛してます。ショーパンは夜寒くなると思うので、七分丈が個人的オススメ(※あくまでも北海道の話)。

 

靴下→汚れてもいいやつ。替えはたくさん。

 

履きなれたスニーカー→動きやすく汚れてもいいやつ。ぺたんこローカットが望ましい。

 

タオル→首にマフラータオルを掛け、ラバーバンドやリストバンドで留めるスタイルが主流。私はキュウソのネズミくんヘアゴムで留める派。

 

ラバーバンド→物販で500円くらい。好きなバンドのラババンを付けてアピろう。

 

 

 

 

③ 雨天時の持ち物

 

ゴミ袋などの大きいビニール袋→クローク等がなく、レジャーシートに荷物を置いていかなければいけない時に。持ち物をデカいゴミ袋に詰めてからリュックに入れ直し、さらにリュックの上にもゴミ袋を被せることで浸水を防げた。

 

ビニール袋やナップザック→着替えた時、濡れた衣類などを入れる用。

 

バスタオル→濡れた荷物や体を拭くのに。

 

スマホ密封ケース→便利!オススメ!100均のでも、ジップロックでも。

 

 

 

 

④ 雨天時の服装

 

レインコート・レインポンチョ→100均でもなんでもいいけど、モッシュで背中ビリッビリになってる人もいたので、古すぎないやつがいい。

 

レインパンツ→履いてる人少なかったけど超オススメ。濡れた芝生にそのまま座れる。

 

替えのTシャツ・ズボン・靴下・靴

 

 

雨フェスで服の替えを持っていくときは、最後に新しいやつに着替えてそのまま帰れるように、Tシャツ・ズボン・靴下は、最低でも1つずつ真新しいのを取っておくと快適。

 

始めから長靴を履いていって、帰りに清潔なスニーカーやサンダルに履き替える人もいます。スニーカーで行って浸水しまくったから、今度真似してみようっと。

 

 

 

 

⑤ オススメしない持ち物・服装

 

折りたたみ傘→会場に着くまでなどには使えますが、会場では邪魔になるので広げられません。

 

おだんご→後ろの人が見えづらくなります。

ポニーテール→頭動かすと周りの人を直撃します。後ろの人の口に入ったりもするので、衛生上やめたほうが。

 

スカート→フェスは痴漢がめちゃくちゃ多いです。手突っ込んでまさぐられる覚悟があればどうぞ。マキシは裾踏まれてもよければどうぞ。

 

× ヒール→足首ひねります。

 

× サンダル→足踏まれて骨折っても自業自得です。雨フェスのとき履く人もいますが、そのままモッシュピット入ってくると踏まれ放題なので要注意。

 

マスカラ→汗や雨でパンダになります。

 

デカすぎるピアス→引っかけてちぎれないか気遣うので、モッシュピットに突っ込む人はできれば事前に取ってください。

 

デカいバッグを持ち歩くモッシュピットにデカいバッグ提げてきて、押し潰されるたび睨んでるお姉様がおりましたが、自業自得です。邪魔なの持ってくるほうが悪い。かさばらないものにするか、大きい荷物は置いてくるか、ゆとりのある後方で観ましょう。

 

高い財布→サマンサの財布を雨でびしょびしょにしてるお姉様がおりました。サマンサがかわいそうです。カード類もなるべく置いてこよう。

 

 

 

 

 

 

マスカラやデカいピアスはあまりフェス向きではないと書きましたが、ダメってわけじゃないです。後ろの方でのんびりビール飲みながら楽しんだりする人は全然アリ。オシャレな格好をして仲間たちとワイワイ踊るフェスも素敵だと思います。

 

だけど、あまりに大きいバッグを持ったりサンダルを履いたり裾踏みそうなマキシワンピで前列に突っ込んでこられたら、何があっても自業自得です。

 

ライブの前列はサバイバルです。モッシュピットは戦争です。花冠オフショルマキシワンピにサンダルなんかで突っ込んだら、間違いなく2秒で死にます。痴漢されようが痣できようが踏まれて骨折しようが自業自得です。

 

私は全力でモッシュピットにも突っ込みたいので、最低限のマナーとして多少ダサくても武装していきます。自衛のためにも、人に迷惑をかけず楽しむためにも。

 

気兼ねなくオシャレしたい人は芝生かスタンディング後方ゾーンへ、前へ行きたければ動きやすい格好で。TPOをきちんと抑えましょう。

 

 

 

あとは水分補給をちゃんとしたり、ゴミをトイレに置いていかないとか、分別するとか、物販で横入りしないとか、最低限のマナーを抑えていればオッケー。

 

ライブ中に具合が悪くなったら近くのスタッフさんに知らせるか、「具合が悪いので通してください」 と周りの人に言えば押し出してもらえたりします。

逆に具合の悪い人や落とし物を見かけたときは、スタッフさんに知らせてあげましょう。

それ以外に体調不良になったときは、無理せず救護室で休みましょう。

 

 

素敵なロックフェスを過ごせますように。

あおでした。

 

 

顔ファンなんてクソ食らえだ

「ドロスはカッコいいから好き」 って言うと、120%顔ファンだと思われる。違う。顔も好きだけどそうじゃないんだ。顔も好きだけどさ。

 

[Alexandros] が本当にカッコいいのは、端正なルックスでも、スタイリッシュな衣装でも、英語と日本語を巧みに編んだ曲ですらなくて、その 「生き様」。

 

 

特にボーカルの川上洋平さんは、フロントマンになるために生まれてきたような人。産声とか絶対 「愛してるぜ!」 だったでしょ。

 

[Alexandros] の目標はただひとつ、世界一。具体的には グラストンベリー (イギリスの音楽フェス) でトリを飾ること。世界的なフェスに日本人が出場するだけでも前代未聞なのに、そのトリをやらせろときた。

 

ドロスの凄いところは、お客さんがほぼ1人もいないような路上ライブ時代からずーーーっと世界一しか見ていないこと。

インディーズですらないバンドが 「俺らは世界一になる!」 なんて言っても誰も間に受けなかっただろうな。

 

そんな時期に 「オンリーワンじゃクソくらえだ ナンバーワンがいい」 という歌詞を書ける凄さ。何言ってんだコイツらって笑われたと思う。でも着実にのし上がっていこうとするんだからホント凄い。

 

 

大学時代組まれたバンドは就職しても芽が出ず、4人で同じアパートに住み、仕事が終わったあと朝まで練習する日々を続ける。長い下積みを経て 「インディーズ市場最後の大物」 と言われながらメジャーデビューしたのは2015年。たった2年前。

 

その2年で海外進出も果たし、日本のフェスに出ればメインステージを任され、武道館も幕張もソールドアウト、オリコン1位に輝き、

 

普通のバンドならここで 「めちゃくちゃ周りに感謝し始めて、支えてくれた人たちへの気持ちをバラードにする」 時期が来る。もうほんっっと必ず来る。そしてこの時期が来ると停滞する。もしくはポリープで休養する。

 

 

だけどそうはならなかった。「当たり前でしょ、俺ら世界一になるんだからこんな事で満足するわけねーじゃん」 みたいな顔して冷静に受け止めていた。

 

それどころか最近リリースされた『kaiju』の中では 「俺はここ何年もデカい怪獣になろうと努力してきたのにこの有様だから (和訳)」 なんて言ってる。『クソッタレな貴様らへ』でも 「目的地にはまだまだ程遠い (和訳)」 と歌ってる。

 

感謝に埋もれて腐っちゃわないどころか、バリバリ飢えてるじゃん。最高。

 

 

 

あと英詞や和訳を読むとよくわかるんだけど、英語だとだいぶ攻撃的なこと言ってる。

 

たとえば『言え』。「何も言うことがないなら母ちゃんの所へ帰れ もしあるのならリングに上がってこい ツイッターじゃなくて現実世界でだよ 影でグチグチガタガタぬかしてるんじゃねえぞ (和訳)」。

か、かっけえ……。叩かれたら歌でボコボコにやり返すところ、最高にロックでカッコいい。

 

 

帰国子女ってことでイジめられたりもしたみたいだけど、帰国子女であることすら武器の一つだと思ってる、といったことも口にしていた。

 

逆境でより研ぎ澄まされていく、追い風が吹いても自分のペースを崩さない、そして着実に突き進んでいく。攻めまくる姿勢がもうたまらなくカッコいい。

 

カッコいいっていうとすぐ顔ファンだと思われるけど!顔も好きだけど![Alexandros] は、生き様がハチャメチャにカッコいいんですよ。そうなんですよ。

 

 

 

 

 

レポートの息抜きに書いたせいで、若干レポートの感じ引きずってる。引用文献の欄とか作っちゃう前にさっさと寝ます。

 

ちなみに推しは白井眞輝です。いちばん目立たない、常に眠そうなギタリストです。めちゃくちゃタイプ。しんどい。

あおでした。

 

沸騰

ハタチになってから、人生設計について真面目に考えるようになった。

 

なんとなく適当な仕事に就いてそこそこ幸せに生きるか。いろんなもの犠牲にしてでも好きな道を突き進むか。考えるまでもなく私には後者しかないんだけど、いまいち腹を据えかねていた。

 

前も書いた通り、いきなり進路を決めた。これしかないと思いつつも踏ん切りがつかなかった。貴重な学生期間を捧げて、今だってつらいのに、これ以上の苦難を強いられながら突き進んでいくのは正直しんどいと思った。

 

でも。

 

誰でもこなせるような仕事に精を出し、同じような毎日を消費して、たまにライブや旅行に出かけることで日々に色を付けながら、旧友と集まっては昔話に花を咲かし、かつて描いた夢を数えながらゆっくり歳を重ねていく、

 

そんな人生をこれから60年ほども続けていけるのか、私は。

 

嫌だ。

 

ふざけんな、人生は短い。私はだいぶ生き急いでるから、長生きはできないと思う。どうせ早死にするなら好きなことして生きてやる。

 

もちろん 「好きなことをする」 っていうのと、「好きなことだけをする」 「好き勝手にやる」 というのは意味が違う。好きな仕事をやり続けるためには頑張らなくちゃいけないことも多いし、たくさん我慢も苦労もする。楽しいことと楽なことは違う。

 

好きなことをずっとやり続けていくためなら今どんなにしんどくたっていい。そうやって20年間生きてきた。この先もずーっとそれが続くと思うと心折れそうだけど。でも。

 

なんとなく幸せに1年過ごすより、364日苦難を強いられてもすべて報われる完璧な日が1日だけあればいい。とも思うんだよなあ~~。綺麗事なのかもしれないけど。

 

 

 

ずっとモヤモヤしてたのが、[Alexandros] の『spy』を聴いたらなんだか吹っ切れた。この曲を聴きながら、刺激がないかわりに安定した毎日を送るもうひとつの人生を想像して、ちょっと、ゾッとした。

 

私はぬるま湯みたいな人生を歩むのは嫌なんだと悟った。それも嫌いじゃないけど、しんどくたって好きなこと全力でしていたい。そっちの方が幸せだ。

 

 

社会人から見れば、私の考えはすっっごく甘くて青いこともわかってる。無謀だってわかってる。でも反対されたぐらいで諦められる夢って、夢じゃなくてもう気の迷いとしか呼べないと思う。

 

実際、夢ってほど大それたことじゃない。不器用で要領のよくない私には手が届かないってだけで。他の人から見たらつまらないかもしれない。そんなん知るか。私が楽しければいいんだよ。

 

幸いなことに私の周りの人たちは、私が言い出したら聞かないのを知ってるから、よくわからないけど頑張ってみたら?と言ってくれる。ありがたい。

 

綺麗事でも遠吠えでもどう思われたっていいよ。このままぬるま湯に浸かってるつもりはないんだよ。歩幅合わせてうだうだやってる場合じゃないんだよ。ねえ。

 

 

 

文章にしたら超すっきりしました。はーーーがんばる。

あおでした。