あおいろ濃縮還元

虎視眈々、日々のあれこれ

All Our Yesterdays

back numberを2年ぶりに観てきました。ワンマンだと3年ぶり。

 

今回はいつものライブレポとは違って、バリバリ私情挟みまくるので、「あんたのエピソードは別に聞きたくない」 って方はさよなら。ネタバレ見たくない方はツアー終了までお待ちください。

 

 

 

 

All Our Yesterdays Tour 2017、通称AOYツアー。前も書いた通り、ライブはこれが人生初だという親友を連れていきました。

(http://bloomsky.hatenablog.com/entry/2017/02/28/214022 ←過去ブログ参照)

 

 

私自身、初めてのライブはback numberだった。あれからライブの楽しさを知り、いまでは年に10本以上参戦するライブ馬鹿に成り果てた。

 

そこまでいかなくても、ライブの楽しさを知ってもらえたらいいなぁと思った。世の中にこんな楽しいエンターテインメントがあることを。

 

 

 

 

 

 

 

 

ふっ、と暗くなる照明。歓声とともに席を立ち上がるオーディエンス。座席のあるライブは久しぶりで、なんだか嬉しくなった。

 

オープニングムービーが流れる。「All Our Yesterdays Tour 2017」の文字が写し出されたのを最後に、映像が消え、ムービーを投影していた網状のスクリーンの向こう側にメンバーの姿が現れた。

 

ひときわ歓声が高まるなか、網状のスクリーンはおろされたまま1曲目の『はなびら』が始まる。

 

 

 

2017 5/13 セットリスト

1. はなびら

2. 高嶺の花子さん

3. 003

4. そのドレスちょっと待った

5. 花束

6. クリスマスソング

7. fish

8. 黒い猫の歌

9. アップルパイ

10. MOTTO

11. SISTER

12. 幸せ

13. 助演女優症

14. 恋

15. ハッピーエンド

16. 君の恋人になったら

17. stay with me

18. 光の街

19. 繋いだ手から

20. 青い春

21. スーパースターになったら

En1. 世田谷ラブストーリー

En2. 日曜日

En3. 海岸通り

 

 

スクリーン越しに back number がいる。大好きな back number のワンマンに、いま、大好きな友達といる。いきなりこみ上げてきそうになってぐっとこらえる。

 

網状のスクリーンに投影された3Dの照明がキレイだった。駆け巡る照明の向こう側に時折見える3人 (+バンメン) の姿。最上級のチラリズム

 

 

『高嶺の花子さん』が始まると同時にスクリーンは取り払われ、メンバーの姿が完全にあらわになる。

 

ステージ左右に配置されたモニターには、メインカメラの映像。上に設置された横長のモニターは3分割になっており、3人の姿がそれぞれ映しだされる仕組みになっていた。私は熱烈に小島和也を推しているので、和也さんのモニターを重点的に追いかけた。

 

 

『003』。コーラス箇所でもないのに 「抱きしめて 爪を立てて 薄い膜から」 の部分を口ずさんでいた和也さんにノックアウト。えっっろ。

 

 

ベース&コーラスの和也さんは、コーラス以外のところも結構口ずさんでいたし、ドラムの寿さんはマイクもないのに大きく口を開けて歌っていた。自分たちの曲、大好きなんだなあ。

 

 

『花束』『クリスマスソング』『fish』と畳み掛けるようにヒットチューンが続き、MCへ。

「和也はさ、トゥースとかやんないの?」 といきなり無茶ぶりを始める依与吏さん。

 

和 「やんないでしょ?!俺そういうキャラじゃないし」 

依 「和也のトゥースから曲始めるよ。それとも別のがいい?」

和 「トゥースで入れるような曲じゃないよね?!」

客 (拍手)

和 「拍手じゃないよ!だって次なんの曲か、みんな知らないでしょ?」

依 「色でいえば黒だね。動物でいえば猫。なにかっていうと歌」

和 「なんで言っちゃうの?!」

依 「いいんだよ別に~!トゥースが嫌なら他のやつでも~ (悪そうな顔) 」

和 「……いや、じゃあトゥースがいいです」

依 「チッ」

和 「チッてなんだよ!!はぁ……折れるな俺、折れるな俺~……」 「トゥース!(キメ顔)」

依 「…………」

和 「曲始めろよ?!!」

依 「いや、なんか、思った以上にカッコよかったから………まあいいや、曲いきまーす!『黒い猫の歌』!」

 

若かりし頃トガりまくっていた和也さんをこうもバカにできるのは依与吏さんくらいだ。依与吏さんがいない飲みの席では手がつけられなくなるらしい。依与吏さんにしかコントロールできないのだ、このベーシストは。

 

 

 

 

うろ覚えだけど確か『MOTTO』は、むせるほど色っぽいベースソロから始まった。表情も何もかもエロくて、終始 「うわ、えっっろ………」 と思っていた。さっきまで無邪気に笑ってたくせになんで急にこんなエロっちい顔するんだ?ギャップの緩急、いい加減にしてくれ。

 

 

 

 

『SISTER』には、個人的にものすごく思い入れがある。大学受験のとき、勉強がつらくなるとシャーペンを置いてじっくりこの曲を聴いた。

 

目指した雲はずっと高くて 夢見た島は遥か遠い場所だと知ってて わかってて踏み出してきたんだから」 という歌詞に何度となく救われた。この曲と、隣で肩を揺らしている親友が、受験期の心の支えだった。

 

費やしたすべてが意味を持つその時」 とは、いまこの瞬間なのではないか。ありきたりだけど、ここまでこれて良かったなあ。

 

 

 

 

『幸せ』『助演女優症』『恋』『ハッピーエンド』と、身を切るようなラブソングが続く。男友達を好きになってしまったことも、セフレになったこともないのに泣きそうだった。経験したことがなくても共感させてしまうんだから、依与吏さんのソングライティング術はすごい。

 

 

『君の恋人になったら』。カップリングとは感じさせないほどの存在感。

メンバー全員とにかくニコニコしてて、ハッピー感すごかった。歌詞はアンハッピーだけど。ライブでは『アップルパイ』と似たような立ち位置になるんじゃないかな。イントロが鳴った瞬間みんな笑って跳ねだすような。

 

 

 

 

『stay with me』でしっとり落ち着き、『光の街』が始まった時には息をのんだ。SISTERの次に好きな曲。

 

君は知っているのだろうか こんなにも救われている僕を こんなにも世界が輝いて見えてる事を

 

この部分を聴くとき、思い出すのは親友のことだ。光の街を初めて聴いた3年前からそれは変わらない。

 

放課後いつまでも繰り広げていた他愛ないおしゃべりに、私がどれだけ救われていたか、彼女は知らないだろう。嫌いだった高校に通い続けたのは、あのほんの数十分を過ごしたかったからだった。あの数十分が、私の暗い学生生活を色づけていた。

 

 

今 君の見ている空や街は どんな色に見えているんだろう

 

隣で肩を揺らす彼女が、私と同じことを考えているとは思わないけど、同じ景色を見ていられるだけで胸がいっぱいだった。あの頃まだ無名だったバンドのライブに、あの頃ずっと一緒にいた親友と来ている。じんときた。

 

 

 

 

 

本編ラストは『スーパースターになったら』。ここ数年で back number は本当に 「君がどこの街に住んでいても 遠くからでもよく見えるような光」 になったと思う。

 

 

 

 

印象的なMCをしたのはどこだったか。本編かな?アンコールで登場したあとだったかな?全然覚えてないけど、こうしたことを依与吏さんは言った。

 

「出会わなければよかったって思われるようなバンドにはなりたくない。思い上がることも、調子に乗ることもあるけど、みんながCD買ってくれたりこうしてライブに来てくれる愛情の上にあぐらかいてるつもりは無いから。けんしょ……謙虚になってもっと頑張ります。俺たちを見つけてくれてありがとう」

 

目を潤ませながらそう伝えてくれた。

 

 

見つけてくれてありがとう、なんて。いつも聴いてくれてありがとうとかじゃなく、見つけたこと自体に感謝してくれるミュージシャン、私は依与吏さん以外に知らない。

 

3年前の私のライブレポによると、そのときも依与吏さんは 「見つけてくれてありがとう。俺たちが大切にするから」 と鼻をすすりながら言っていたらしい。

 

大ヒット飛ばす前から、back number の芯は全くブレていない。初心をちゃんと抱きしめたまま、着実にスーパースターへの階段を上っている。

 

売れたからっていきなり洒落たブランドの服を着始めるでもなく、先輩風を吹かすでもなく、謙虚であろうとする姿勢がたまらなく好きだ。

イマドキの中高生にだけじゃなくて、誰もが認めるスーパースターになるその日まで、どうか追いかけさせてください。

 

 

 

 

ラストに『海岸通り』を持ってきたのにはニヤッとした。ベストアルバムに入っていないインディーズ曲だから、ピンときてないファンも多かったけど。

 

このまま時が流れれば きっと忘れるんだろうな 君がそれでいいのなら

実は僕 嫌なんだよ

 

「All Our Yesterdays Tour」 なんて過去を清算するようなタイトル銘打っておきながら、未練タラタラなこの歌を持ってくるあたり。最高。

 

二人窓の形をした 海岸線の絵を 笑って眺めてた日にもう一度帰ろう 君と一緒に帰ろう

 

 

高校時代を支えてくれた曲たちが、まったく色褪せることなく、むしろ輝きを増して出迎えてくれた。そんなライブだった。親友と一緒に、あの頃に帰れた気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

余韻にどっぷり浸ったまま、すっかり暗くなった会場の外に出る。ピンクや青へと少しずつ色を変えていくオブジェが、あちこちで光を放っている。

 

自撮りをする人々の波を掻き分けながらベストアングルを探す。「ピンクか紫のときが映えるよ」 「ほんと?よく撮れてるじゃん!それあとで送っといて!」 なんて話しながら、あ、と気づく。

 

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今 君の見ている空や街が 同じように輝いてるなら 探し物を僕はもう見つけていたんだろう

 

 

『光の街』の1節が、頭の中で躍る。

 

 

 

光るオブジェが建てられてるのって、もしかして、擬似的に 「光の街」 を作るため……?

 

 

『光の街』を聴けただけでも幸せなのに、まさか本当に 「光の街」 を歩けるなんて。それも親友と。うわあああ、ほんっっっとに一緒にライブ来れてよかった…………。

 

感極まって黙りこくる私に彼女は言う。

 

「楽しかったね。本当に来れてよかった」

 

 

あ~~もうそんなんズルい!!なんだよ同じこと考えてたんじゃん!!!同じように輝いてたんじゃん!!!!探し物見つかっちゃったじゃん!!!!!!

 

 

 

私が男だったらうっかり恋に落ちてた。危ねえ。

こんな長文、最後までスクロールしてくれてありがとうね。ライジングサン、是非またback number 観にいこうと思います。またレポ書かせてね。

あおでした。

 

余裕

余裕が、おそろしく、ない。

資格勉強を始めてから、生き延びるのがやっとで。慰めてほしくはないけれど、愚痴を吐き出させてほしい。既読スルーで構わない。

 

 

腹はとっくに決めていたが、いざ飛び込んでみると身を切るような辛さだ。遊ぶ間も、寝る間も惜しい。彼氏か時間のどちらかを授けると言われたら迷わずに時間が欲しい。

 

 

伝染したきり買い換えることもできずにいるストッキング、引きつった口角、重たいリュックの背負いすぎで軋む肩、そのどれもに泣きたくなるけど、泣く余裕もない。

 

 

もちろん笑う余裕もない。いつもなら笑って許せることに、突き放したような言葉しか、引きつった真顔しか返せない。私に余裕がないのは私のせいだから、他人まで傷つけてしまうのはなるべく避けたいのに。そして他人を傷つけた10倍は自分も傷つく。不甲斐ない。

 

 

なによりも笑えないことが、笑えないことで誰かを不安にさせてしまうことが、たまらなく辛い。自分がしんどいのは自分のせいだし、自己嫌悪でもしてれば済むけど。

 

 

どんなに辛いことがあっても悟らせずに笑っている、小渕さんみたいな人は本当に強いなあと思う。私なんかただの愚痴と不機嫌垂れ流しマシーンで、本当にごめんな。

 

 

せいぜい生き延びてやります、あおでした。

 

 

回遊魚

埋まりきらない宿題と、1日中駆使しまくったおかげで充電しどきなウォークマンと、明日はバイトなのに時計に表示された 「3:15」 の数字が不安で不安で眠れないので、一切合切吐かせてくれ。

 

 

 

アイデンティティは根性のある所だと自分で思っているから、ぐうたら過ごしているとなんの取り柄もないクズである気がする。

 

なにかに打ち込んでいないと、自己嫌悪の波に溺れてしまいそうになる。だから忙しくのめり込んでおらずにはいられない。泳ぎ続けないと死んでしまうマグロのように、たぶん頑張ることをやめたら海の底で朽ちてしまうのだと思う。

 

 

 

こんな強迫観念に駆られて生き急いでいるような人間だから、わかってもらえないことがある。正直知ったこっちゃない。

 

私がなにかをする際の判断基準は、「過去の私に誇れるか」「未来の私に誇らしく思ってもらえるか」どうかだ。究極的には、自分以外興味ない。私の人生を肩代わりしてもくれない人の意見聞いてる場合じゃない。

 

あ、あくまで重大な決断に関しての話であって、ちっちゃな悩みはウザいぐらい相談するし意見聞きまくります。

 

 

 

こんな頑固者だから疎まれて構わないし、わかってもらわなくてもいいけど、過去の自分にだけは 「そんな人にはなりたくない」 って思ってほしくない。未来の自分にだけは 「あんなことするんじゃなかった」 なんて後悔してほしくない。

 

逆に言うと、自分だけがわかってくれればいい。誰に理解されなくても褒められなくても、「頑張ったな」「カッコいいことしたな」 って自分で思えればいい。

 

 

 

あんな無茶をしたらあの子には嫌われてしまうかもしれないけど、未来の自分はきっと誇らしく思ってくれる。そんなふうに他人ではなく自分の目を気にして誠実にやっていけたらいいなと思っている。

 

 

自分の歩く道ぐらい自分で選ぶし、迷ってもなんとかしてやる。今に見てろよ。と、思っている。とりあえずは。努力とか才能に自信がないぶん、せめて気合いだけでは負けたくない。

 

 

寝ますね、あおでした。

 

一心同体

シングル発売まで取っておこうと思っていた『心』のMVを、ちらりと見てしまった。いろんな想いが溢れて止まらなくなって、何度も再生ボタンを押した。

 

 

NAOTOさんやチームラボと近々何か大きなことをやるのではないか、というのは薄々察していた。予想していたのに、いい意味で大きく裏切られた。

 

予想をはるかに上回るのがコブクロの得意技なら、それを全力で受け止めるのがコブファミの返し技だ。というわけで、長ったらしい感想書きます。

 

かっこいいとか、すごいなんて言葉で納めたくない。だから忘れないうちに、私なりの解釈を書きたい。

 

あくまでも私個人の見解であることをご了承ください。

 

 

 

 

 

 

 

『心』は、映画『ちょっと今から仕事やめてくる』の主題歌である。

激務に追われ疲れ果てた主人公が、電車のホームに落ちかけるところから物語は展開していく。

 

小渕さんのサラリーマン経験を生かして書き下ろされたこの歌に、黒田さんが考案したというMVは、そりゃもうとてつもない奥行きを与えている。

 

 

コブクロ『心』MV
コブクロ 心 - YouTube

 

 

波打つ壁に囲まれ、ひとり孤独に舞うNAOTOさん。「君は僕の心」 と歌うサビに差しかかると、スポットライトが当てられ、白い服をまとった姿がくっきり浮かび上がる。社会という険しい荒波に揉まれる 「心」 を表しているのだろうか。

 

 

ところでこの曲では、自分の 「心」 のことを 「君」 と呼んでいる。体と心は文字通り一心同体で、どちらかがはぐれてしまってもいけない。

 

君を守れるのは 僕しかいないのに

そこから動けない君を置いて 僕はドアを閉めた

 

いわゆるブラック会社に使い捨てられようとしている映画の主人公と、歌詞がリンクする。このままでは壊れてしまうと気づいているのに、心をそっと奥底に閉じこめて見ないふりをする。そんな光景が浮かぶ。

 

 

 

1番が終わり、2番になると、全身黒で身を包んだ小渕さんが登場する。サビでは、これまたオールブラックで固めた黒田さんが現れる。

 

……個人的には、小渕さんに革ジャン、黒田さんにロングコートを着せてくれたスタイリスト大村鉄也氏にノーベル賞を贈りたい。

 

40歳を迎えたのになぜか若々しくなっている小渕さんと、逆に色気ダダ漏れの黒田さんも見所のひとつだと思います。

 

 

2度目の 「君は僕の心」 で、再度映し出されるNAOTOさん。黒ずくめで向かい合うコブクロのふたり。その合間を埋めるように踊る白色。光と闇、体と心のコントラストが、際立つ。

 

偽らない君をずっと この胸に抱きしめていたい」 と、淀みなく前方を指さす黒田さん。位置的には小渕さんをまっすぐ指さしているように見えるけど、私は 「心」 = NAOTOさんを指さしたのではないかとも思った。

 

離ればなれになっていた体と心がひとつになる。心にひそむ弱さと向き合ってはじめて、自分を認めることができる。

 

コブクロ、NAOTO、チームラボという大型コラボが生み出したこのMVは、そうしたことを伝えてくれた気がする。

 

仲間とコラボをする、というのは、仲間内でのノリに留まって自己満足で終わることも多い。でもコブクロは、コラボやタイアップで誰かと合わさったときにこそ、何倍にも何十倍にも力を発揮する。これがプロ同士の仕事ですね、おみそれしました。惚れ直しました。

 

 

 

 

最初に触れた通り、この映像の発案は黒田さんだという。近頃は曲以外のジャケットやアートワークや広報など、黒田さんが鮮やかなアイディアを持ちこんでくることが多い。

 

黒田さんの歌声を最大限に引き出すために、小渕さんは100点の曲を作る。その曲を120点にするために、全身全霊かけて歌う。そんな共依存の最大形態をもって、コブクロはずっと新しいものを生み出してきた。

 

互いの良さをどこまでも引き出しあえる、まさに 「一心同体」 なふたりだからこそ、たどり着けた境地。『心』は、そんな曲だと思う。

 

 

 

 

 

 

カップリングも楽しみ。あおでした。

 

衣替えの、時期

趣味嗜好も衣替えをする。

 

季節の境目、長袖から半袖へと切り替わるように。去年まで着ていたセーターが今年はよく思えないように。

 

衣服とおなじように、趣味嗜好もまた、年を追うごとに変わっていく。

 

 

 

 

たとえば私は、苦手だったタマネギと長ネギが急に食べられるようになった。生タマネギのサラダも冷奴に載っかる長ネギも、もう普通に食べられる。

 

逆に甘ったるいジュースが飲めなくなった。大好きな炭酸ジュースを甘すぎると感じるようになって、今はスプライトとジンジャーエールウィルキンソンしか飲めない。

 

 

 

本当にゆっくり、あるいは突然、これまでの趣味嗜好では合わないと感じるようになる。

 

 

 

安全地帯やコブクロなどを聴いて育ったおかげで、前までの私はJPOP、特にバラード至上主義だった。アコギの音とやさしいメロディーに何よりも安心感を覚えた。

 

だけど最近は、エレキギターとベースとドラムが縦横無尽に絡みあう邦ロックこそが最高だと思うようになっている。コブクロを好きなことはきっと半永久的に変わらないのだけど、ほかのJPOPでは物足りなく思う。

 

ぎゅうぎゅうに押しあいながら片手を突き上げる、狭いハコでのライブでないと物足りない。座席ありも好きだけど、オールスタンディングで揉みくちゃになって筋肉痛になるまでがライブの醍醐味、な気がする。

 

 

 

人間関係を衣替えにたとえる人もいる。これまでの感性では合わなくなる人がいて、わかりあえるようになる人がいる。

 

 

 

変わっていくのが怖かったけど、変わっていくのが普通のことなんだ、たぶん。1年中半袖じゃいられないのと同じで。

 

春は衣替えにうってつけの季節です。いろいろ。

あおでした。

fun time HORIDAY 6

ニゾンピロウズの対バンを観た。

愛すべきエゴイストたちによる美麗なステンドグラス。そんな夜を、観た。

 

『fun time HORIDAY 6』という、ユニゾン主催の企画。Zepp Sapporoで行われる初回公演に母と参加した。 

 

(本文はがっつりネタバレを含んでおります。MCは記憶を頼りに書いているので、言い回しや前後関係など微妙に違います。)

 

私はセトリ予想が得意なんだけど、ユニゾンのはまるで読めない。有名な曲ちょこっとやって、あとはマニアックなの多いんじゃない?と好き勝手に話す。「大さじと小さじの歌聴きたいな~」「歌わないでしょ!それよりインスタントエゴイスト歌わないかなぁ~」なんて語り散らした。

 

(ちなみにガチャではお目当てのしょくぱんくん、ふっくら仕上げ、しょくぱんちゃんをゲット。下はパスケースとラババン)

 

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トップバッターは the pillows。田淵さんが敬愛するバンド、という情報以外は一切入れずに行ったのだけど、超かっこよかった。長年ロックンロールに奉仕してきたバンド特有の風格が色濃く漂っていた。歌詞がぐっときて泣きそうになったりもした。

 

でもこのへんの記憶があんまりないのでMCだけ書く。セトリも省く。各自拾ってきてくれ。ごめんな。

 

「イェェーーーイ!!!空前絶後のォォ!!!UNISON SQUARE GARDENを愛しィ!!!なぜかユニゾン田淵に愛されたバンドォォォ!!!サンシャインピロウズ!!!!」

いきなりネタぶっこむさわおさん。しかもガチな声量。さわおさん並びにピロウズを一瞬で好きになってしまった。

 

 

「僕ら持ち時間が12、13曲くらいなんですよ。でも田淵くん、何曲リクエストしてきたと思います? 20曲ですよ!なので今日は田淵くんリクエストの曲しかやりません」

「みんな有名な曲とか予習してきたでしょ?でもそんなの1曲もやんねえからな!田淵くんが許してくれるわけないじゃん!ピロウズ愛が重すぎるんですよ、田淵くんは」

大好きなバンドと仲良くなって、自主企画に呼んだうえ全曲リクエストやらせるって、田淵さんはバンドマンの夢叶えすぎでは。

 

 

更にさわおさんの口から、「こないだ田淵くんとサシで飲んだとき、酔っ払って『僕ほんとに斎藤くんが大好きなんですよ』ってずっと言ってきて」 という衝撃発言。

斎藤くん (ユニゾンのボーカル) 好きなのは見りゃわかるけど、酔っ払って言っちゃうってことは日頃から思ってるんだろうし、にしても大先輩相手になに言ってんだよ。ほほえましすぎるわ。

 

  

ピロウズは今年で結成28年になります。ピロウズと同じように歩んでいくとすれば、ユニゾンもあと10年20年は続くはず。お前らいいな!あと10年20年は楽しく過ごせるぞ!」

 

この先数十年、ユニゾンや他バンドのライブに足を運んで歳を重ねていけるなら、そんなに幸せなことはない。ライブ通いを若気の至りじゃなく、これから先も生き甲斐にしていけたらいいなあ。

 

 

 

 

 

 

ピロウズが袖に消えると同時に、続々運ばれてくる見慣れたバンドセット。お馴染みのSEが流れはじめ、いよいよ UNISON SQUARE GARDEN がはじまる。

 

4/21 セットリスト

1. メッセンジャーフロム全世界

2. 桜のあと (all quartets lead to the?)

3. Silent Libre Mirage

4. プロトラクト・カウントダウン

5. instant EGOIST

6. 23:25

7. 光のどけき春の日に

8. デイライ協奏楽団

9. フルカラープログラム

10. 徹頭徹尾夜な夜なドライブ

11. 場違いハミングバード

12. mix juiceのいうとおり

En1. Runner's High Reprise

En2. アトラクションがはじまる (they call it "NO.6")

 

 

1曲目、「大さじと小さじの間の気持ちいいところをついていく」 と斎藤氏が歌いはじめ、息をのんだ。聴きたいけど歌わないよねって話していた『メッセンジャーフロム全世界』。セトリの予想ナナメ上突くのうますぎるんですよ、ユニゾンは。小憎い。好き。

 

 

『桜のあと』が始まったとたん加速していくモッシュ。激しいの覚悟で5列目あたりにいたけど、ライブ慣れしてなそうなご婦人がぺしゃんこにされたのを目の当たりにし、比較的安全なゾーンへ移動する。ライブは臨機応変が求められる。いくら楽しくても倒れちゃったら元も子もない。

 

 

なんと5曲目は、もっとも聴きたかった『instant EGOIST』。出だしの 「君をストップモーション」 の歌声からしてシビれるし、なにより歌詞が好き。

 

ライブを一人ひとり自由に楽しんでほしい、というのがユニゾンの基本スタンス。みんなが同じタイミングで手を振るより、思い思いにリズムに乗るほうがいいという田淵さんの想いが、この曲から伺える。

 

ほら足を鳴らしちゃって ほら指を鳴らしちゃって やり様はいくつだってあるよ

『さあ 手を叩こう』? 気持ちがどうも乗らないなら 地蔵さん、そんぐらいは、許されて?

 

みんな一斉に手を叩くより、好きなように体を動かすほうがいいし、動きたくなければ地蔵 (=ライブで棒立ちする人のこと) になってもいいという。確かにユニゾンのライブは、自由に手を振ったりステップを踏んだりする人ばかりだ。

 

ああ それでもふぞろいに出そろった 心ステンドグラスはキレイだろう?

 

みんなが好きなように音楽を楽しむ。その光景を、ふぞろいのステンドグラス、と表現するのいいなあ。ステージからは (というか田淵さんには) そんなふうに見えるのかな。

 

ニゾンのライブにて、それぞれ好きなように楽しく動く、愛すべきエゴイストたちが好きだ。塗り残しひとつない絵画もキレイだけど、色とりどりに光るステンドグラスだって美しい。ということをこの曲は言いたいんだろうと勝手に思っている。

 

『instant EGOIST』からの『23:25』という流れもなかなか小憎い。

 

MCにも触れよう。さわおさんが話していたくだりを汲んで、「お前、俺のこと好きらしいな?」 と田淵さんに不敵な笑みを向ける斎藤氏。客席から黄色い悲鳴があがる。胸に重ねた両手を上下させてドキドキジェスチャーしてみせる田淵さん。

 

シンバルを叩きはじめた貴雄さんに、「怒んなって、俺は貴雄が好きだから」 とほほえむ斎藤氏。ドォン!!とドラムを叩くたかお。強まる黄色い悲鳴。ドキドキするたぶち。……ユニゾンは不仲だって言い張ってるのどう考えても嘘。

 

 

徹頭徹尾→場違いハミングバード→ミックスジュースと盛り上がる曲が続いてゆき、本編は終わりを迎える。

 

アンコール1曲目の『Runner's High Reprise』は、「ユニゾンピロウズ好きなくせに似てる曲がひとつもない」 というさわおさんの直談判から生まれたコテコテのパクリ曲。音源化も考えているらしい。公認とはいえ著作権が心配。

 

 

ラストは 『アトラクションがはじまる (they call it "NO.6")』。タイトルの通りこの曲では 「Oh, NO.6!」 と掛け声が入る。

「fun time HORIDAY 6」 とかけて、セトリのどこかには入るだろうと思っていたけど、最後の最後にぶち込んでくるひねくれっぷりがユニゾンらしい。一筋縄じゃいかさない素敵なロックバンドだ。

 

そんなわけで、ここ札幌にて始まった fun time HORIDAY 6 は、ツアーの開幕宣言をもって終演を遂げたのだった。

 

 

 

 

スタイルは違えど、ユニゾンにはピロウズの血が脈々と流れていることを実感したライブだった。田淵さんはあまり客席を見ておらず、ときどき2階席を仰いでいた。2階席でピロウズがユニゾンのライブを観てくれていたらしい。

 

好き勝手に肩を揺らしたりジャンプしたり手を突き上げるのは、いちエゴイストとしてものすごく楽しかった。近年稀にみる楽しさでした。

またきます。あおでした。

 

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忙しい自慢 #とは

「はいでた忙しい自慢(笑)」 などと言われることが本当にもうめちゃめちゃ嫌いである。

 

そもそも忙しい自慢ってなんだ??忙しいアピールを聞いて羨ましいなんて思う人いるのか??え~そんな忙しいんだ~羨ましい~💞 なんて誰も思わないだろ??

 

私も普段から忙しい忙しい言っちゃうほうですが、自慢なんて言われるとムカつく。じゃあお前が同じ状況に陥ったら愚痴一つ言わないで涼しい顔してられんのかよいっぺん代わってみろよ、って思う。

 

そう、私の言う 「忙しい」 は、単なる 「愚痴」 である。弱音も吐かずにニコニコしてられるほどよく出来た人間じゃない。友達にはあんまり言いたくないから、ネットで言ったりする。愚痴を言うだけで結構スッキリするので、特に慰めたりとかはしなくても勝手に満足する。愚痴を言うことは私にとって、ストレス発散法のひとつだ。

 

だから、愚痴のつもりで口にしてるだけだから、「忙しい自慢」 とか 「寝てない自慢」 とか言われるとイラッとくるんですよ。ストレス軽減どころか倍増ですよ。うるせえよ。

 

宿題がしんどいから愚痴ってスッキリしたいし、寝る暇がないから嘆いてちょっとでも楽になりたいし、それを 「でた自慢(笑)」 って嘲笑ってくるやついるじゃん??

 

じゃあどうすりゃいいの??ルーズリーフに愚痴書いてライターで炙って燃えカスを庭にでも埋めりゃいいのか???

 

中にはドヤ顔でアピールしてくる、純粋に 「自慢」 したい人もいるんだろうが、私のは純正の愚痴である。勝手に言って勝手にスッとしてるだけなので、どうかほっといてほしい。

 

 

 

っていう、愚痴を批判されることに対する愚痴でした。スッキリしました。午後の講義がんばります。

 

あおでした。